混成カード
提供:MTG Wiki
(ルールを混成マナ・シンボルに集約し誘導) |
|||
(23人の利用者による、間の42版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''混成カード'''(''Hybrid Card'')とは、[[マナ・コスト]]に[[混成マナ・シンボル]]を含む[[カード]]の総称。[[ラヴニカ・ブロック]] | + | '''混成カード'''(''Hybrid Card'')とは、[[マナ・コスト]]に[[混成マナ・シンボル]]を含む[[カード]]の総称。[[ラヴニカ・ブロック]]で初登場して以降、様々な[[カード・セット]]で登場している。 |
− | {{#card: | + | {{#card:Boros Recruit}} |
{{#card:Spectral Procession}} | {{#card:Spectral Procession}} | ||
− | |||
− | 以下では、多色の混成カードについて記述する。[[幽体の行列/Spectral Procession]]のようなカードについては、[[単色混成マナ・シンボル]]を参照。 | + | 以下では、多色の混成カードについて記述する。[[幽体の行列/Spectral Procession]]のようなカードについては、'''[[単色混成カード]]'''および'''[[単色混成マナ・シンボル]]'''を参照。 |
− | + | ==概要== | |
+ | 混成カードの大きな特徴は[[マナ]]の[[支払い]]方の柔軟性にある。[[多色カード]]でありながらより少ない[[色]]で扱えるため、投入可能な[[デッキ]]の幅が広く、[[色事故]]にも耐性がある。[[緑]]で[[クリーチャー]]を[[除去]]できる[[安楽死/Mercy Killing]]、[[黒]]で[[マナ・クリーチャー]]として使える[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]など、本来[[単色]]ではできないことが可能になることもある。 | ||
− | + | 一方、柔軟性の代償として、[[プロテクション]]や[[色対策カード]]の影響を幅広く受けるという欠点が生まれていると言える。また、唱えやすさを過剰に上げないためのデザインか、[[ダブルシンボル]]以上の[[色拘束]]になっていることが多く、[[色マナ]]が出せない[[マナ基盤]]とはやや相性が悪い。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | == | + | *2色以下で単色でも唱えることができるカードの場合、内枠は該当する2色により左右で半分ずつ色分けされる({{Gatherer|id=457063|カード画像}})。3色以上または単色で唱えることができない場合、通常の多色カードと同じ[[金 (俗称)|金]]色となる({{Gatherer|id=205317|カード画像}}、{{Gatherer|id=556721|カード画像2}})。 |
+ | **余談だが、[[情け知らずのガラク/Garruk Relentless|ヴェールの呪いのガラク/Garruk, the Veil-Cursed]]や[[アスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacar]]のように、混成カードではないにも関わらずこのレイアウトになっているカードも存在する。詳細については各項を参照。 | ||
+ | *混成マナ・シンボルを、マナ・コストには含まず起動コストなどにのみ含むようなカード([[不屈のダガタール/Daghatar the Adamant]]など)は、混成カードとは呼ばない。 | ||
+ | *英語名から、'''ハイブリッド・カード'''とも呼ばれる。 | ||
+ | **開発初期には'''半分半分カード'''/''half-half card''とも呼ばれていた。 | ||
+ | *[[アン・ゲーム]]において、混成マナ・シンボルを、2つの異なる色の[[1/2]]マナで支払うことはできない<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/ravnicas-prerelease-weekend-2005-09-24 Ravnica's Prerelease Weekend]/[http://web.archive.org/web/20090214112328/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/rule/20051029/index.html 土曜学校総集編 2005年10月前半号(Internet Archive)](Feature [[2005年]]9月24日 [[John Carter]]著)</ref>という公式見解があったが、後に[[Mark Rosewater]]によって支払うことができるという回答が出ている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/167899928878/if-i-have-half-a-green-mana-and-half-a-white-mana Blogatog](Mark Rosewaterブログ)</ref>。 | ||
− | + | ==ルール== | |
− | + | *混成マナ・シンボルに関する基本的なルールについては[[混成マナ・シンボル#ルール]]を参照。 | |
− | + | ==開発秘話== | |
− | + | [[Mark Rosewater]]はラヴニカ・ブロック用に混成マナを考案したが、[[デベロップ・チーム]]によって一度セットから取り除かれている。その後、[[多元宇宙/Multiverse]]そのものの混乱と崩壊がテーマとなっていた[[時のらせんブロック]]にてマナの作用そのもの弄る混成マナを主要メカニズムとして検討したが、すぐに[[待機]]との相互作用の薄さが明らかになった。結局、ラヴニカのデベロップチームはセットに何か革新的なものが足りていないと気づき、混成マナをセットに少しだけ残すこととして、時のらせんからラヴニカへと引き戻された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034841/ 『時のらせん』ブロックについて諸君が知らない27のこと]([[Making Magic]] [[2021年]]3月8日)</ref>。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | Mark Rosewaterは当初の計画では[[シャドウムーア]]のように最初から主要メカニズムとするつもりだったが、結果としてラヴニカ・ブロックで少数だが新鮮なメカニズムとして[[プレイヤー]]の目を慣れさせ、後に大量に導入するという形となった。これによって混成マナの価値は両方のセットにおいて高まったとMarkは考えている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/playing-blocks-2009-12-07 Playing With Blocks]/[https://web.archive.org/web/20150419074827/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/002103/ ブロックで遊ぼう(Internet Archive)]([[Making Magic]] [[2009年]]12月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ==混成カード一覧== | |
− | + | [[混成カード一覧]]を参照。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ==関連リンク== | |
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/city-planning-part-i-2005-09-05 City Planning, Part I]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%A8%88%E7%94%BB%EF%BC%9A%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%91-2005-09-05 都市計画:パート1](Making Magic 2005年9月5日 Mark Rosewater著) 混成カード初紹介 |
− | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/hybrid-mana-brainstorming-2005-09-22 Hybrid Mana Brainstorming] (Arcana 2005年9月22日 [[WotC]]著) 混成マナ・シンボルのデザイン候補 | |
− | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/eight-trials-color-pie-courtroom-part-3-2008-05-23 Eight Trials: Color Pie in the Courtroom, Part 3] (Latest Developments [[2008年]]5月23日 [[Davin Low]]著) 混成カードのデザインに関するMark RosewaterとDavin Lowの言い分を裁判劇にしたもの。 | |
− | + | *[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037611/ 混成の歴史 その1]([[Making Magic]] [[2024年]]2月12日) | |
− | + | *[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037658/ 混成の歴史 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]2月26日) | |
− | + | <references/> | |
− | + | ||
− | *[ | + | |
− | + | ||
− | *[ | + | |
− | + | ||
− | + | ||
− | *[ | + | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | *[ | + | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://whisper.wisdom-guild.net/ | + | *[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?color=&color_multi=must&msh_gt=1 「混成マナ・シンボル1以上」かつ「多色」で検索] |
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] | ||
+ | *[[ルーリング]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2025年3月28日 (金) 19:37時点における最新版
混成カード(Hybrid Card)とは、マナ・コストに混成マナ・シンボルを含むカードの総称。ラヴニカ・ブロックで初登場して以降、様々なカード・セットで登場している。
以下では、多色の混成カードについて記述する。幽体の行列/Spectral Processionのようなカードについては、単色混成カードおよび単色混成マナ・シンボルを参照。
[編集] 概要
混成カードの大きな特徴はマナの支払い方の柔軟性にある。多色カードでありながらより少ない色で扱えるため、投入可能なデッキの幅が広く、色事故にも耐性がある。緑でクリーチャーを除去できる安楽死/Mercy Killing、黒でマナ・クリーチャーとして使える死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanなど、本来単色ではできないことが可能になることもある。
一方、柔軟性の代償として、プロテクションや色対策カードの影響を幅広く受けるという欠点が生まれていると言える。また、唱えやすさを過剰に上げないためのデザインか、ダブルシンボル以上の色拘束になっていることが多く、色マナが出せないマナ基盤とはやや相性が悪い。
- 2色以下で単色でも唱えることができるカードの場合、内枠は該当する2色により左右で半分ずつ色分けされる(カード画像)。3色以上または単色で唱えることができない場合、通常の多色カードと同じ金色となる(カード画像、カード画像2)。
- 余談だが、ヴェールの呪いのガラク/Garruk, the Veil-Cursedやアスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacarのように、混成カードではないにも関わらずこのレイアウトになっているカードも存在する。詳細については各項を参照。
- 混成マナ・シンボルを、マナ・コストには含まず起動コストなどにのみ含むようなカード(不屈のダガタール/Daghatar the Adamantなど)は、混成カードとは呼ばない。
- 英語名から、ハイブリッド・カードとも呼ばれる。
- 開発初期には半分半分カード/half-half cardとも呼ばれていた。
- アン・ゲームにおいて、混成マナ・シンボルを、2つの異なる色の1/2マナで支払うことはできない[1]という公式見解があったが、後にMark Rosewaterによって支払うことができるという回答が出ている[2]。
[編集] ルール
- 混成マナ・シンボルに関する基本的なルールについては混成マナ・シンボル#ルールを参照。
[編集] 開発秘話
Mark Rosewaterはラヴニカ・ブロック用に混成マナを考案したが、デベロップ・チームによって一度セットから取り除かれている。その後、多元宇宙/Multiverseそのものの混乱と崩壊がテーマとなっていた時のらせんブロックにてマナの作用そのもの弄る混成マナを主要メカニズムとして検討したが、すぐに待機との相互作用の薄さが明らかになった。結局、ラヴニカのデベロップチームはセットに何か革新的なものが足りていないと気づき、混成マナをセットに少しだけ残すこととして、時のらせんからラヴニカへと引き戻された[3]。
Mark Rosewaterは当初の計画ではシャドウムーアのように最初から主要メカニズムとするつもりだったが、結果としてラヴニカ・ブロックで少数だが新鮮なメカニズムとしてプレイヤーの目を慣れさせ、後に大量に導入するという形となった。これによって混成マナの価値は両方のセットにおいて高まったとMarkは考えている[4]。
[編集] 混成カード一覧
混成カード一覧を参照。
[編集] 関連リンク
- City Planning, Part I/都市計画:パート1(Making Magic 2005年9月5日 Mark Rosewater著) 混成カード初紹介
- Hybrid Mana Brainstorming (Arcana 2005年9月22日 WotC著) 混成マナ・シンボルのデザイン候補
- Eight Trials: Color Pie in the Courtroom, Part 3 (Latest Developments 2008年5月23日 Davin Low著) 混成カードのデザインに関するMark RosewaterとDavin Lowの言い分を裁判劇にしたもの。
- 混成の歴史 その1(Making Magic 2024年2月12日)
- 混成の歴史 その2(Making Magic 2024年2月26日)
- ↑ Ravnica's Prerelease Weekend/土曜学校総集編 2005年10月前半号(Internet Archive)(Feature 2005年9月24日 John Carter著)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterブログ)
- ↑ 『時のらせん』ブロックについて諸君が知らない27のこと(Making Magic 2021年3月8日)
- ↑ Playing With Blocks/ブロックで遊ぼう(Internet Archive)(Making Magic 2009年12月7日 Mark Rosewater著)