ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

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2009年6月2日 (火) 20:41時点における八汰烏 (トーク | 投稿記録)による版
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Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


ヴィンテージ最凶の呪文の1つであり、かつマジック最悪のカードの1つ。本来簡単に手を出せない墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は、マジック史上類を見ない。

たった3マナで、そのゲームで使用した呪文がマナの続く限り再利用可能というゲームの壊し方が凄まじすぎる。その時に使用した呪文はゲームから取り除かれ使用できなくなってしまうが、得られるアドバンテージが大き過ぎてあまり気にならない。何しろ後半で使うと、1ターン限定とはいえ手札が十数枚増えるのと同じ効果を得られるのである。また使用するデッキタイプによってはこのカードのプレイによって一気にゲームセットまで持ち込めるため、デメリットと呼ぶほどのものではない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ・ブーストが多ければ多いほどこのカード自体も強力に変貌を遂げる。スタンダードですら暗黒の儀式/Dark Ritual水蓮の花びら/Lotus Petalのおかげでこれ自体が事実上のフリースペルと化していたが、ヴィンテージにいたってはBlack Lotusライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond等の凶悪なマナ・ブーストを筆頭に軽くて凶悪の呪文が蔓延っているので、単純なカードパワーはかのパワー9すら上回る。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを打つために使用するなど、黒絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カードプールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、その性質上4枚投入するようなカードでもないので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

墓地に置かれたカードがゲームから取り除かれるのが誘発型能力であった時期があった。それに加え第6版より導入されたスタックにより、暗黒の儀式/Dark Ritualをプレイ→取り除かれる能力が誘発したらそれに対応してまた(墓地から)プレイ→以下繰り返しという、たった手札3枚(フィニッシャーのX火力を含めると4枚)で1ターンキルが成立してしまうデッキが出現した為に、元のテキストに修正し直される事となった。

1999/10/01、ヴィンテージでは制限カードエクステンデッドType1.5禁止カード。2004/09/20よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

参考

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