Magic Online
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Magic Online(マジック・オンライン)は、2002年6月に稼動を開始したウィザーズ・オブ・ザ・コースト社制作のWindows用ソフトウェア。インターネットを通して通信対戦が楽しめるマジック。
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概要
英語版のみで日本語版は存在しない。2008年4月9日にMagic Online2.5が停止し、同月、Magic Online IIIにバージョンアップした。MOと略される。
自分で構築したデッキでインターネット上の認定大会に出場したり、カジュアルプレイやドラフト、シールドなどを楽しむことができる。また、他の人のプレイを観戦したり、リプレイを見ることもできる。
ゲーム内では実際のお金(クレジットカードやPaypal、ドコモ口座などの一部プリペイド式は不可)を使い、パックを購入してゲームをすることになる。パックの価格は実際のパックと同じだが、トーナメントや4週間にわたるシールド・デッキリーグ等で上位に入ると賞品としてパックをもらえるため、勝ち続ければあまりお金をかけずにゲームをすることも可能である。また、Magic Online上でコンプリートしたセットは現物化ができ、実物のコンプリートセットと交換することができる(後述)。
現実では実現できなかった「持ち時間制」を導入しているため、遅延行為は(自分の首を絞めるだけであり)まず起こらない。10分離席しただけで、参加の意思なしと見なされ強制的に大会からドロップさせられる。しかしこれによる弊害もあり、無限コンボを行う場合、ループの設定ができず全てを手作業で行う必要があるため、例えば欠片の双子/Splinter Twinと詐欺師の総督/Deceiver Exarchの無限トークンコンボを行う場合、延々とこの2枚をクリックし続ける間持ち時間がガリガリと削られていく。同じように無限エンジンを搭載していた場合の防御プレイヤー側はもっと悲惨で、同じように相手の生み出した数以上のトークンを生み出してから、相手のトークン全てにブロック・クリーチャーを指定する必要があり、さらに持ち時間が削られていく。
- 店頭で販売されている第8版と第9版のスターター・セット(英語版のみ)におまけとしてMagic Onlineが含まれたCD-ROMがついているが、それに入っているのは旧バージョンのクライアントである(アカウント作成のためのクーポンコードは使用可能)。Magic Onlineのクライアントはウィザーズ・オブ・ザ・コーストのサイトからダウンロードする必要がある。
- サーバーが重い、たまに落ちるなどという不満も聞かれる。また、まれにルールが間違って処理されることがあるので、そういう時は公式に報告するとよい。
- 実物のパックに含まれているトークン・カードや、豆知識カードは入っていない。
現物化
あるカードセットに収録された全カードを、基本土地を含めてすべて1枚ずつ収集(コンプリート)している場合、実物の英語版コンプリートセットと交換することができる。各基本セットおよび各エキスパンションが交換対象となる。
- 同一カードセットでも、プレミアム・カードと非プレミアム・カードはそれぞれ別セット扱いとされる。
- あくまで交換であり、現物化後はゲーム内の該当のカードが無くなる。
- 交換手数料や送料を別途支払う必要がある他、各カードセットごとに交換期限が存在する。詳細はクライアント上で確認できる。
- 登場時点は既にスタンダード落ちのカードセット(ミラージュなど)、特殊セット、Magic Online限定セット(マスターズ・エディション シリーズなど)は、現物化することができない。
最低動作環境
- 対応OS:Windows2000以降 (.NET Framework必須)
- CPU:Pentium3 700MHz以上 (1GHz以上を推奨)
- メモリ:256MB 以上 (512MB以上を推奨)
- ビデオ:DirectX9対応、1024x768以上 (VRAM 128MB以上を推奨)
- 通信環境:56kモデム以上 (ADSLなどのブロードバンド推奨)
サポートしている構築ルール
サポートしているフォーマット(2014/5/29現在)
- 構築/エターナル
- リミテッド
- 多人数戦
- Magic Online専用フォーマット
- モミール・ベーシック
- Pauper
- クラシック
- フリーフォーム
- プリズマティック
- シングルトン(100Card/スタンダード)
- トライバル・ウォーズ(クラシック/スタンダード)
- キューブドラフト(不定期開催)
サポートされる予定のフォーマット
- ヴィンテージ(13/6/2014にVintage Mastersプレリリース・トーナメント開催、同16日に正式導入予定)
かつてサポートしていたフォーマット
また、クラシック、フリーフォームの各フォーマットでMagic Online Vanguardを1枚使ったゲームをプレイできる。
フォーマットとしてはサポートされていないブロック構築もプレイはできる。例えばミラディン・ブロック構築をプレイする際にはモダンかクラシック、またはフリーフォームを選べばよいが、禁止カードもそのフォーマットに依存してしまい、アーティファクト・土地などのミラディン・ブロック構築のみで禁止されているカードが問題なく使えてしまう。古いブロック構築のゲームを公正にプレイするには、対戦相手と事前に確認する必要がある。
サポートしているカードセット
- 第7版以降に発売された基本セット、及び該当するテーマデッキ
- ミラージュ・ブロック以降に発売されたエキスパンション、及び該当するテーマデッキ
- 下記の特殊セット
- エルフvsゴブリン、ジェイスvsチャンドラ、ディヴァインvsデモニック、ガラクvsリリアナ、ファイレクシアvsドミナリア連合、エルズペスvsテゼレット、ナイツvsドラゴンズ、アジャニvsニコル・ボーラス、ヴェンセールvsコス、イゼットvsゴルガリ、ソリンvsティボルト、英雄vs怪物、From the Vault:Dragons、From the Vault:Exiled、From the Vault:Relics、From the Vault:Legends、From the Vault:Realms、From the Vault:Twenty、統率者、統率者2013、プレインチェイス2012、Modern Masters
- Magic Online専用カードセット