恐怖/Terror

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古くから[[黒]]を代表する最も有名な[[クリーチャー]][[除去]]
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古くから[[黒]]を代表する最も有名な[[クリーチャー]][[除去]]にして、「対象に制限がある代わりに軽い黒の除去呪文」の開祖。黒クリーチャーや[[アーティファクト・クリーチャー]]でなければ何でも2[[マナ]]で[[再生]]すら許さず[[破壊]]できる。[[戦場に出す]]のに手間のかかる[[ファッティ]]を多く有する[[緑]]の天敵のような[[カード]]。
黒クリーチャーや[[アーティファクト・クリーチャー]]でなければ何でも2[[マナ]]で[[再生]]すら許さず[[破壊]]できる。
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[[]]に出すのに手間のかかる[[ファッティ]]を多く有する[[緑]]の天敵のような[[カード]]。
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黒クリーチャーとアーティファクト・クリーチャーを破壊できない点がいかにも黒らしい。
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収録されているいずれの時代においても黒の基本除去とみなされたカードであった。[[第7版]]で[[闇への追放/Dark Banishing]]と入れ替わる形で[[基本セット]][[落ちる|落ち]]したが、[[ミラディン]]で復活し、その際初めて{{Gatherer|id=73865}}が描き換えられた。しかし、復活した場所が[[アーティファクト]]中心の[[ブロック (総称)|ブロック]]という何ともやりづらい状況下になってしまい、結果的に「[[リミテッド]]では[[粉砕/Shatter]]のほうが強い」などと言われるようになってしまった。その後、[[第10版]]で6年ぶりに{{Gatherer|id=148356|新規イラスト}}で[[基本セット]]復帰を果たす。[[ローウィン]]にて[[叫び大口/Shriekmaw]]という強力な亜種と競合した際にも、[[インスタント]]故の[[テンポ・アドバンテージ]]を重要視した速い[[デッキ]]ではこちらが好まれた。そして、次の[[基本セット2010]]からはよりシンプルにした[[破滅の刃/Doom Blade]]に入れ替わり、[[スタンダード]]を退場した。
文字通り「恐怖」と言う精神攻撃なのだろうか。
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元から心を持たないアーティファクト・クリーチャーと、恐怖はむしろ糧にすらなり得る黒のクリーチャーには通用しない。
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*「[[石の壁/Wall of Stone]]が恐怖で死ぬ」というイメージとの不整合などが[[]]という[[クリーチャー・タイプ]]が段々と廃止に向かった原因ではないか、と考えられている。詳しくは「[[]]」の項目を参照。
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[[第7版]]からは[[闇への追放/Dark Banishing]]に道を譲ったが、[[ミラディン]]で復活、その際初めて[[日本語画像:Terror~MRD|イラスト]]が描き換えられた。
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*黒のクリーチャーとアーティファクト・クリーチャーを破壊できない点が当時の黒らしい。まさしく「恐怖」と言う精神攻撃なのであり、心を持たないアーティファクト・クリーチャーと文字通り恐怖など通用しない黒のクリーチャーは破壊できない。
しかし復活場所が[[アーティファクト]]中心の[[ブロック]]という何ともやりづらい状況下になってしまい、結果的に「[[リミテッド]]では[[粉砕/Shatter]]のほうが強い」などと言われるようになってしまった。
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**恐怖を前例として「黒でない」制限は多くの亜種を産み、それ故に過去のマジックにおいては長い間「黒は黒を破壊できない」と認識され、黒であることは一種の[[除去耐性]]とみなされるに至った。その後[[色の役割|色の理念]]として「黒は仲間でも平気で殺す色」と改めて定義し直され、「黒でない」制限は[[統率者2014]][[悪意の苦悶/Malicious Affliction]]を最後に扱われなくなった<ref name="20171002">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dinosaurs-and-vampires-and-pirates-and-merfolk-oh-my-part-2-2017-10-02 Dinosaurs and Vampires and Pirates (and Merfolk), Oh My, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019688/ 恐竜と吸血鬼と海賊(とマーフォーク) 愛するあなたのため その2][[Making Magic]] [[2017年]]10月2日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
その後[[第10版]][[基本セット]]に復帰し、[[日本語画像:Terror~10E|イラスト]]も更新された。
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*[[第6版]]までのこのカードの[[日本語画像:Terror~6ED|イラスト]]([[Ron Spencer]]画)は、本来人物が左下に移った状態であったのだが、[[アルファ]]のアート・ディレクターである[[Jesper Myrfors]]が、見栄えの良さのために時計回りに90度回したとされている。
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*[[リミテッド・エディション]]では、唯一「クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」カードだった<ref name="20171002"/>。
[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/648|新作のMagic Player Rewardsのプロモ]]では、あの人物を別の角度から見ることができる。
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**単体クリーチャー破壊としては[[凄腕の暗殺者/Royal Assassin]]等も存在したものの、当時のテキストで"Destory(s) target creature"と直接的に表記されたのはこのカードのみであった。
**[[屈辱/Mortify]]はこの絵のオマージュである。
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*[[ローウィン]]にて[[叫び大口/Shriekmaw]]という、強力な亜種が登場した。
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*[[第6版]]までの{{Gatherer|id=86}}([[Ron Spencer]]画)は、本来人物が左下に移った状態であったのだが、[[リミテッド・エディション]]のアート・ディレクターである[[Jesper Myrfors]]が、見栄えの良さのために時計回りに90度回したとされている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/terror-and-mortify-2006-03-28 Terror and Mortify](Arcana [[2006年]]3月28日  [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。[[2004年]]9月の[[プレイヤー褒賞プログラムプロモ]]では、あの人物を別の角度から見ることができる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/new-promo-terror-2004-09-13 New Promo Terror](Arcana [[2004年]]9月13日 Wizards of the Coast著)</ref>
しかし[[インスタント]]である事が重要で、速い[[デッキ]]では[[テンポ・アドバンテージ]]の損失の危険が少ないこちらが好まれる事が多い。
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**[[屈辱/Mortify]]はこの絵の[[オマージュ]]である。
<!-- 素出しが難しい
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*2000年3月の[[フライデー・ナイト・マジック]]の景品として、これの[[プロモーション・カード]]が配布された。フライデー・ナイト・マジックのプロモーション・カードとしては2番目である。
インスタントである事が重要なデッキやメタは存在し得るけれど、速いデッキで《恐怖》が使われるのは、5マナ支払わないと《恐怖》の下位互換になるからだと思う。
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*ルール上は[[石の壁/Wall of Stone]]や[[剣の壁/Wall of Swords]]のような、アーティファクトでない無機物に唱えても破壊可能であるが、イメージ的にはなにか間違った感覚を得られる。[[第4版]]のルールブックには本当に「石の塊を恐怖で死なせるのは奇怪かもしれないが、石の壁に対して恐怖/Terrorを[[プレイ]]してもよい」という記述があった。
《恐怖》の下位互換になるのがまずい、という事は、すなわちインスタントであることが重要だという事ですね。
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相対的に上だということです。仮にほとんどの使用がソーサリータイミングでもソーサリーよりインスタントの方が良いし、再生クリーチャーが滅多にいなくても再生できるより再生できない方が良い。
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素出しが難しいからというのは間違いで、重要なのはテンポ・アドバンテージです。
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テンポを得ようとしたら5マナ出たとしても素出しはしがたいですよね。
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5マナが楽に出る8エルフの緑黒などでも恐怖が優先して使われるのはそういった理由です。
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レシピを探してみると《叫び大口》が優先して使われていましたが。山梨県選手権1・2位、広島県選手権8位など。
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またそういったメタが「存在し得る」というほど遅い環境ではありません。 -->
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*[[フライデー・ナイト・マジック]]で2番目に作られた[[プロモーション・カード]](2000年3月)
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==関連カード==
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*[[片目のガース/Garth One-Eye]] - この[[呪文]]の[[コピー]]を[[唱える]]ことができる。
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*[[白]]には、恐怖のちょうど逆の[[対象]]を取ることができる[[粛清/Purge]]が存在する。
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===主な亜種===
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アーティファクトでも黒でもないクリーチャーを破壊するカード。特記しない限り黒単色のインスタントで、再生させない。
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*[[饗宴か飢餓か/Feast or Famine]] - 2つの[[モード]]を持ち、一方が恐怖。4[[マナ]]。([[アライアンス]])
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*[[ネクラタル/Nekrataal]] - 恐怖と同効果の[[ETB]]効果を[[内蔵]]した2/1[[先制攻撃]]持ち[[クリーチャー]]。ダブルシンボル4[[マナ]]。([[ビジョンズ]])
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*[[抹殺/Expunge]] - サイクリング()付き。3[[マナ]]。([[ウルザズ・サーガ]])
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*[[骨砕き/Bone Shredder ]] - 恐怖と同効果(但し再生可能)の[[ETB]]効果を内蔵した1/1[[飛行]]持ちクリーチャー。3マナで[[エコー]]つき。([[ウルザズ・レガシー]])
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*[[叫び大口/Shriekmaw]] - 恐怖と同効果(但し再生可能)の[[ETB]]効果を内蔵した3/2[[畏怖]]持ちクリーチャー。5マナ。[[想起]]2マナ。([[ローウィン]])
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*[[強奪する悪魔/Reiver Demon]] - 手札から唱えた場合、すべてのクリーチャーに恐怖と同効果を与える[[ETB]]つきクリーチャー。8マナ。([[ミラディン]])
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黒のクリーチャー単体を破壊する呪文の元祖であるため、亜種は多く存在する。
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*[[アーティファクト・クリーチャー]]を[[対象]]に取れる亜種は[[闇への追放/Dark Banishing]]を参照。
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*[[アーティファクト・クリーチャー]]を[[対象]]に取れる亜種のうち、再生を許すものは[[破滅の刃/Doom Blade]]を参照。
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*黒のクリーチャーを対象に取れるようになったが、再生を許すものとして[[喉首狙い/Go for the Throat]]がある。
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*特定のテーマに当てはまらないクリーチャーを[[対象]]に取れる亜種は[[肉体の奪取/Rend Flesh]]を参照。
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*対象の制限がなくなった亜種は[[殺害/Murder]]を参照。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1400|壁紙(10版)]]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/were-bringin-crazy-back-2007-07-30-0 We're Bringin' Crazy Back]/[http://web.archive.org/web/20070828005723/http://mtg.takaratomy.co.jp:80/others/column/yonemura/20070822/index.html スッゴイ背後関係(Internet Archive)](Feature [[2007年]]7月30日 [[Jeremy Jarvis]]著)
*[[カード個別評価:10版(10th)]]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wallpaper/wallpaper-week-terror-2007-08-17 壁紙(10版)]
*[[カード個別評価:ミラディンブロック]]
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*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:クラシック(6th)]]
+
*[[カード個別評価:第10版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:5版(5th)]]
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*[[カード個別評価:第6版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:4版(4th)]]
+
*[[カード個別評価:第5版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:リバイズド(3rd)]]
+
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]
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*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
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__NOTOC__

2023年11月19日 (日) 12:34時点における最新版


Terror / 恐怖 (1)(黒)
インスタント

アーティファクトでも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


古くからを代表する最も有名なクリーチャー除去にして、「対象に制限がある代わりに軽い黒の除去呪文」の開祖。黒クリーチャーやアーティファクト・クリーチャーでなければ何でも2マナ再生すら許さず破壊できる。戦場に出すのに手間のかかるファッティを多く有するの天敵のようなカード

収録されているいずれの時代においても黒の基本除去とみなされたカードであった。第7版闇への追放/Dark Banishingと入れ替わる形で基本セット落ちしたが、ミラディンで復活し、その際初めてイラストが描き換えられた。しかし、復活した場所がアーティファクト中心のブロックという何ともやりづらい状況下になってしまい、結果的に「リミテッドでは粉砕/Shatterのほうが強い」などと言われるようになってしまった。その後、第10版で6年ぶりに新規イラスト基本セット復帰を果たす。ローウィンにて叫び大口/Shriekmawという強力な亜種と競合した際にも、インスタント故のテンポ・アドバンテージを重要視した速いデッキではこちらが好まれた。そして、次の基本セット2010からはよりシンプルにした破滅の刃/Doom Bladeに入れ替わり、スタンダードを退場した。

  • 黒のクリーチャーとアーティファクト・クリーチャーを破壊できない点が当時の黒らしい。まさしく「恐怖」と言う精神攻撃なのであり、心を持たないアーティファクト・クリーチャーと文字通り恐怖など通用しない黒のクリーチャーは破壊できない。
    • 恐怖を前例として「黒でない」制限は多くの亜種を産み、それ故に過去のマジックにおいては長い間「黒は黒を破壊できない」と認識され、黒であることは一種の除去耐性とみなされるに至った。その後色の理念として「黒は仲間でも平気で殺す色」と改めて定義し直され、「黒でない」制限は統率者2014悪意の苦悶/Malicious Afflictionを最後に扱われなくなった[1]
  • リミテッド・エディションでは、唯一「クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」カードだった[1]
    • 単体クリーチャー破壊としては凄腕の暗殺者/Royal Assassin等も存在したものの、当時のテキストで"Destory(s) target creature"と直接的に表記されたのはこのカードのみであった。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

アーティファクトでも黒でもないクリーチャーを破壊するカード。特記しない限り黒単色のインスタントで、再生させない。

黒のクリーチャー単体を破壊する呪文の元祖であるため、亜種は多く存在する。

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Dinosaurs and Vampires and Pirates (and Merfolk), Oh My, Part 2/恐竜と吸血鬼と海賊(とマーフォーク) 愛するあなたのため その2Making Magic 2017年10月2日 Mark Rosewater著)
  2. Terror and Mortify(Arcana 2006年3月28日 Wizards of the Coast著)
  3. New Promo Terror(Arcana 2004年9月13日 Wizards of the Coast著)

[編集] 参考

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