高橋優太
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高橋 優太(たかはし ゆうた)は、新潟県燕市出身、東京在住のプロプレイヤー。Card Rush Pros所属。元Hareruya Pros所属。
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概要
「関東第3世代」の一人。「あんちゃん」の名で親しまれる。その負けず嫌いな姿勢から、川崎大輔は「不屈のストイシズム」と称している。
小学生の時に友人たちが第5版を教室の片隅で遊んでいたのに惹かれてマジックを始め、皆がマジックに飽きる中で自分は店舗大会に出るなど熱中した[1]。中学時代に通っていたカードショップ「おもちゃのファミリア」は毎週末の大会に当時30人以上が集まる規模で、高橋はその中で揉まれていた[1]。
大学時代にグランプリ新潟05に出場したのがグランプリ初出場で、この時は10位を記録[1]。
プロツアーサンディエゴ07で山本賢太郎と組んで準優勝という成績を残し、一躍ブレイク。その後も日本選手権07でベスト8に入り、プロツアーや世界選手権でも安定した成績を残す。
グランプリ静岡08、グランプリ神戸08と続けて優勝を果たし、国内大会二連覇という日本人初の偉業を果たす。ただ、これを機に専業プレイヤーになろうと思ったわけではなく、「もうちょっと、やれるところまでやりたいな」というのを10年続けていた[1]。
2015年1月にHareruya Prosに加入した。その後晴れる屋成田店店長も兼任していたが、業務時間までもマジックの練習に当てたいということで、2018年8月末に退社、同時にHareruya Prosも脱退した。「『晴れる屋』時代はコミュニケーション能力の低い自分が店舗責任者を任されて精神的に成長できた」という趣旨のことを後に語っている[1]。
けちコントロール・ピクルスなど、繊細なプレイングを要求されるデッキを好んで使用する。青黒フェアリーなど、青黒系のデッキを特に好む(参考)。フェアリーを使いこなすことから「フェアリーの王者」とも呼ばれた[1]。
また、プロプレイヤーとしては珍しく、レガシーやヴィンテージなどのいわゆる「下環境」にも造詣が深い[2]。パウパーについても詳しく、晴れる屋在籍時には「日本パウパー協会会長」も名乗っていた(参考)。
- その負けず嫌いな姿勢ゆえに過剰に熱くなる一面もあり、それが祟ってマナー上の問題を数々引き起こしている。
- その造詣の深さを活かし、日本語公式サイトでは「高橋優太の「このデッキを使え!」」とその後続「高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」」のコーナーを連載していたが、後者は上記の失格により日本選手権11の後連載が休止し、そのまま終了となった(日本選手権での失格裁定にかかる、当サイトの対応についておよび休止中の連載記事の終了につきまして参照)
主な戦績
プレイヤーズツアー
- プレイヤーズツアー名古屋20 ベスト4
プロツアー
- プロツアー「異界月」 ベスト8
- プロツアーサンディエゴ07 双頭巨人戦 準優勝
グランプリ
- グランプリバンコク19 ベスト8
- グランプリポートランド18 ベスト8
- グランプリバーミンガム18レガシー ベスト8
- グランプリクアラルンプール16 ベスト8
- グランプリ台北16 ベスト4
- グランプリシンガポール15 ベスト8
- グランプリ京都15 優勝
- グランプリシカゴ14 ベスト4
- グランプリ香港13 ベスト4
- グランプリ北九州13 ベスト8
- グランプリマニラ10 ベスト8
- グランプリシンガポール09 ベスト4
- グランプリ神戸08 優勝
- グランプリ静岡08 優勝
その他
- 世界選手権21 優勝
- The Finals18 ベスト8
- ワールド・マジック・カップ12 日本代表
- 日本選手権08 ベスト8
- 日本選手権07 ベスト8
代表的なデッキ
- ジャンド (グランプリマニラ10 ベスト8)
- カラスローム(グランプリシンガポール09 ベスト4)
- 青黒フェアリー(ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築、グランプリ神戸08 優勝)
- 青黒フェアリー(スタンダード、グランプリ静岡08 優勝・日本選手権08 ベスト8)
- ピクルス(日本選手権07 ベスト8)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.46 ISBN 9784798623849
- ↑ 『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.7 ISBN 9784798623849