リシド

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(infoseekのiswebライトサービス終了でのリンク先消失に伴う修正)
22行: 22行:
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その5(米Wizards社、英文)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その5(米Wizards社、英文)
 +
**[http://web.archive.org/web/20090207022834/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](Braingeyser、上の記事の和訳)
 
*[[カード個別評価:テンペストブロック]]
 
*[[カード個別評価:テンペストブロック]]
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Licid|リシド(Licid)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Licid|リシド(Licid)}}

2011年9月23日 (金) 18:47時点における版

リシド/Licidクリーチャー・タイプの1つ。テンペスト・ブロックでのみ登場する。

クリーチャーに寄生して飛行などの能力、またはペナルティ能力を付加する種族。各にそれぞれ存在し、アーティファクト・クリーチャーのものもある。


Dominating Licid / 威圧するリシド (1)(青)(青)
クリーチャー — リシド(Licid)

(1)(青)(青),(T):クリーチャー1体を対象とする。威圧するリシドはこの能力を失い、エンチャント(クリーチャー)を持つオーラ(Aura)・エンチャントになる。これをそのクリーチャーにつける。あなたは、この効果を、(青)を支払うことで終わらせてもよい。
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。

1/1


Corrupting Licid / 堕落するリシド (2)(黒)
クリーチャー — リシド(Licid)

(黒),(T):クリーチャー1体を対象とする。堕落するリシドはこの能力を失い、エンチャント(クリーチャー)を持つオーラ(Aura)・エンチャントになる。これをそのクリーチャーにつける。あなたは、この効果を、(黒)を支払うことで終わらせてもよい。
エンチャントされているクリーチャーは畏怖を持つ。(それは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)

2/2

すべてのリシドは共通してマナタップエンチャント(クリーチャー)を持つオーラになる能力を持つ。また、この方法でクリーチャーについていても、マナを支払うことでクリーチャーに戻ることができる。


さまざまに作られた、「オーラの改善策」の1つといえる。単体でもクリーチャーとして活動できるため、「オーラしか手元にない」「そのオーラが有効に機能しない相手に無駄カードになる」というような事故を避けられるのが1つの利点。またカード・タイプを変更できるため、タイプを条件にする狙い撃ちの除去にも強い。例えば「クリーチャー除去」の呪文に狙われたなら、オーラに変形。逆にオーラ変形状態で「オーラを破壊」できる効果に狙われたらクリーチャーに戻る、というように。

しかし、このタイプを切り替える能力がルール上の混乱を呼び、ルール関係者に「(リシドなんて)そんなものは存在しない」とまで言われてしまった(もちろん、本当に存在していないわけではない)。フリースペルとはまた違った意味での最悪のメカニズムとも。このメカニズムを持つクリーチャーが今後新たに登場することは無いだろう。

  • 登場当時から、山のようなエラッタが出続けている。最新のエラッタは、オーラ導入に際して行われたものであり、わりと最初のテキストに近くなっている。
  • リシドはいずれも起動コストタップ・シンボルを含むので、基本的にオーラになった段階ではタップ状態である。「タップ状態のオーラ」自体が珍しいため戸惑う人がいるようだが、ルール上は何の問題もない。なお、これは他のパーマネントと同様にアンタップ・ステップアンタップする。
  • リシドの能力は、自分自身を対象にとってもよい。しかし、その場合「オーラは自分自身につけられない」、および「何にもつけられていないオーラは墓地に置かれる」というルールの制約により、状況起因処理で墓地に置かれる。
  • 「マナを支払うことでクリーチャーに戻る」のは特別な処理である。この「マナを支払うことでクリーチャーに戻る」ことはスタックを使用しないので、それに対応できないし、刹那を持つ呪文がスタックにあっても実行できる。
  • 今のテキストを見ると、オーラ化していないときにも静寂の歌/Song of Serenityのようにオーラがついているクリーチャー全部に影響するようにも思えるが、実際にはそんなことはなく、オーラ化していないときには全く意味を持たない。なぜなら、いずれの能力も「Enchanted creature」と単数形であって、「Enchanted creatures」と複数形で書かれていないためである。

参考

QR Code.gif