モミール・ベーシック

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|[[荒廃の天使/Desolation Angel]]||自分の土地だけがすべて[[破壊]]される。
 
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2016年3月23日 (水) 11:20時点における版

モミール・ベーシック/Momir BASICとは、Magic Online認定フォーマットの1つ。Magic Online VanguardMomir Vig, Simic Visionary Avatar基本土地のみが使用可能なフォーマット。

目次

概要

要するにMomir Vigからランダムに出現するクリーチャートークンのみで戦うわけで、その性質から、構築リミテッドなどに比べ、運の要素が極めて強い。 今までMTGで生み出された数多のクリーチャーが夢の共演を果たすため、現実で再現するのが難しい、MOならではの遊び方と言える。

Momir Vigが使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。

構築ルール


ヴァンガード

Momir Vig, Simic Visionary Avatar
ヴァンガード
手札 +0/ライフ +4

(X),カードを1枚捨てる:点数で見たマナ・コストがXである、無作為に選ばれたクリーチャー・カード1枚のコピーであるトークンを1体戦場に出す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動でき、各ターンに1回しか起動できない。

アーティスト:UDON (Chris Stevens)


戦略

運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。

能力をX=1から起動しない
まず前提として、「土地のプレイ」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを展開されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いがプレイングの大半と言っても良い。特に8マナ域まではマナ域が上昇するに伴ってクリーチャーの質も飛躍的に上昇するため、8マナまではマナを伸ばしたいところである。
1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良いとされる(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。
  • 参考までに1マナ域のクリーチャーがマナ・クリーチャーである確率はほぼ1/19(5%程度)。2マナ域も同程度である。3マナ域では2.6%程度。0マナ域は1/10でドライアドの東屋/Dryad Arborが当たるが、他に有用なクリーチャーが皆無。
  • 基本的にはX=2から起動し始め、8マナ域までの連続起動を目指す。先手の場合はそのまま連続で起動し続けると7マナで止まってしまうので、8マナに伸ばすにはどこかでもう1つ起動しないマナ域が必要となる。比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つ伝説のエルドラージ・クリーチャーたちのマナ域に繋げるため、アゾリウスのギルド魔道士/Azorius GuildmageがいるX=2で起動した後はX=5程度まで手札を保持する手もあるが、9マナ域は8マナ域とクリーチャーの質がさほど変わらず、10マナ域はハズレも多いため、ダメージレースを犠牲にする程かどうかは微妙な所であり、最近はそのようなプレイングはあまり見かけなくなった。ただし8マナには悪名高い深海の生息者/Denizen of the Deepや、状況次第で自分が不利になるクリーチャーが何枚か存在しているため、特に有利な状況では8マナで起動せずに9マナ域までマナを伸ばすこともある。(9マナ域にはマナ・コストに見合わない「弱い」クリーチャーはいるが、深海の生息者のような「出たら自分が不利になる」クリーチャーは存在しない。)
    • アゾリウスのギルド魔道士は出たら勝利と言えるカードではあるが、これが出る確率は0.1%未満のため、期待はしない方がよいだろう。
基本土地は全種類投入
このフォーマットでは一切呪文を唱えることができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。
有用な起動型能力を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。

その他

強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即敗北あるいは大幅に不利になることも多い。

8マナまでほぼすべてのマナ域で危険なクリーチャーがおり、それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。

X 出たクリーチャー 結果
2 誘うワーム/Tempting Wurm 対戦相手が大量の土地を戦場に出せる
3 田舎の破壊者/Countryside Crusher 次の自分のアップキープライブラリーがすべて削られる。
4 錆の精霊/Rust Elemental アーティファクト・クリーチャーを引き当てない限り毎ターン4ライフずつ削られ続け、自身はタップ
真実を覆すもの/Inverter of Truth ライブラリーがほぼすべて追放される。墓地に充分な枚数の基本土地があることは稀。
5 地ならし屋/Leveler ライブラリーがすべて追放される。
荒廃の天使/Desolation Angel 自分の土地だけがすべて破壊される。
空を飲み込むもの/Sky Swallower 自分の他のパーマネントが全て対戦相手のものになる。
アニマの賢者/Sages of the Anima カードが引けなくなる。
6 世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon 自分のパーマネントがこれだけになる。クリーチャーは状況起因処理で消滅。
7 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable 誘発型能力により即座にゲームに敗北する。
8 深海の生息者/Denizen of the Deep 自分の他のクリーチャーが状況起因処理で消滅。

逆に、アゾリウスのギルド魔道士や根気強いハンター/Dogged Hunterのような、出たら勝利と言える程のクリーチャーもほとんどのマナ域に存在する。

また、戦乱のゼンディカー現在、X=13、X=14とX=17以上のクリーチャーは存在しない。

参考

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