レガシー

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[[制限カード]]は、[[ヴィンテージ]]とは異なり存在しない。
 
[[制限カード]]は、[[ヴィンテージ]]とは異なり存在しない。
  
[[禁止カード]]は、[[Type1]]の[[制限カード]]リストに従っていた[[Type1.5]]と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別の[[フォーマット]]であるといえる。
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[[禁止カード]]は、[[Type1]]の制限カードリストに従っていた[[Type1.5]]と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別の[[フォーマット]]であるといえる。
  
古いカードが使えるため、古くからの[[プレイヤー]]に人気があるが、近年の[[カードパワー]]の上昇により、比較的新しい[[エキスパンション]]を中心としたデッキも組めるようになりつつある。
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[[エクステンデッド]]の後釜と目されるフォーマットでもある。ただ、[[エキスパンション]]の増加がこれからも目に見えている現状、どれだけその役を担えるかはまだ未知数な域である感が強い。それでも2005年からはレガシーの[[グランプリ]]も海外で開催されるようになり([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bd182 参考])、[[世界選手権07]]のフォーマットにも採用されたことで注目が集まっている。
*以前は、日本では競技人口が少なめのフォーマットであったが、都市圏を中心に競技人口が上昇傾向にあり、草の根大会の数も増えてきている。
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**新規参入するプレイヤーは、「初期投資には一定のコストを要するが、[[ローテーション]]落ちして見向きもされなくなるカードを手元に残しておくより、長期スパンで安定して遊べる」とか、また「ヴィンテージよりは壊れてなさそう」というスタンスを志向しているようだ。
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*初期投資に関しては、[[デュアルランド]]等を使用する場合、多くの資金がかかることも多いが、構築するデッキによって大きく異なることが多い。
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[[カード・プール]]の広さから、凶悪な瞬殺[[コンボ]]デッキばかりか、と思われがちだがそうでもない。環境を破壊しそうなカードは軒並み禁止されている事もあり、むしろ[[クリーチャー]]を軸に据えた[[クロック・パーミッション]]系のデッキが強い環境である。もちろん、純粋な[[ビートダウン]]にも強力なデッキが存在するし、高速、中速のコンボ、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]([[パーミッション]])も同様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来る為、[[メタ]]は非常に混沌としている。
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==傾向==
*デュアルランドや高額カードを遥かに安い資金で食うデッキが存在するのも事実である。パーツの安いコンボデッキや[[単色]]デッキ、ほぼ[[新枠]]のカードで構築可能なデッキもあるなど、[[アーキタイプ]]は非常に多い。[[メタゲーム]]が混沌としている一因である。
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古い[[カード]]を使えるため古参の[[プレイヤー]]からの人気は高いが、その印象が強いあまり新規プレイヤーが参入しづらく、かつては日本では競技人口が少な目の[[フォーマット]]であった。しかし、近年の[[カードパワー]]の上昇に伴って比較的新しいカードを中心とした[[デッキ]]も組めるようになってきており、草の根大会の開催も増えてきたことによって、都市圏を中心に競技人口は増加傾向にある。
*またレガシーでは、[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]時には特に注目されていなかったカードが日の目を見ることもある。
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[[ヴィンテージ]]程環境が尖っていない為、デッキによっては一種のMTGの「オールスター戦」であるとも言える。特に[[黒ウィニー]][[白ウィニー]]等の単色[[ウィニー]][[青単コントロール]][[バーン]]などといった、そのデッキに該当するカードが各[[ブロック]]に渡って存在するようなアーキタイプにとっては、まさに集大成であり、総力戦が楽しめる。
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[[カード・プール]]の広さから瞬殺[[コンボ]][[デッキ]]ばかりと思われがちだが、[[環境]]を破壊しそうな凶悪カードは軒並み[[禁止カード]]にされていることもあり、[[ヴィンテージ]]ほど尖った環境ではない。それよりも、[[クリーチャー]]を軸に据えた[[クロック・パーミッション]]が強い傾向にある。その他にも、純粋な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]や[[コントロール (デッキ)|コントロール]]、中速コンボなど非常に多様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来るため、[[メタゲーム]]は非常に混沌としている。
  
その他のカードとの[[シナジー]]により、[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]ではどうと言うことも無かったカードでも、思いもよらない相互作用で[[禁止カード]]入りをしているものもある([[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]など)。巻き添えを食って[[キーカード]]が使えず消滅したデッキも少なくない。逆に、特定の対策カードが存在するばっかりにイマイチ結果を残せないデッキも多い。
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新規参入する場合、[[デュアルランド]]などの高額カードを集めようとすると十分な資金が必要になるが、[[バーン]]や[[白ウィニー]]などの初期投資が安くてすむ[[単色デッキ]]でも十分に戦えるデッキを作ることは可能であり、逆にデュアルランドなどに頼るデッキを食うような構成にすることもできる。また、[[ローテーション]]が存在しないため、初期投資にコストがかかっても同じカードで長く遊べるという点も魅力の1つである。
  
[[エクステンデッド]]の後釜と目される[[フォーマット]]でもある。ただ、[[エキスパンション]]の増加がこれからも目に見えている現状、どれだけその役を担えるかはまだ未知数な域である感が強い。2005年からはレガシーの[[グランプリ]]も海外で開催されるようになり、盛況を博した([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bd182])。
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*[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]時には特に注目されていなかったカードが日の目を見ることもあり、[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]のように禁止カードにされてしまっているものまである。
*[[世界選手権07]]のフォーマットに採用され、今後の動向が注目されている。
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*[[青単コントロール]][[ウィニー]]など、様々な[[ブロック (総称)|ブロック]]に渡って存在するような基本的な[[アーキタイプ]]も多くみかけられ、見方によっては[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のオールスター戦を楽しめるようなフォーマットとも言える。
  
 
==使用可能カードセット==
 
==使用可能カードセット==
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**2005年10月20日より[[ポータル]]系列も使用可能に。
 
**2005年10月20日より[[ポータル]]系列も使用可能に。
  
==[[禁止カード]]==
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==禁止カード==
 
*[[アンティ]]に関する[[カード]]
 
*[[アンティ]]に関する[[カード]]
 
**[[Amulet of Quoz]]
 
**[[Amulet of Quoz]]
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*[[Demonic Consultation]]
 
*[[Demonic Consultation]]
 
*[[Demonic Tutor]]
 
*[[Demonic Tutor]]
*[[ドリーム・ホール/Dream Halls]] (2009年9月30日まで)
 
 
*[[大地の知識/Earthcraft]]
 
*[[大地の知識/Earthcraft]]
*[[納墓/Entomb]] (2009年9月30日まで)
 
 
*[[Falling Star]]
 
*[[Falling Star]]
 
*[[Fastbond]]
 
*[[Fastbond]]
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*[[魔力の櫃/Mana Vault]]
 
*[[魔力の櫃/Mana Vault]]
 
*[[記憶の壺/Memory Jar]]
 
*[[記憶の壺/Memory Jar]]
*[[金属細工師/Metalworker]] (2009年9月30日まで)
 
 
*[[精神錯乱/Mind Twist]]
 
*[[精神錯乱/Mind Twist]]
 
*[[精神の願望/Mind's Desire]]
 
*[[精神の願望/Mind's Desire]]
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*[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]
 
*[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]
  
==主な[[デッキ]]・その他==
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==主なデッキ・その他==
 
*[[レガシーの変遷]]を参照
 
*[[レガシーの変遷]]を参照
  

2009年10月4日 (日) 15:18時点における版

レガシー/Legacyとは、公認フォーマットの1つ。エターナル環境の1つとして分類されている。2004/09/19までのType1.5を廃止し、新たに作られたフォーマット

目次

解説

制限カードは、ヴィンテージとは異なり存在しない。

禁止カードは、Type1の制限カードリストに従っていたType1.5と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別のフォーマットであるといえる。

エクステンデッドの後釜と目されるフォーマットでもある。ただ、エキスパンションの増加がこれからも目に見えている現状、どれだけその役を担えるかはまだ未知数な域である感が強い。それでも2005年からはレガシーのグランプリも海外で開催されるようになり(参考)、世界選手権07のフォーマットにも採用されたことで注目が集まっている。

傾向

古いカードを使えるため古参のプレイヤーからの人気は高いが、その印象が強いあまり新規プレイヤーが参入しづらく、かつては日本では競技人口が少な目のフォーマットであった。しかし、近年のカードパワーの上昇に伴って比較的新しいカードを中心としたデッキも組めるようになってきており、草の根大会の開催も増えてきたことによって、都市圏を中心に競技人口は増加傾向にある。

カード・プールの広さから瞬殺コンボデッキばかりと思われがちだが、環境を破壊しそうな凶悪カードは軒並み禁止カードにされていることもあり、ヴィンテージほど尖った環境ではない。それよりも、クリーチャーを軸に据えたクロック・パーミッションが強い傾向にある。その他にも、純粋なビートダウンコントロール、中速コンボなど非常に多様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来るため、メタゲームは非常に混沌としている。

新規参入する場合、デュアルランドなどの高額カードを集めようとすると十分な資金が必要になるが、バーン白ウィニーなどの初期投資が安くてすむ単色デッキでも十分に戦えるデッキを作ることは可能であり、逆にデュアルランドなどに頼るデッキを食うような構成にすることもできる。また、ローテーションが存在しないため、初期投資にコストがかかっても同じカードで長く遊べるという点も魅力の1つである。

使用可能カードセット

禁止カード

主なデッキ・その他

参考

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