Library of Alexandria
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実質1マナでカードを引き続けられるというのは壊れている。手札がちょうど7枚でないと起動できないため一見使いにくそうに見えるが、他のドロー手段を併用するだけであっさり達成でき、また一度でも起動できる態勢に入ると自身の能力で手札を7枚に維持しやすくなる。他のドローソースに頼らずとも、マリガンせずに1ターン目に出せるなら先攻でも次ターンに、後攻ならこの土地をプレイするだけでドロー可能な態勢が整う。解決時の手札の枚数は問わないので、引く能力に対応して教示者を唱えサーチしたカードを即座に手札に入れることもできるほか、複数枚をコントロールしていたりアンタップする手段があったりすれば複数枚のドローも可能。手札が減ってしまった場合でも最低限アンタップインする土地として扱えるため、機能し始めると手の付けられないドローエンジンでありながら腐ることもほぼないといえる。
強いて難点を挙げるなら、ドローはマナ生産とトレードオフである点か。毎ターンドローを進めることは毎ターン1マナぶんのテンポロスを伴うことと同義であり、これが使用可能なフォーマットは大概1マナの強力なカードがひしめいているので1マナの損失も相対的に響きやすくなる。軽いマナ・アーティファクトなどのマナ加速やピッチスペルを併用すればテンポロスを補うことが可能だが、これらを多用することで手札が減ると結局ドロー条件を満たしづらくなってしまうというジレンマが生じてしまう。とはいえ、これを使用できるフォーマットでは強力な手札補充手段を使えることが多いので、途中である程度手札を吐いても再びドロー条件を満たすことはそう難しくないだろう。手札を必要とするコントロールデッキやパーミッションなら必ず入るカードと言ってしまっても過言ではない。
ヴィンテージでは、テーブルトップでこのカードをプレイできる数少ないフォーマットということで特色の1つとなっている。
タイムレスではストリクスヘイヴンの秘密にスペシャルゲストとして収録されたことで使用可能となった。実装直後は4枚のフル投入が可能であり引き込むことを前提としたデッキを組みやすいが、バリューランド中心の戦略を咎める露天鉱床/Strip Mineも4枚使用可能なフォーマットなので評価は突出して高くはなく、色マナの出ない土地を採用する余裕のあるデッキでも状況を選ばず攻撃的に使える露天鉱床の方が優先されやすい。金属モックス/Chrome Moxや各種ピッチスペルなど単色のストンピィを組める下地はカードプール内に揃っており、露天鉱床と同時にこのカードを採用した単色デッキが一定数見られるようになっている。
リミテッドでは、Magic Onlineのキューブ・ドラフトやMTGアリーナのパワー・キューブなど限られたケースで使用可能だが、構築戦の時ほど強くない。リミテッドではいったん減ってしまった手札を7枚まで戻しづらいため、中盤以降にこれを引いても荒地/Wastes同然になりがちだからである。ただし、ゲーム開始時の手札にあった場合は非常に凶悪だし、膠着状態に陥った場合も活躍するのでプレイアブルといっていい。
- 「マジック黎明期におけるパワー9に匹敵する力を有していたことで、後の人によってパワー10として特別に仲間入りを果たすことを許された」「引けば勝てるという意味を込めて「I Win」というあだ名をつけられていた[1]」といった逸話もある。
- 世界選手権94の準優勝者であるBertrand Lestreeは、優勝したZak Dolanの宝石箱に勝てなかった理由として象牙の塔/Ivory TowerとLibrary of Alexandriaの組み合わせを挙げていたとのこと[2]。
- 精神力/Mind Over Matterを使うと手札を半無限に入れ替えできる。
- 紀元前300年頃、エジプトのアレクサンドリアに建てられた実在の図書館、アレクサンドリア図書館がモデル(イラスト1/2)。数万から数十万の蔵書を誇ったといわれるが、破壊や略奪に遭い、残念ながら現存していない。
- 能力的にはもちろん、場所柄からも「伝説の土地」に相応しいが伝説ではない。そもそもこのカードの登場はレジェンド・ルールの登場前である。
- イラストにはイスラム教のモスクを思わせるたまねぎ状のドームが乗った建物が描かれているが、アレクサンドリアにイスラム教が入ってきたのはずっと後の時代のことであり、実際のアレクサンドリア図書館とはかなり乖離していると思われる。しかし今日では、アラビアンナイトの舞台はラバイア/Rabiahであるという設定になっているため、あまり深く気にする必要はないのかもしれない。
- 漫画「デュエル・マスターズ」の第1話で、主人公の切札勝舞がNACとの対決において最初にプレイしたカードがこれ。父親が遺したThe Deckをそのまま使用したという流れであり、ギャラリーから「禁止カードだ!」と総ツッコミが入るも試合は続行された。
- 2025年10月28日より開始されたパワー・キューブでMTGアリーナにも追加され、オンラインプラスの日本語訳と同じアレクサンドリアの図書館の名が与えられた。2026年のストリクスヘイヴンの秘密ではスペシャルゲストとしてレンの書庫/Library of Lengの代わりに収録されており、後述の通りヒストリックでは事前禁止の措置がとられているが、タイムレスでは使用可能となった。
[編集] 禁止指定
1994年5月2日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに、タイプ1.5で禁止カードに指定された。2004年9月20日にタイプ1.5に代わってレガシーが創設された後も、引き続き同フォーマットの禁止カードとなっている。
ヒストリックでは、ストリクスヘイヴンの秘密に先駆けた事前禁止措置の一環として、2026年4月21日に禁止カードとなる[3]。
[編集] 関連カード
- 開闢の巻物/Scroll of Origins - 手札が7枚以上だとドローできるアーティファクト。2マナ。能力の起動にも2マナ必要。(神河救済)
- 共鳴するリュート/Resonating Lute - 開闢の巻物に似たドロー能力を持つアーティファクト。 (2)(青)(赤)。スペルを補助する能力も備える。(ストリクスヘイヴンの秘密)
- 図書館の大魔術師/Magus of the Library - (緑)(緑)の1/1の大魔術師。これと同じマナ能力およびドロー能力を持つクリーチャー。(次元の混乱)
- 大図書棟/The Biblioplex - 手札が0枚の場合も起動できる土地。ただし起動に2マナ必要な上に、手札に加えられるのはインスタントかソーサリーのみ。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
[編集] 脚注
- ↑ The Power Nine(Daily MTG 2003年10月15日)
- ↑ Drive to Work #791 – Antiquities, Part 2(ポッドキャスト 2020年11月13日)
- ↑ MTG Arena Announcements – April 20, 2026(2026年4月21日 John Schork,Daniel Xu著)
[編集] 参考
- 壁紙 (Magic Online Holiday Cube draft) (Internet Archive) (Daily MTG)
- 非マナ能力を持つ土地(機能別カードリスト)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:アラビアンナイト - アンコモン3
- カード個別評価:Vintage Masters - 神話レア
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア
- カード個別評価:スペシャルゲスト#ストリクスヘイヴンの秘密 - 神話レア(MTGアリーナのみ)


