ダガタール/Daghatar

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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/no-end-and-no-beginning-2015-02-11 No End and No Beginning]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014335/ 終わりなくして始まりなし](Uncharted Realms 2015年2月11日 [[Nik Davidson]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/no-end-and-no-beginning-2015-02-11 No End and No Beginning]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014335/ 終わりなくして始まりなし](Uncharted Realms 2015年2月11日 [[Nik Davidson]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/khanfall-2015-02-18 Khanfall]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014429/ カンの落日](Uncharted Realms 2015年2月18日 [[Kelly Digges]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/khanfall-2015-02-18 Khanfall]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014429/ カンの落日](Uncharted Realms 2015年2月18日 [[Kelly Digges]]著)
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==その他==
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ドロモカへ屈服した際のエピソードは、18世紀のイスラム原理主義者[[Wikipedia:ja:ムハンマド・イブン・アブドゥルワッハーブ|ムハンマド・イブン・アブド・アル=ワッハーブ]]が元になっていると思われる。アル=ワッハーブは偶像崇拝禁止を厳格化するため、地元ナジュドで盛んだった霊廟崇拝を禁じ、同じく信仰の対象であった樹木の伐採を命じ、その中で最も神聖視されていた樹は自らの手で切り倒したとされる。
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2021年3月5日 (金) 19:26時点における最新版

ダガタール/Daghatarタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては運命再編不屈のダガタール/Daghatar the Adamantが初出。

目次

[編集] 解説

タルキール/Tarkir氏族/Clanアブザン家/The Abzan Housesの約1280年前[1]カン/Khan人間の男性(イラスト)。

の鱗で作られた精巧な鎧を纏い、琥珀の柄頭を持つ鎚矛追憶/The Remembranceを手にしている。移動時には黒色のアイベックスに騎乗する。

ダガタールは慎重な戦略を用いて目的を達成する。彼は絶えず周囲の状況を分析しており、そのため時によそよそしい人物だと思われることもある。

[編集] 追憶/The Remembrance

アブザンのカンに代々受け継がれている鎚矛(メイス)。その琥珀の柄頭には悪意あるが封じられており、それを手にした者の精神に直接語りかけてくる。

追憶は最初の族樹/Kin treeの一本から生まれたものだと言われている。アブザンの始祖たちの霊はその若木を山のような大樹に育て上げた。大樹はある日稲妻に打たれ粉々に砕かれたが、幹の中には琥珀の心臓が眠っていた――溶け合って一つの意識となった始祖たちの霊が脈打つ琥珀が。

追憶はアブザンのカンにとって強力な武器であり、賢明な助言者である。しかしその存在は恐ろしい重荷でもある。ダガタールは、追憶が本当はどのようなものであるかを知っていたならば、自分はカンの地位を決して受け入れなかっただろうと考えている。

[編集] 経歴

[編集] 終わりなくして始まりなし/No End and No Beginning

サルカン・ヴォル/Sarkhan Volウギン/Uginの命を助けてから数年後、龍の大嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。氏族と龍のパワーバランスは崩れた。

中でも多くの民を失っていたアブザンはこの事態を受け、隠居していた長老たちが権力の座に戻らざるを得なくなった。ダガタールもブラク/Burakからカンの地位を返還された。さらに氏族で最も優秀かつ賢明な20人がマー=エク要塞/Mer-Ek Fortressに集まり、会議を開いた。レイハン/Reyhanは主張した、戦える者を集められるだけ集めて龍種の長、ドロモカ/Dromokaを討ち、統率者を失った龍たちがタルキールの他の地へと散っていくのに賭けるしかないと。ダガタールのおじであるメレル/Merelは反論した、千の兵を失ってもかすり傷一つ与えられないドロモカを討ちに行くなど、アブザンの終わり以外の何物でもないと。ダガタールは性急に結論を出すことを避け、閉会を告げた。

ダガタールは私室に戻り、追憶に助言を求めた。追憶は彼を罵りながら答えた。お前は犠牲を恐れるあまり、本当の責務を見失っている。カンの責務は一人の、あるいは一万の民のためのものではない。未来のすべての民のためのものだ。カンが行わねばならぬ最も困難なことは「敗北」――敗北し、次の勝利まで生き延びること。何度敗北しても力を失わない、それこそがアブザンであり、アブザンにはこの龍に打ち勝つだけの十分な力があると。ダガタールはその言葉を長いこと思案していた。

最終的に彼の取った行動、それはドロモカに直接会うことであった。彼はドロモカに停戦を申し出たが、ドロモカはそれを一笑に付した。ドロモカは人間の従者、ソエムス/Sohemusによる龍詞/Draconicの通訳を介してダガタールに伝えた。我らは屍術士/Necromancerの民を許しはしないと。ダガタールは最初、スゥルタイ群/The Sultai Broodアンデッドのことを言っているのかと思ったが、違った――彼女はアブザンが祖先の霊を使役していることを言っているのだ。彼はアブザンの伝統を捨てるわけにはいかないと主張したが、ドロモカに言わせればそれは自然の摂理への冒涜であった。彼女は付け加えた、我らはアブザンを学び、尊敬すべきところも多々あると知った、だがアブザンが屍術に汚されている限り、我らはお前たちを滅ぼすまで戦い続けると。追憶の声がダガタールの頭の中に響いた、ここまでドロモカに近づける機会はもう二度と訪れない、我を掲げ、敵を討てと。

覚悟を決めたダガタールはドロモカへと近づき、追憶を振り上げた――そして、その柄頭を足元の岩に叩きつけ、粉々に砕いた。始祖たちの霊は苦悶と憤怒の叫び声を上げ、この世界から去った。彼はすべての家族に通告を出すよう命じた、族樹を引き抜け、そしてドロモカの言う「屍術」は今後一切禁止とすると。それは当然家族たちの反発を招くだろう。内戦すら起こるかもしれない。だがそれがアブザンの未来のすべての民に対する責任を持つ、ダガタールが下した決断であった。

[編集] カンの落日/Khanfall

アブザンの民のほとんどはダガタールに従った。ドロモカは龍王/Dragonlordとして彼らの頂点に君臨し、「アブザン」と「カン」は口に出してはならない言葉となった。民の1割はダガタールのやり方を認めなかった。レイハンがその抵抗勢力の長、すなわち「アブザンのカン」となった。

ある日ダガタールはティムール境/The Temur Frontierのカン、ヤソヴァ/Yasovaから書簡を受け取った。そこには、5氏族のカンによる頂上会談がオジュタイ/Ojutaiシルムガル/Silumgar率いる龍の襲撃を受け、レイハンが戦いの中で命を落としたと記されていた。彼は部下のベリル/Berilを呼び、ドロモカに伝えるよう命じた。抵抗勢力の長が死んだという情報が入った、私たちは抵抗勢力を降伏させることも、あるいは倒すこともできると。ダガタールに長年仕えてきたベリルは、彼がどのような思いでその命令を下しているのを感じ取ることができた。

ベリルが退出すると、彼は書簡を火にくべ、心の中で死者への祈りの言葉――禁じられた言葉を唱えた。彼は考えた、レイハンの魂が辿り着き、安らかに眠ることのできる場所はあるのだろうかと。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

運命再編
アブザンの優位/Abzan Advantage、不屈のダガタール/Daghatar the Adamant、先祖の結集/Rally the Ancestors永遠のドロモカ/Dromoka, the Eternal

[編集] イラストに登場

運命再編
名誉の報賞/Honor's Reward

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] その他

ドロモカへ屈服した際のエピソードは、18世紀のイスラム原理主義者ムハンマド・イブン・アブド・アル=ワッハーブが元になっていると思われる。アル=ワッハーブは偶像崇拝禁止を厳格化するため、地元ナジュドで盛んだった霊廟崇拝を禁じ、同じく信仰の対象であった樹木の伐採を命じ、その中で最も神聖視されていた樹は自らの手で切り倒したとされる。

[編集] 脚注

  1. ここでは、サルカン・ヴォルやナーセット/Narsetの時代から見て約1280年前ということ。

[編集] 参考

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