到達
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− | *元々の蜘蛛能力が[[緑]]に存在したため、[[色の役割]]としては緑が1種色である。[[マジック・オリジン]]の[[空荒らしの巨人/Skyraker Giant]]以降は[[赤]]にも到達が割り当てられるようになり、2種色となった。[[長弓兵/Longbow Archer]]などの[[射手]]を擁する[[白]]は3種色となっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mechanical-color-pie- | + | *元々の蜘蛛能力が[[緑]]に存在したため、[[色の役割]]としては緑が1種色である。[[マジック・オリジン]]の[[空荒らしの巨人/Skyraker Giant]]以降は[[赤]]にも到達が割り当てられるようになり、2種色となった。[[長弓兵/Longbow Archer]]などの[[射手]]を擁する[[白]]は3種色となっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mechanical-color-pie-2021-10-18 Mechanical Color Pie 2021]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035515/ メカニズム的カラー・パイ 2021年版]([[Making Magic]] 2021年10月18日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
− | *[[回避能力]]以外で到達を参照するカードとして、[[Dhalsim, Pliable Pacifist]]が存在する。 | + | **[[2021年]]時点では「[[黒]]は到達を持たない」と述べられているが、その後[[ドライダー/Drider]]や[[破滅の織り手/Doom Weaver]]など黒[[単色]]の蜘蛛が作られている。 |
+ | **[[青]]単色で到達を持つクリーチャーは長らく存在しなかったが、[[モダンホライゾン3]]では「相手ターンのみ機能する奇妙な飛行」として到達を持つ[[石化の干渉者/Petrifying Meddler]]が登場した。 | ||
+ | *ブロックするときにしか機能しないため他の[[常磐木]][[メカニズム]]よりも地味であり、採用率が高めのカードでも存在を忘れられやすい。構築で見かけないカードに遭遇しやすく[[戦闘]]の比重が高いリミテッドでは特に見落としが問題になりやすく、飛行クリーチャーでうっかり[[チャンプアタック]]を行ってしまう光景が散見される。 | ||
+ | **この問題を改善するためか、[[Magic: The Gathering Arena]]では非アクティブ・プレイヤーが[[コントロール]]する到達持ちクリーチャーの上に弓矢のマークが表示される仕様が追加された。 | ||
+ | *[[回避能力]]以外で到達を参照するカードとして、[[ムウォンヴーリーの獣記し/Mwonvuli Beast Tracker]]、[[Dhalsim, Pliable Pacifist]]が存在する。 | ||
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2024年6月27日 (木) 10:28時点における最新版
到達/Reach | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.17 |
到達(とうたつ)/Reachは、未来予知で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。
[編集] 定義
飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーにブロックされない。
飛行を持たないクリーチャーを | 飛行を持つクリーチャーを | |
---|---|---|
飛行・到達を持たないクリーチャーは | ブロックできる | ブロックできない |
飛行を持つクリーチャーは | ブロックできる | ブロックできる |
到達を持つクリーチャーは | ブロックできる | ブロックできる |
[編集] 解説
それまで俗に「蜘蛛能力」と呼ばれていた、主に蜘蛛や射手が持つ「飛行を持つかのようにブロックに参加できる」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル変更によりすべて到達に変更された。
いわば「ブロック時のみ有効な飛行」である。攻撃する際にはなんの意味も持たない防御的な能力であり、攻防両面で役立つ飛行に比べて一段劣る能力であるが、飛行持ちを狙い撃つカードにやられずに済むという側面もある。
構築では初めから飛行を採用する、あるいは除去を採用すればよいため重要視されない能力であるが、リミテッドではフライヤーを止めることができるため重宝する。
飛行との関係は、「飛行を持つかのようにブロックに参加できる」のときでも到達になってからでも変わらない。しかし、到達を持つクリーチャーはいかなる場合でも飛行を持つクリーチャーとして扱われないため、挙動が異なる場合がある。
- 例:「飛行を持つクリーチャーによってはブロックされない」クリーチャー(大いなる石の精/Greater Stone Spiritなど)は、「飛行を持つかのようにブロックに参加できる」クリーチャーにはブロックされないが、到達持ちにはブロックされる。
- 例:「飛行を持つクリーチャーによってしかブロックされない」クリーチャー(シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalkerなど)は、「飛行を持つかのようにブロックに参加できる」クリーチャーにはブロックされるが、到達持ちにはブロックされない。
- キーワード化は、これらの能力との複雑な関係をすっきり整理する意味もあったと思われる。
[編集] その他
- イメージとしては蜘蛛の巣による獲物の捕獲や対空射撃による撃ち落とし。そのほかにも高木の巨人/Arbor Colossusなどの天にも届くくらい巨大なクリーチャーが持つこともある。
- 元々の蜘蛛能力が緑に存在したため、色の役割としては緑が1種色である。マジック・オリジンの空荒らしの巨人/Skyraker Giant以降は赤にも到達が割り当てられるようになり、2種色となった。長弓兵/Longbow Archerなどの射手を擁する白は3種色となっている[1]。
- 2021年時点では「黒は到達を持たない」と述べられているが、その後ドライダー/Driderや破滅の織り手/Doom Weaverなど黒単色の蜘蛛が作られている。
- 青単色で到達を持つクリーチャーは長らく存在しなかったが、モダンホライゾン3では「相手ターンのみ機能する奇妙な飛行」として到達を持つ石化の干渉者/Petrifying Meddlerが登場した。
- ブロックするときにしか機能しないため他の常磐木メカニズムよりも地味であり、採用率が高めのカードでも存在を忘れられやすい。構築で見かけないカードに遭遇しやすく戦闘の比重が高いリミテッドでは特に見落としが問題になりやすく、飛行クリーチャーでうっかりチャンプアタックを行ってしまう光景が散見される。
- この問題を改善するためか、Magic: The Gathering Arenaでは非アクティブ・プレイヤーがコントロールする到達持ちクリーチャーの上に弓矢のマークが表示される仕様が追加された。
- 回避能力以外で到達を参照するカードとして、ムウォンヴーリーの獣記し/Mwonvuli Beast Tracker、Dhalsim, Pliable Pacifistが存在する。
[編集] 脚注
- ↑ Mechanical Color Pie 2021/メカニズム的カラー・パイ 2021年版(Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール