貯め込み屋の欲/Hoarder's Greed

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[[黒]]お得意の、[[ライフ]]を代償に[[ドロー]]を行う[[カード]]。
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[[黒]]お得意の、[[ライフ]]を代償に[[カード]]を[[引く]][[カード]]。[[ローウィン]]産のこれは[[激突]]がついている。
[[ローウィン]]産のこれは[[激突]]がついている。
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2ライフを[[失う|失い]]2ドローという効率は、2[[マナ]]の[[夜の囁き/Night's Whisper]]と同じであり4マナというのは少々重い。
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ならば激突に勝利して追加のドローを行いたいところだが、激突を行うこと、そして勝った場合の繰り返しは強制であるため、激突に勝ちすぎるとそのまま自滅してしまう可能性がある。
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<!-- ライフを失う部分も繰り返されるため1ライフあたり1枚のドローという効率は変わらない。
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その点は問題ない。 -->
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総じて、少々使い勝手が悪いと言えるだろう。
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現在はライフゲインに欠くことがない[[白黒コントロール]]などで使われている。
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2点のライフを[[失う|失い]]2枚のカードという効率は、2[[マナ]]の[[夜の囁き/Night's Whisper]]と同じであり4マナというのは少々[[重い]]。ならば激突に勝利して追加のカードを引きたいところだが、激突を行うこと、そして勝った場合の繰り返しは強制であるため、激突に勝ちすぎるとそのまま自滅してしまう可能性がある。総じて、少々使い勝手が悪いと言えるだろう。
  
*激突の勝率を2分の1とした場合、期待値は「4マナで4点のライフを失い4ドロー」と、夜の囁きのちょうど2倍。
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現在はライフ獲得に欠くことがない[[白黒コントロール]]などで使われている。
実際には激突で同点の場合は勝てないので、同じデッキ構成で激突した場合の勝率は2分の1を下回るが、[[手札]]増加枚数で考えると夜の囁きの1枚に対し、これは期待値3枚と効率がよい。
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さらに、激突[[デッキ]]を組むならばそれにふさわしいデッキ構成にするであろうから、相手も激突デッキでない限り、激突に勝てる確率が2分の1を超えることもありうる。
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*激突の勝率を2分の1とした場合、期待値は「4マナで4点のライフを失い4ドロー」と、夜の囁きのちょうど2倍。実際には激突で同点の場合は勝てないので、同じデッキ構成で激突した場合の勝率は2分の1を下回るが、[[手札]]増加枚数で考えると夜の囁きの1枚に対し、これは期待値3枚と効率がよい。さらに、激突[[デッキ]]を組むならばそれにふさわしいデッキ構成にするであろうから、[[対戦相手]]も激突デッキでない限り、激突に勝てる確率が2分の1を超えることもありうる。リスクを無視してドロー効率の面だけで考えると、意外と悪くなさそうだ。
リスクを無視してドロー効率の面だけで考えると、意外と悪くなさそうだ。
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*対戦相手が[[ライブラリー]]の上に[[土地]]など、[[マナ総量]]が0のカードを残した場合、自分も同様のカードを[[公開する]]まで延々とライフを失うハメになる。
*相手が[[ライブラリー]]の上に[[土地]]など、[[点数で見たマナ・コスト]]が0のカードを残した場合、自分も同様のカードを公開するまで延々とライフを失うハメになる。
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**対戦相手のライブラリーが空の場合、対戦相手は「激突を行えなかった」ことになるので、こちらの公開するカードが土地だろうとなんだろうと、無条件で激突に勝つ。他に激突の行える対戦相手がいない限り、こちらのライブラリーを引き尽くすまで、際限なくライフとライブラリーが削られてゆき、最後に空のライブラリー同士でどちらも激突が行えなくなって、そこで[[ループ]]が止まる。ライブラリーが奇数枚だったならば、処理の途中で[[ライブラリーアウト]]となって、次に[[優先権]]が発生したときに[[敗北]]し、偶数枚の場合はライブラリーアウトにはならないが、ライブラリーの枚数よりも多い点数のライフを持っていない限り、ライフが尽きてやはり敗北する。
**相手のライブラリーが空の場合、相手は「激突を行えなかった」ことになるので、こちらの公開するカードが土地だろうとなんだろうと、無条件で激突に勝つ。
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*[[白金の天使/Platinum Angel]]や、(その[[ターン]]限りで[[ゲーム]]を決めるつもりならば)[[天使の嗜み/Angel's Grace]]で敗北を消すことにより、自滅のリスクを恐れず激突を繰り返せる。しかし、激突で勝ち続けられるような状態を作り出すのは難しい。[[ライブラリー操作]]で[[重い]]カードを[[積み込み|積み込む]]ことはできるが、激突を行ってそのカードをライブラリーの上に残しても、次にそのカードは手札に来てしまうからである。また、呪文や能力の[[解決]]中に優先権は発生しないため、次の激突を行う前に再び積み込むことも困難である。[[祖先の知識/Ancestral Knowledge]]や[[ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter]]など、多数のカードを積み込める手段を用意するか、[[マナ切り離し/Mana Severance]]で土地カードを[[追放]]して激突に勝てる確率を上げるといった準備が必要である。
他に激突の行える対戦相手がいない限り、こちらのライブラリーを引き尽くすまで、際限なくライフとライブラリーが削られてゆき、最後に空のライブラリー同士でどちらも激突が行えなくなって、そこで[[ループ]]が止まる。
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**[[心の傷跡/Traumatize]]などで大量のカードを[[墓地]]に落としてから[[禁忌の墓所/Forbidden Crypt]]を出し、それから[[ライブラリーの一番上]]に重いカードを置けば、手札に加わるのはそのカードではなく墓地のカードになるので、対戦相手がそれ以上の重さのカードを出してこない限り、好きなだけ激突に勝って、墓地に落としたカードを手に入れられる。しかしこの[[ギミック]]は、貯め込み屋の欲以外に、心の傷跡、禁忌の墓所、ライブラリー操作と重いカード、そして敗北よけの白金の天使と、合計6枚がかり。そこまでの準備ができるならば、もっと手っ取り早く勝てる[[コンボ]]がいくらでもある。
ライブラリーが奇数枚だったならば、処理の途中で[[ライブラリーアウト]]となって、次に[[優先権]]が発生したときに敗北し、偶数枚の場合はライブラリーアウトにはならないが、ライブラリーの枚数よりも多い点数のライフを持っていない限り、ライフが尽きてやはり敗北する。
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*{{Gatherer|id=156082|イラスト}}にはお宝を独り占めしようとしている[[ボガート/Boggart]]が描かれているが、そのボガートの未来が[[流刑のボガート/Exiled Boggart]]である。
*[[白金の天使/Platinum Angel]]や、(その[[ターン]]限りで[[ゲーム]]を決めるつもりならば)[[天使の嗜み/Angel's Grace]]で敗北を消すことにより、自滅のリスクを恐れず激突を繰り返せる。
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しかし、激突で勝ち続けられるような状態を作り出すのは難しい。
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[[ライブラリー操作]]で[[重い]]カードを[[積み込み|積み込む]]ことはできるが、激突を行ってそのカードをライブラリーの上に残しても、次にそのカードは手札に来てしまうからである。
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[[祖先の知識/Ancestral Knowledge]]や[[ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter]]など、多数のカードを積み込める手段を用意するか、[[マナ切り離し/Mana Severance]]で土地カードを取り除いて激突に勝てる確率を上げるといった準備が必要である。
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**[[心の傷跡/Traumatize]]などで大量のカードを[[墓地]]に落としてから[[禁忌の墓所/Forbidden Crypt]]を出し、それからライブラリーのトップに重いカードを置けば、手札に加わるのはそのカードではなく墓地のカードになるので、相手がそれ以上の重さのカードを出してこない限り、好きなだけ激突に勝って、墓地に落としたカードを手に入れられる。
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しかしこの[[ギミック]]は、貯め込み屋の欲以外に、心の傷跡、禁忌の墓所、ライブラリー操作と重いカード、そして敗北よけの白金の天使と、合計6枚がかり。
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そこまでの準備ができるならば、もっと手っ取り早く勝てる[[コンボ]]がいくらでもある。
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ローウィンブロック]]
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/arcana/1450 The Hoarder's Consequences] ([[WotC]]、英語)
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*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[アンコモン]]

2021年5月4日 (火) 21:24時点における最新版


Hoarder's Greed / 貯め込み屋の欲 (3)(黒)
ソーサリー

あなたは2点のライフを失い、カードを2枚引く。その後あなたの対戦相手と激突を行う。あなたが勝った場合、この手順を繰り返す。(激突を行う各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードを一番上か一番下に置く。自分のカードのマナ総量の方が大きいプレイヤーが勝つ。)


お得意の、ライフを代償にカード引くカードローウィン産のこれは激突がついている。

2点のライフを失い2枚のカードという効率は、2マナ夜の囁き/Night's Whisperと同じであり4マナというのは少々重い。ならば激突に勝利して追加のカードを引きたいところだが、激突を行うこと、そして勝った場合の繰り返しは強制であるため、激突に勝ちすぎるとそのまま自滅してしまう可能性がある。総じて、少々使い勝手が悪いと言えるだろう。

現在はライフ獲得に欠くことがない白黒コントロールなどで使われている。

  • 激突の勝率を2分の1とした場合、期待値は「4マナで4点のライフを失い4ドロー」と、夜の囁きのちょうど2倍。実際には激突で同点の場合は勝てないので、同じデッキ構成で激突した場合の勝率は2分の1を下回るが、手札増加枚数で考えると夜の囁きの1枚に対し、これは期待値3枚と効率がよい。さらに、激突デッキを組むならばそれにふさわしいデッキ構成にするであろうから、対戦相手も激突デッキでない限り、激突に勝てる確率が2分の1を超えることもありうる。リスクを無視してドロー効率の面だけで考えると、意外と悪くなさそうだ。
  • 対戦相手がライブラリーの上に土地など、マナ総量が0のカードを残した場合、自分も同様のカードを公開するまで延々とライフを失うハメになる。
    • 対戦相手のライブラリーが空の場合、対戦相手は「激突を行えなかった」ことになるので、こちらの公開するカードが土地だろうとなんだろうと、無条件で激突に勝つ。他に激突の行える対戦相手がいない限り、こちらのライブラリーを引き尽くすまで、際限なくライフとライブラリーが削られてゆき、最後に空のライブラリー同士でどちらも激突が行えなくなって、そこでループが止まる。ライブラリーが奇数枚だったならば、処理の途中でライブラリーアウトとなって、次に優先権が発生したときに敗北し、偶数枚の場合はライブラリーアウトにはならないが、ライブラリーの枚数よりも多い点数のライフを持っていない限り、ライフが尽きてやはり敗北する。
  • 白金の天使/Platinum Angelや、(そのターン限りでゲームを決めるつもりならば)天使の嗜み/Angel's Graceで敗北を消すことにより、自滅のリスクを恐れず激突を繰り返せる。しかし、激突で勝ち続けられるような状態を作り出すのは難しい。ライブラリー操作重いカードを積み込むことはできるが、激突を行ってそのカードをライブラリーの上に残しても、次にそのカードは手札に来てしまうからである。また、呪文や能力の解決中に優先権は発生しないため、次の激突を行う前に再び積み込むことも困難である。祖先の知識/Ancestral Knowledgeゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterなど、多数のカードを積み込める手段を用意するか、マナ切り離し/Mana Severanceで土地カードを追放して激突に勝てる確率を上げるといった準備が必要である。
    • 心の傷跡/Traumatizeなどで大量のカードを墓地に落としてから禁忌の墓所/Forbidden Cryptを出し、それからライブラリーの一番上に重いカードを置けば、手札に加わるのはそのカードではなく墓地のカードになるので、対戦相手がそれ以上の重さのカードを出してこない限り、好きなだけ激突に勝って、墓地に落としたカードを手に入れられる。しかしこのギミックは、貯め込み屋の欲以外に、心の傷跡、禁忌の墓所、ライブラリー操作と重いカード、そして敗北よけの白金の天使と、合計6枚がかり。そこまでの準備ができるならば、もっと手っ取り早く勝てるコンボがいくらでもある。
  • イラストにはお宝を独り占めしようとしているボガート/Boggartが描かれているが、そのボガートの未来が流刑のボガート/Exiled Boggartである。

[編集] 参考

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