スリヴァー

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「Sliver」は和訳すると「細長い小片、裂片」とか「鋭く切り裂く」といった意味で、容姿もナイフの切っ先のような頭と鉤爪を持っている。雌雄同体である。
 
「Sliver」は和訳すると「細長い小片、裂片」とか「鋭く切り裂く」といった意味で、容姿もナイフの切っ先のような頭と鉤爪を持っている。雌雄同体である。
  
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/199 A Sliver Story](Wizards社;英語)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/199 A Sliver Story](Wizards社;英語)
  
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[[スリヴァー]]を主力にした[[部族]][[デッキ]]の一種。
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スリヴァーを高速で[[展開]]し共有[[能力]]をベースに相手に攻め込む。
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旧[[エクステンデッド]]環境では[[カウンタースリヴァー]]と呼ばれるデッキが[[メタ]]の一角を占めていた。
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パワフルなスリヴァーを早い[[ターン]]に展開することで[[クロック]]を形成し、それを少量の[[カウンター]]で守る[[クロック・パーミッション]]デッキである。
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当時の[[ネクロ・ドネイト]]に高い耐性を誇っていた。
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その後、[[レギオン]]でもスリヴァーは追加されたが、トーナメントレベルになるまでには至らなかったようだ。
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だが、[[野生のつがい|時のらせんブロック]]で優秀なスリヴァーが追加されたため、[[野生のつがい/Wild Pair]]を使用した[[コンボ]]タイプのデッキ、[[野生のつがい|つがいスリヴァー]]が登場し、[[時のらせんブロック構築]]などで活躍を見せ始めている。
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また[[レガシー]]でも[[カウンタースリヴァー]]の形で組まれる。
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[[筋力スリヴァー/Sinew Sliver]]と[[筋肉スリヴァー/Muscle Sliver]]の「8筋肉」が実現したことにより、速度と打撃力が同時に、それも飛躍的に向上した。
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[[ビートダウン]][[デッキ]]や[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]への耐性を高めるため、[[板金スリヴァー/Plated Sliver]]が採用されることもある。
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*このタイプの[[テーマデッキ]]も登場時期にあわせ3種類存在する。
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それぞれ見比べてみても面白いだろう。
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**[[The Slivers]]([[テンペスト]]、青黒)
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**[[スリヴァー戦慄/Sliver Shivers]]([[レギオン]]、緑白青)
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**[[スリヴァー進化/Sliver Evolution]]([[時のらせん]]、赤緑白)
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==主なデッキ==
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*[[カウンタースリヴァー]]
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*[[スリヴァー5CG]]
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*[[スリヴィングデス]]
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*[[野生のつがい|つがいスリヴァー]]
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==参考==
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*[[デッキ集]]
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2008年7月7日 (月) 09:19時点における版

スリヴァー/Sliverは、クリーチャー・タイプの1つ。

「Sliver」は和訳すると「細長い小片、裂片」とか「鋭く切り裂く」といった意味で、容姿もナイフの切っ先のような頭と鉤爪を持っている。雌雄同体である。


Winged Sliver / 有翼スリヴァー (1)(青)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)

すべてのスリヴァー(Sliver)・クリーチャーは飛行を持つ。

1/1


Muscle Sliver / 筋肉スリヴァー (1)(緑)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)

すべてのスリヴァー(Sliver)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

1/1


Crystalline Sliver / 水晶スリヴァー (白)(青)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)

すべてのスリヴァー(Sliver)は被覆を持つ。(それらは呪文や能力の対象にならない。)

2/2

時のらせんまでは全てのに同数ずつ存在していたが、次元の混乱ではに1枚多く存在するため、バランスが崩れてしまった。 単色以外に、2色や無色アーティファクト・クリーチャー)のものもおり、さらには数少ない5色カードのうちの3枚、スリヴァーの女王/Sliver Queenスリヴァーの首領/Sliver Overlordスリヴァー軍団/Sliver Legionを擁する。

テンペスト・ブロックで初めて登場し、その後レギオンスカージ時のらせんブロックで復活している。 一般にスリヴァーは、スリヴァー同士で同じ能力を共有するという能力を持つ。 基本的に単体では小粒で、群れを成すことで強力になる。 修整値計算が重複する場合が多いので計算しやすくするためか、パワータフネスの値が等しいという共通点も持つ。 大半のカード名が、英語では1語に続く「_____ Sliver」、日本語では漢字2文字に続く「○○スリヴァー」という形式で統一されているのも特徴。

テンペスト・ブロックではマナ・コストサイズサイクルで完全に統一されていたが、再登場を重ねるにつれ、その統一感は崩されつつある。

  • 意外にも畏怖土地渡りなど、基本的な能力でいまだそれを付加するものがデザインされていないものもある(未来予知現在)。
  • 回避能力を共有するスリヴァーは多数存在するが、スリヴァーによるブロックを回避できるのは護法スリヴァー/Ward Sliverのみである。
    • このことからも想像できるが、上記の畏怖や土地渡りが出ないのは、スリヴァーはスリヴァーを回避できない、という構図を保ちたいからだと思われる。
      プロテクションは回避能力としての側面が弱いのでいいが、畏怖や土地渡りという直球な回避専用キーワード能力はよろしくない、ということである。
  • たまにsilver(銀)と誤読される。

活性スリヴァー/Quick Sliverの英名はそれを利用した言葉遊びである(「Quicksilver(水銀)」とかけている)。

  • テンペスト発売当時は日本語版が同時発売でなかったため、"Sliver"の読み方がはっきりせず、当初は「スライヴァー」と呼ぶ人がかなり多かった。

注目の種族だったことも手伝って「スリヴァー派」と「スライヴァー派」の間でちょっとした論争になったこともある。 実はクイーンズイングリッシュならば、スライヴァーと読むこともある。

  • QueenやOverlordといったネーミング等、開発部所内で流行した世界的RTSゲーム「StarCraft」内に登場する種族である「Zerg」のイメージが随所に散見される。
  • 「すべてのスリヴァー・クリーチャーは〜」と書かれたもの(P/T修整やクリーチャー専用能力を共有するもの)と、「すべてのスリヴァーは〜」と書かれたものがある。

後者(水晶スリヴァー/Crystalline Sliver羽軸スリヴァー/Quilled Sliverなど)は、ローウィン・ブロックで登場した多相持ちの部族パーマネントにも能力を付与することができる。

参考

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