サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc

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(ストーリー節を独立。当時は「クリーチャーを非レジェンドの伝説にする」手段は存在していなかったので、機能変更とは言いがたい。)
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対[[伝説のクリーチャー]]とでも言うべき伝説のクリーチャー。[[先制攻撃]]に加えて、伝説のクリーチャーに対する[[プロテクション]]と伝説のクリーチャーを[[破壊]]する[[起動型能力]]を持つ。
 
対[[伝説のクリーチャー]]とでも言うべき伝説のクリーチャー。[[先制攻撃]]に加えて、伝説のクリーチャーに対する[[プロテクション]]と伝説のクリーチャーを[[破壊]]する[[起動型能力]]を持つ。
  
この[[カード]]が収録された[[インベイジョン]]には15体の伝説のクリーチャーが存在しており、[[神河ブロック]]や[[時のらせんブロック]]ほどではないが、当時としては異例の多さであった。そのため、限定的に見える対伝説のクリーチャー[[能力]]も、全く無駄にはならない。また、[[パワー]]7で先制攻撃を持つため、[[タフネス]]は低いが[[戦闘]]ではそうそう死ぬことはない。[[リミテッド]]では強力な[[クリーチャー]]。
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この[[カード]]が収録された[[インベイジョン]]には15体の伝説のクリーチャーが存在しており、[[神河ブロック]]や[[時のらせんブロック]]ほどではないが、当時としては異例の多さであった。そのため、限定的に見える対伝説のクリーチャー[[能力]]も、ほとんど無駄にはならない。また、[[パワー]]7で先制攻撃を持つため、[[タフネス]]は低いが[[戦闘]]ではそうそう死ぬことはない。
  
*登場時は、[[クリーチャー・タイプ]][[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]に対するプロテクションを持っていた。レジェンドのルール変更により、現在は伝説のクリーチャーに対するプロテクションを持つようになり、機能が若干変わっている。
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[[リミテッド]]では強力だが、[[構築]]では[[マナ・コスト]][[重い|重さ]]が祟り、目立った活躍はしなかった。次の[[プレーンシフト]]で登場した[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]に焼かれるタフネスもネックであった。
**[[クリーチャー化]]した[[伝説のパーマネント]]に対して、プロテクションや起動型能力が影響するようになった。
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**[[不同の力線/Leyline of Singularity]]でクリーチャーを[[伝説の|伝説]]化すると、プロテクションや起動型能力が影響するようになった。
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*このプロテクションには自身もひっかかるため、自身に対して起動型能力を[[起動]]できない。
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*[[海辺の略奪者/Shoreline Raider]]とともに、初のクリーチャー・タイプに対するプロテクションを持ったカードであった。現在は上記の通り、クリーチャー・タイプに対するプロテクションではなくなっている。
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*[[Lady Orca]]の[[上位互換]]。
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*[[2007年9月サブタイプ変更]]でクリーチャー・タイプが[[ゾンビ]]となったが、ファンの指摘により、2008年1月の[[オラクル]]変更で[[ホラー]]に変更された。
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*[[統率者戦]]では[[統率者]]対策としてぴったりなクリーチャー。
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[[統率者戦]]では[[統率者]]対策としてぴったりなクリーチャーである。
  
==ストーリー==
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*このプロテクションには自身もひっかかるため、自身に対して起動型能力を[[起動]]できない。
'''サーボ・タヴォーク'''/''Tsabo Tavoc''は[[ファイレクシア/Phyrexia]]の女司令官。[[インナー・サークル/Inner Circle]]のメンバーでもある。スキンヘッドで4本の腕を持ち、下半身は[[蜘蛛]]のような形状の機械という異形の容貌({{Gatherer|id=23321}})をしている。
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*[[海辺の略奪者/Shoreline Raider]]とともに、初のクリーチャー・タイプに対するプロテクションを持ったカードであった。現在は後述の通り、クリーチャー・タイプに対するプロテクションではなくなっている。
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*[[Lady Orca]][[上位互換]]。ただし、プロテクションで伝説のクリーチャーから対象を伴う援護を得られない欠点はある。
  
===インベイジョン===
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==オラクルの変遷==
侵略軍の第一陣を率いて[[ドミナリア/Dominaria]]に襲来し、その圧倒的な戦力で各地を急襲し手始めに[[ベナリア/Benalia]]を壊滅させる。この時に、ベナリアに寄港していた[[ジェラード/Gerrard]][[ウェザーライト/Weatherlight]]号クルーと初遭遇している。その後も疫病攻撃も用いるなどして、各地で優勢に戦いを展開していった。
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初出時は、[[クリーチャー・タイプ]]の[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]に対するプロテクションを持っていたが、[[神河物語]][[レジェンド・ルール]]改定に際し、プロテクション(伝説のクリーチャー)に変更された。この変更によって、[[クリーチャー化]]した伝説のパーマネントにもプロテクションや起動型能力が影響するようになった(当時は伝説性のみ)。
  
ファイレクシアとドミナリアを結ぶ[[ポータル#ストーリー|ポータル]]がある[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos]]を占拠し、ここを侵略拠点とする。奪還のために[[アグナイト/Agnate]][[タデウス/Thaddeus]]が率いる[[メタスラン/Metathran]]軍が派兵されてくるが、これを返り討ちにした。その際に捕虜としたタデウスを拷問にかけ、さらに生きたまま解剖実験をして、戦死したメタスラン兵を『資源』として再活用するための調査を行った。
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初出時のクリーチャー・タイプはレジェンドのみであった(先述の改定で一時期クリーチャー・タイプ無しだった)が、[[2007年9月サブタイプ変更]][[ゾンビ]]のクリーチャー・タイプを獲得した。その後ファンの指摘により、2008年1月の[[オラクル]]更新でゾンビから[[ホラー]]に変更された。
  
その後ジェラードがコイロス戦線の指揮官となり、ドミナリア連合はコイロス方面に戦力を集中させてくる。ウェザーライト号と[[ウルザ/Urza]]や[[ムルタニ/Multani]]、アグナイトの新副官に[[エラダムリー/Eladamri]]がついて再編されたメタスラン軍などが攻め寄せると敗色濃厚となる。サーボ自身もジェラードとの直接対決で重傷を負い、ポータルを通ってファイレクシアに退却した。その後ポータルはウルザによって破壊され、ファイレクシア軍はドミナリア侵略のための拠点を一時的に失ってしまう。
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==ストーリー==
 
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'''サーボ・タヴォーク'''/''Tsabo Tavoc''は、[[ファイレクシア/Phyrexia]]の女司令官({{Gatherer|id=23321|イラスト}})。小説[[Invasion]]の悪役として登場した。
===プレーンシフト===
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ファイレクシアに帰還したサーボだったが、敗戦により影響力は大幅に低下していた。簡易的な修復をすると次の侵攻の司令官である[[クロウヴァクス/Crovax]]のもとに訪れて再起を願い出るが、もはや用済みとして聞き入れられず、処刑されてしまう。
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*実際は女性なのだが、[[果たし合いの場/Dueling Grounds]]の[[フレイバー・テキスト]]の訳(ひょっとすると[[誤訳/名訳|誤訳]]かもしれない)や見かけにより男性と誤解されやすい。
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===主な登場カード===
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インベイジョン
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*サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc
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*[[果たし合いの場/Dueling Grounds]]
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*[[ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar]]
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*[[霊魂焼却/Soul Burn]] (INV)
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*[[サーボの網/Tsabo's Web]]
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*[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]
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プレーンシフト
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詳細は[[サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc (ストーリー)]]を参照。
*[[悪魔の意図/Diabolic Intent]] (サーボが処刑されたシーン)
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==参考==
 
==参考==
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
 
*[[カード個別評価:インベイジョン]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:インベイジョン]] - [[レア]]
 
__NOTOC__
 
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2014年2月9日 (日) 15:52時点における版


Tsabo Tavoc / サーボ・タヴォーク (5)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)

先制攻撃、プロテクション(伝説のクリーチャー)
(黒)(黒),(T):伝説のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。

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伝説のクリーチャーとでも言うべき伝説のクリーチャー。先制攻撃に加えて、伝説のクリーチャーに対するプロテクションと伝説のクリーチャーを破壊する起動型能力を持つ。

このカードが収録されたインベイジョンには15体の伝説のクリーチャーが存在しており、神河ブロック時のらせんブロックほどではないが、当時としては異例の多さであった。そのため、限定的に見える対伝説のクリーチャー能力も、ほとんど無駄にはならない。また、パワー7で先制攻撃を持つため、タフネスは低いが戦闘ではそうそう死ぬことはない。

リミテッドでは強力だが、構築ではマナ・コスト重さが祟り、目立った活躍はしなかった。次のプレーンシフトで登場した火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuに焼かれるタフネスもネックであった。

統率者戦では統率者対策としてぴったりなクリーチャーである。

  • このプロテクションには自身もひっかかるため、自身に対して起動型能力を起動できない。
  • 海辺の略奪者/Shoreline Raiderとともに、初のクリーチャー・タイプに対するプロテクションを持ったカードであった。現在は後述の通り、クリーチャー・タイプに対するプロテクションではなくなっている。
  • Lady Orca上位互換。ただし、プロテクションで伝説のクリーチャーから対象を伴う援護を得られない欠点はある。

オラクルの変遷

初出時は、クリーチャー・タイプレジェンドに対するプロテクションを持っていたが、神河物語レジェンド・ルール改定に際し、プロテクション(伝説のクリーチャー)に変更された。この変更によって、クリーチャー化した伝説のパーマネントにもプロテクションや起動型能力が影響するようになった(当時は伝説性のみ)。

初出時のクリーチャー・タイプはレジェンドのみであった(先述の改定で一時期クリーチャー・タイプ無しだった)が、2007年9月サブタイプ変更ゾンビのクリーチャー・タイプを獲得した。その後ファンの指摘により、2008年1月のオラクル更新でゾンビからホラーに変更された。

ストーリー

サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavocは、ファイレクシア/Phyrexiaの女司令官(イラスト)。小説Invasionの悪役として登場した。

詳細はサーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc (ストーリー)を参照。

参考

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