Drop of Honey

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[[あなた|自分]]の[[アップキープ]]ごとに1体ずつ、[[パワー]]の弱い[[クリーチャー]]から順に殺していく[[エンチャント]]。条件付きとはいえ、[[緑]]でクリーチャーを[[除去]]できる変則的な[[カード]]といえる。
 
[[あなた|自分]]の[[アップキープ]]ごとに1体ずつ、[[パワー]]の弱い[[クリーチャー]]から順に殺していく[[エンチャント]]。条件付きとはいえ、[[緑]]でクリーチャーを[[除去]]できる変則的な[[カード]]といえる。
  
状況によっては自分のクリーチャーを殺さざるを得ないときがあるので、そのあたりは使いづらい。例えばこれがあると、自分で[[極楽鳥/Birds of Paradise]]を維持することは困難になる。だが、自分が[[ノンクリーチャー]]ならば何の問題もないし、緑だから高パワーのクリーチャーを揃えておけばよいだろう。
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状況によっては自分のクリーチャーを殺さざるを得ないときがあるので、そのあたりは使いづらい。例えばこれがあると、自分の[[極楽鳥/Birds of Paradise]]を維持することは困難になる。だが、自分が[[ノンクリーチャー]]ならば何の問題もないし、緑だから高パワーのクリーチャーを揃えておけばよいだろう。あるいは[[破壊不能]]を持つクリーチャーを自分で[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している状態であれば、それよりパワーの低いクリーチャーを一掃した上でDrop of Honeyを維持することができる。この場合、その破壊不能を持つクリーチャーが[[戦場]]にいる限り、より大きなパワーを持つクリーチャーが現れてもDrop of Honeyでは対処できないことに注意が必要である。
  
*印刷時の[[ルール文章]]では[[対象]]をとっていなかったが、1994年8月頃に「このカードは対象をとる」という裁定が出され、一時期は[[オラクル]]でも対象をとるようになっていた。その後、2006年7月の[[オラクル]]更新で対象をとらないように戻された。特に[[レガシー]]では[[敏捷なマングース/Nimble Mongoose]]に塞き止められることがなくなったため、この変更は大きい。
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緑がクリーチャーに優れた色ということもあってか、トーナメントで見かけることは稀なカードだったが、[[レガシー]]では[[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]]や[[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]]などを、多少のタイムラグが発生するとはいえ[[対象]]を取らず確実に対処できるため、自分のクリーチャーが巻き添えを食らう心配のない[[土地単]]において[[サイドボード]]として採用される例が増えてきている。
*何故かアラビアンナイトに含まれているが、元々はタイの民話。王様がこぼした一滴の蜂蜜を家来が拭くべきかと尋ねるが、王様はきっと別の誰かが拭くと言って放っておいた。しかしその後蜂蜜を舐めに来た虫、それを食べたトカゲ、それを捕まえようとして飛び掛った猫、それに噛み付いた犬、猫と犬の飼い主の喧嘩へと発展し、最後はどちらかの飼い主に味方した国民全員が2つの勢力に分かれて戦争し、国は滅びてしまうというもの。パワーが弱いクリーチャーから破壊されていく能力は、虫から始まる弱肉強食の連鎖を表したものだろうか。
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*印刷時の[[ルール文章]]では対象をとっていなかったが、1994年8月頃に「このカードは対象をとる」という裁定が出され、一時期は[[オラクル]]でも対象をとるようになっていた。その後、2006年7月のオラクル更新で対象をとらないように戻された。特にレガシーでは[[敏捷なマングース/Nimble Mongoose]]に塞き止められることがなくなったため、この変更は大きい。
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*何故かアラビアンナイトに含まれているが、元々はタイの民話。王様がこぼした一滴の蜂蜜を家来が拭くべきかと尋ねるが、王様はきっと別の誰かが拭くと言って放っておいた。しかしその後蜂蜜を舐めに来た虫、それを食べたトカゲ、それを捕まえようとして飛び掛った猫、それに噛み付いた犬、猫と犬の飼い主の喧嘩へと発展し、最後はどちらかの飼い主に味方した国民全員が2つの勢力に分かれて戦争し、国は滅びてしまうというもの。(英文による紹介:http://storywise.com.sg/storytelling/a-little-drop-of-honey)
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*同じ発想のカードとして[[粛清の大鎌/Purging Scythe]](最低[[タフネス]]に2点ダメージ)や[[選別の秤/Culling Scales]](最低[[点数で見たマナ・コスト]]の非[[土地]][[パーマネント]]を破壊)がある。
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*同じ発想のカードとして[[粛清の大鎌/Purging Scythe]](最低[[タフネス]]に2点ダメージ)や[[選別の秤/Culling Scales]](最低[[マナ総量]]の非[[土地]][[パーマネント]]を破壊)がある。
 
*[[次元の混乱]]にて、[[白]]の[[斑岩の節/Porphyry Nodes]]として[[タイムシフト]]。
 
*[[次元の混乱]]にて、[[白]]の[[斑岩の節/Porphyry Nodes]]として[[タイムシフト]]。
  

2021年5月4日 (火) 21:54時点における最新版


Drop of Honey (緑)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、パワーが最も低いクリーチャー1体を破壊する。それは再生できない。最も低いパワーを持つクリーチャーが2体以上いる場合、その中の1体を選ぶ。
戦場にクリーチャーが1体もいない場合、Drop of Honeyを生け贄に捧げる。


自分アップキープごとに1体ずつ、パワーの弱いクリーチャーから順に殺していくエンチャント。条件付きとはいえ、でクリーチャーを除去できる変則的なカードといえる。

状況によっては自分のクリーチャーを殺さざるを得ないときがあるので、そのあたりは使いづらい。例えばこれがあると、自分の極楽鳥/Birds of Paradiseを維持することは困難になる。だが、自分がノンクリーチャーならば何の問題もないし、緑だから高パワーのクリーチャーを揃えておけばよいだろう。あるいは破壊不能を持つクリーチャーを自分でコントロールしている状態であれば、それよりパワーの低いクリーチャーを一掃した上でDrop of Honeyを維持することができる。この場合、その破壊不能を持つクリーチャーが戦場にいる限り、より大きなパワーを持つクリーチャーが現れてもDrop of Honeyでは対処できないことに注意が必要である。

緑がクリーチャーに優れた色ということもあってか、トーナメントで見かけることは稀なカードだったが、レガシーでは真の名の宿敵/True-Name Nemesisトレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trestなどを、多少のタイムラグが発生するとはいえ対象を取らず確実に対処できるため、自分のクリーチャーが巻き添えを食らう心配のない土地単においてサイドボードとして採用される例が増えてきている。

  • 印刷時のルール文章では対象をとっていなかったが、1994年8月頃に「このカードは対象をとる」という裁定が出され、一時期はオラクルでも対象をとるようになっていた。その後、2006年7月のオラクル更新で対象をとらないように戻された。特にレガシーでは敏捷なマングース/Nimble Mongooseに塞き止められることがなくなったため、この変更は大きい。
  • 何故かアラビアンナイトに含まれているが、元々はタイの民話。王様がこぼした一滴の蜂蜜を家来が拭くべきかと尋ねるが、王様はきっと別の誰かが拭くと言って放っておいた。しかしその後蜂蜜を舐めに来た虫、それを食べたトカゲ、それを捕まえようとして飛び掛った猫、それに噛み付いた犬、猫と犬の飼い主の喧嘩へと発展し、最後はどちらかの飼い主に味方した国民全員が2つの勢力に分かれて戦争し、国は滅びてしまうというもの。(英文による紹介:http://storywise.com.sg/storytelling/a-little-drop-of-honey)

[編集] 関連カード

[編集] 参考

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