起源のハイドラ/Genesis Hydra

提供:MTG Wiki

2022年3月13日 (日) 21:43時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Genesis Hydra / 起源のハイドラ (X)(緑)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) ハイドラ(Hydra)

あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを公開する。あなたはその中のマナ総量がX以下である土地でないパーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。その後、残りをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
起源のハイドラは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

0/0

唱えた際に、ライブラリーから土地でないパーマネント・カードを1枚戦場に出すことができるハイドラ。プチ起源の波/Genesis Wave内蔵していると言える。

ファッティ展開しながらカード・アドバンテージを稼げるためコスト・パフォーマンスは高い。戦場では実質バニラなのでフィニッシャーとしては決定力に欠けるが、ミッドレンジ系のデッキ中堅戦力として採用するのは悪くない。打ち消し単体除去に対して強く、特に忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation等の布告除去に対しては、捲ったマナ・クリーチャーを代わりに生け贄に捧げればこれを残すことができるため、それらを使うコントロールデッキにとっては非常に厳しい存在となる。

スタンダードでは、Xマナ・コストニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwakerと相性が良く、能力で追加の信心を稼げる点を買われ緑単信心でしばしば採用されている。同様の効果を持つ書かれざるものの視認/See the Unwrittenと比較されるが、こちらはコントロールデッキへのメタを意識したときに強く、プレインズウォーカー等の非クリーチャーパーマネントを採用した場合に差が出てくる。両方を採用しているデッキリストもしばしば見られる。

開発秘話

外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Plants vs. Zombiesのデザイナーを務めたGeorge Fan[2]。ちなみに、イニストラード墓所の茨/Grave BrambleはPlants vs. Zombiesを元ネタとしたカードである。

当初のデザイン案は以下のようなものだった。


非公式/非実在カード

Genesis Hydra / 起源のハイドラ (X)(緑)
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)

起源のハイドラは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
起源のハイドラが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。あなたはその中から、点数で見たマナ・コストがX以下のパーマネント・カードを1枚公開してもよい。そうしたなら、それを戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

0/0


Georgeがマジックをよく知っていたことから、6個提出されたデザイン案はいずれも斬新であり、銀枠向けの一つを除けばどれもすぐ採用できる内容のものだった。その中から起源のハイドラが選ばれ、若干の修正は加えられたものの、ほとんどオリジナルデザインのまま採用されることになった。

脚注

  1. Instagram2022年2月15日 担当アーティストDonato Giancola
  2. Working with Some of the Best Minds in Gaming/ゲーム業界の偉大な頭脳たちとの仕事の話(News 2014年6月29日 Shawn Main著)

参考

QR Code.gif