象の導き/Elephant Guide

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おまけ付きの[[クリーチャー]][[強化]][[オーラ]]。
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おまけ付きの[[クリーチャー]][[強化]][[オーラ]]。[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]されているクリーチャーが[[死亡]]したときに[[]][[トークン]][[生成]]する。
一般的に[[オーラ]][[カード・アドバンテージ]]を失う可能性が高いためあまり使われないのだが、これは[[]]に出ることさえできれば[[除去]]された場合でも代わりの[[トークン]]を出してくれるため、[[アドバンテージ]]の面で不利になりにくい。
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しかも[[ステロイド#Odyssey|幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]という相性のいい[[カード]]が存在したため、当時の[[スタンダード]]で[[ステロイド]]や[[白緑ビートダウン#Odyssey|白緑ビートダウン]]、[[ビースト#deck|ビーストデッキ]]などに使用された。
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*通常の[[除去]]ではなく[[バウンス]]をもって対処してやれば[[トークン]]を出させずに[[除去]]が可能。当時のスタンダードでは既に[[オデッセイ]][[獣群の呼び声/Call of the Herd]]のせいでかつてない程[[バウンス]]が溢れかえっていたため、この[[カード]]にとっては逆風だった。
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一般的にオーラは[[カード・アドバンテージ]]を失う可能性が高いためあまり使われないのだが、これは[[戦場に出る]]ことさえできればその弱点を補うことができる。しかも[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]という相性のよい[[カード]]が存在したため、当時の[[スタンダード]][[ステロイド/スタンダード/オデッセイ・ブロック期|ステロイド]][[白緑ビートダウン/スタンダード/オデッセイ・ブロック期|白緑ビートダウン]][[ビースト (デッキ)|ビーストデッキ]]などに使用された。
<!-- 逆に言うと[[ステロイド]]のような「元から青に強い」デッキ以外ではさほど使われなかった。
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ステロイドが青に強いは全く不正確。青白などに対しては基本的に弱い。 -->
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<!-- [[アドバンテージ]]を失わずに
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*面倒だからといって、墓地に置かれたこのカードを象トークンとして使わないように。[[スレッショルド]]の数え間違いなどのトラブルが生じかねない。[[トーナメント]]でも違反となることがあるので注意。
通常の除去でもアドバンテージは失いません。自分は除去カードを使って-1、相手はクリーチャーと像の導きを失ってトークンを得るので-2+1=-1。
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*[[コンピューターゲーム]]の[[Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012|Duels of the Planeswalkers 2012]]に収録された際、{{Gatherer|id=382678|新規イラスト}}が与えられた。後の[[コンスピラシー]]などに収録された際にもこのイラストが使用されている。
象の導きはオーラ特有のアドバンテージ損失を防ぐだけで、アドバンテージを得られるわけではありません。
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*[[ジャッジメント]]初出時は[[アンコモン]]であったが、[[Vintage Masters]]では[[コモン]]で収録された。これに伴い、[[パウパー]]でも使用可能となった。[[ストンピィ#パウパー|ストンピィ]]や[[ステロイド#パウパー|ステロイド]]で採用されている。
-当時の[[スタンダード]]でバウンス呪文を流行らせることになった原因の一つ。これによって出てくるトークンの除去はもとより、トークンを発生させないようにこのカードを除去するのにも使える。
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*プレイテスト時の[[名前]]は「Sleeping Muscle」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/judgment-playtest-cards-ii-2002-06-14 Judgment playtest cards II]/[https://web.archive.org/web/20080503183053/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/117 Judgment playtest cards II (Internet Archive)](Arcana [[2002年]]6月14日 [[WotC]]著、サイト改装による画像消失のためInternet Archive併記)</ref>
象の導きに対する対処としてはその通りですが、バウンス自体はオデッセイの時点で大流行状態だったので特にこれのせいと言う訳ではありません。 -->
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*これそのものが除去された場合、トークン生成[[能力]]は[[誘発]]しない。
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==ルール==
もちろん、これが付いたクリーチャーが[[墓地]]送り以外の手段で除去された場合や、これの[[プレイ]][[対応して]]の除去でも同様である。
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*「死亡」しなければならないため、[[追放]]や[[バウンス]]でクリーチャーに対処すれば[[誘発条件]]は満たされない。
*[[時のらせん]]に、これの[[グリフィン]]版の[[グリフィンの導き/Griffin Guide]]が登場した。
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**当時のスタンダードでは既に[[オデッセイ]]の[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]のせいでかつてない程バウンスが溢れかえっていたことは、このカードにとって逆風だった。
*面倒だからといって、このカードをトークンとして使わないように。
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*象の導き自体が[[除去]]された場合、トークン生成[[能力]]は[[誘発]]しない。
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**象の導きを[[唱える]]のに[[対応して]][[対象]]としていたクリーチャーが除去された場合は、そもそも[[立ち消え]]するため戦場に出ないので、やはりトークンは生成されない。
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==関連カード==
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*[[腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak]] - 同じコスト同じ[[修整]]で、トークン生成でなく[[発掘]]2によって損失を補填する。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
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*[[樫変化/Oakenform]] - トークン生成能力を持たない[[下位互換]]。([[基本セット2010]])
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*[[猪の陰影/Boar Umbra]] - 同じコスト同じ修整で、トークン生成でなく[[族霊鎧]]によってエンチャント先自体を残す。([[エルドラージ覚醒]])
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===類似カード===
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エンチャント先が死亡するとトークンを生成するオーラ。そのターン限定の[[インスタント・タイミング]]式のものは[[鉤爪の統率者/Caller of the Claw]]の項を参照。
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*[[グリフィンの導き/Griffin Guide]] - (2)(白)。+2/+2修整と[[飛行]]を得て、2/2飛行の[[グリフィン]]・トークンが生成される。([[時のらせん]])
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*[[アヴァシンの首飾り/Avacyn's Collar]] - (1)装備コスト(2)の[[装備品]]版。+1/+0修整と[[警戒]]を得て、1/1飛行の[[スピリット]]・トークンが生成される。ただし[[人間]]の死亡限定。([[闇の隆盛]])
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**[[処刑者の板金鎧/Slayer's Plate]] - (3)装備コスト(3)の装備品版。+4/+2修整を得て、1/1飛行のスピリット・トークンが生成される。ただし人間の死亡限定。([[イニストラードを覆う影]])
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**[[ダンシング・ソード/Dancing Sword]] - (1)(白)装備コスト(1)の装備品版。+2/+1修整を得て、トークンでなくこれ自身を2/1飛行[[護法]](1)[[クリーチャー化]]する。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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*[[皮膚への侵入/Skin Invasion]] - (赤)。強化でなく[[攻撃強制]]させる弱体化オーラであり、トークンでなくこれ自身が3/4クリーチャーに[[変身する両面カード]]。(イニストラードを覆う影)
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*[[魂拳の技/Soul-Strike Technique]] - (1)(白)。+1/+1修整と警戒を得て、トークンでなくあなたの[[ライブラリーの一番上]]を[[予示]]する。([[モダンホライゾン]])
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*[[狼のまとい身/Mantle of the Wolf]] - (3)(緑)。+4/+4修整を得て、2/2の[[狼]]・トークンが2体生成される。([[テーロス還魂記]])
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*[[傑士の武勇/Valor of the Worthy]] - (白)。+1/+1修整を得て、1/1飛行のスピリット・トークンが生成される。死亡に限らず[[戦場を離れる]]全般で誘発。([[カルドハイム]])
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*[[憤怒の贈り物/Gift of Wrath]] - (3)(赤)。+2/+2修整と[[威迫]]を得て、2/2威迫のスピリット・トークンが生成される。死亡に限らず戦場を離れる全般で誘発。([[神河:輝ける世界]])
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*[[ナーグルの腐蝕/Nurgle's Rot]] - (黒)。[[エターナルエンチャント]]だが対戦相手のクリーチャーにしかつけられない。1/3のデーモン・トークンが生成される。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]])
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また、これらの能力を[[クリーチャー・エンチャント]]化したものが[[授与]]である。
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==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:オデッセイブロック]]
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*[[死亡誘発#関連カード]]
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*[[カード個別評価:ジャッジメント]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:コンスピラシー]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[コモン]]
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__NOTOC__

2022年11月2日 (水) 01:24時点における最新版


Elephant Guide / 象の導き (2)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。


おまけ付きのクリーチャー強化オーラエンチャントされているクリーチャーが死亡したときにトークン生成する。

一般的にオーラはカード・アドバンテージを失う可能性が高いためあまり使われないのだが、これは戦場に出ることさえできればその弱点を補うことができる。しかも幻影のケンタウロス/Phantom Centaurという相性のよいカードが存在したため、当時のスタンダードステロイド白緑ビートダウンビーストデッキなどに使用された。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] 類似カード

エンチャント先が死亡するとトークンを生成するオーラ。そのターン限定のインスタント・タイミング式のものは鉤爪の統率者/Caller of the Clawの項を参照。

また、これらの能力をクリーチャー・エンチャント化したものが授与である。

[編集] 脚注

  1. Judgment playtest cards II/Judgment playtest cards II (Internet Archive)(Arcana 2002年6月14日 WotC著、サイト改装による画像消失のためInternet Archive併記)

[編集] 参考

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