最後の河童の甲羅/Shell of the Last Kappa

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[[打ち消す|打ち消し]]に近い[[起動型能力]]を持った[[伝説のアーティファクト]]。[[あなた|自分]]を[[対象]]とする[[インスタント]]か[[ソーサリー]][[呪文]]を直接[[追放]]でき、[[生け贄に捧げる]]ことでそのうちの1枚を[[マナ・コスト]]を[[支払う]]ことなく[[唱える]]こともできる。
  
[[打ち消す|カウンター]]に近い効果([[打ち消し]]ではない)を持った[[アーティファクト]]。
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繰り返し使えるカウンターであり、限定的な[[呪文乗っ取り/Spelljack]]のように使うこともできる。[[対戦相手]]に見えているため、実際には抑止力として期待することになるだろう。[[起動コスト]]がやや[[重い|重く]]、対象が限定的なのが難点。
ただし自分に対して打たれた[[インスタント]]か[[ソーサリー]]でなければならない。
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2つめの能力は1つ目の能力で取り除いた呪文を無コストで[[プレイ]]できる。
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いわば[[呪文乗っ取り/Spelljack]][[アーティファクト]]版のようなもの。
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*1番目の能力は、[[ゲームから取り除く|打ち消す]]のではなく直接[[ゲームから取り除いて]]いるので、[[打ち消されない]]呪文も消せる。
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*2番目の能力は[[コスト]]に[[生け贄]]を必要とするので1回しかプレイ出来ないが、1番目の能力は[[マナ]]と[[タップ]]なので何度でも[[プレイ]]出来る。限定的ではあるが、繰り返し使える[[カウンター]]発生装置としても使える。
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*2番目の能力で[[プレイ]]された[[インスタント]]、[[ソーサリー]]は、もちろん[[オーナー]]の墓地に置かれる。
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*日本語版では「ソーザリー呪文」と書かれているが、これは誤植である。
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*日本語版では「ソー'''ザ'''リー呪文」と書かれた誤植がある({{Gatherer|id=86645|カード画像}})。
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*[[カード名]]から[[神河/Kamigawa]]では河童は滅びてしまったと長らくプレイヤーに思われていた。実際、[[神河ブロック]]では河童は[[クリーチャー]]として[[カード]]化されていない。しかし後の[[神河:輝ける世界]]および[[神河:輝ける世界統率者デッキ|同統率者デッキ]]では[[機械壊しの河童/Kappa Tech-Wrecker]]と[[河童の砲手/Kappa Cannoneer]]が登場した。どうやら河童の絶滅は神河人の思い込みであったようだ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/674659682122629120/so-regarding-kappa-tech-wrecker-werent-the So, regarding Kappa Tech-Wrecker, weren't the…]([[Blogatog]] [[2022年]]1月28日)</ref>。
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**当時、[[開発部]]には河童をクリーチャーとして登場させる案があったが土壇場で没になった。そして河童が存在しないことを説明・納得させるためにこのカードが生み出されたとのこと<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-and-ends-kamigawa-neon-dynasty-2022-02-28 Odds and Ends – Kamigawa: Neon Dynasty]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035832/ こぼれ話:『神河:輝ける世界』]([[Making Magic]] 2022年2月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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==ルール==
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*追放された呪文は[[解決]]されないため、何も[[効果]]を発揮しない。
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*1番目の起動型能力は打ち消すことなく直接追放するため、[[打ち消されない]]呪文にも対処できる。
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*2番目の起動型能力によって唱えられたインスタントやソーサリーは、解決後にはその[[オーナー]]の[[墓地]]に置かれる。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:神河ブロック]]
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*[[カード名百科事典#河童|河童]]([[カード名百科事典]])
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*[[条件付きカウンターカード]]
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*[[カード個別評価:神河物語]] - [[レア]]

2022年4月6日 (水) 01:08時点における最新版


Shell of the Last Kappa / 最後の河童の甲羅 (3)
伝説のアーティファクト

(3),(T):あなたを対象とするインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それを追放する。(その呪文は効果が無い。)
(3),(T),最後の河童の甲羅を生け贄に捧げる:あなたは、最後の河童の甲羅によって追放されたカードの中から呪文を1つ、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


打ち消しに近い起動型能力を持った伝説のアーティファクト自分対象とするインスタントソーサリー呪文を直接追放でき、生け贄に捧げることでそのうちの1枚をマナ・コスト支払うことなく唱えることもできる。

繰り返し使えるカウンターであり、限定的な呪文乗っ取り/Spelljackのように使うこともできる。対戦相手に見えているため、実際には抑止力として期待することになるだろう。起動コストがやや重く、対象が限定的なのが難点。

[編集] ルール

  • 追放された呪文は解決されないため、何も効果を発揮しない。
  • 1番目の起動型能力は打ち消すことなく直接追放するため、打ち消されない呪文にも対処できる。
  • 2番目の起動型能力によって唱えられたインスタントやソーサリーは、解決後にはそのオーナー墓地に置かれる。

[編集] 脚注

  1. So, regarding Kappa Tech-Wrecker, weren't the…Blogatog 2022年1月28日)
  2. Odds and Ends – Kamigawa: Neon Dynasty/こぼれ話:『神河:輝ける世界』Making Magic 2022年2月28日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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