Glyph of Reincarnation

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<!-- [[Glyph of Doom]][[下位互換]]と言って良い。って、同じ[[サイクル]]だよ。
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[[]][[ブロック]]された[[アタッカー]][[墓地]][[クリーチャー]]に「転生(Reincarnation)」させるような[[インスタント]]。[[#サイクル|サイクル]]の中では珍しく、柔軟な使い方が期待できるのが特徴。
そりゃ、[[]]の方が[[クリーチャー]][[破壊]]は得意だけど……。
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↑性格が違うカードなので、表現方法を変えてみます。 -->
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[[レジェンド#set|レジェンド]][[]]利用[[インスタント]][[サイクル]][[]]版。
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こちらの壁を利用する前提では、壁に変則的な[[バジリスク能力]]を与えるようなものといえる。一種の[[除去]]ではあるが相手の頭数は減らない。この使い方なら同じサイクルの[[]][[カード]]である[[Glyph of Doom]]に劣る。[[オーラ]]や[[+1/+1カウンター]]などの後付け[[強化]]を強引に引き剥がすために使うという利用法もできなくはない。
このサイクルの中では珍しく、柔軟な使い方が期待できるのが特徴。
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こちらの壁を利用する前提では、壁が[[ブロック]]した相手[[アタッカー]]を「生まれ変わらせる」モノ。
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逆に、[[対戦相手]]の壁を利用するならば、こちらのアタッカーを「転生」させられる(同セットの[[生まれ変わり/Reincarnation]]とほぼ同じ)。こちらの使い方では相手が壁を使っているかどうかという不確定要素がある。
一種の[[除去]]手段ではあるが、相手の頭数は減らないので頼りない。
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この使い方だけなら、同じサイクルにある[[Glyph of Doom]]の[[下位互換]]と言って良いだろう。
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逆に相手が壁を使っているならば、こちらのアタッカーを生まれ変わらせることができる。
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*[[墓地]]掃除し、さらに[[破壊]]したクリーチャーが墓地に行かない工夫をすれば、デメリットを帳消しにできる。相手が[[トークン]]や[[クリーチャー化]]した[[パーマネント]]なら、墓地掃除だけで事足りる。
この場合、同セットの[[Reincarnation]]とほぼ同じ。
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動作からいって、こっちの使い方を本命にしたいところだが、相手が壁を使っているかどうかという不確定要素に悩むことになるだろう。
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==オラクルの変遷==
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{{Gatherer|id=1529|printed=true|印刷時のテキスト}}では、[[リアニメイト]]は「Attackerの墓地からクリーチャーを1体選び、それをAttackerのコントロール下で戦場に戻す。」といった処理で行われていた。
  
*[[墓地]]掃除し、さらに破壊したクリーチャーが墓地に行かない工夫をすれば、デメリットを帳消しに出来る。
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[[1998年]]7月頃の[[オラクル]]更新で「Attacker」の箇所は「その[[コントローラー]]」に変更された。
相手が[[トークン]][[クリーチャー化]]した[[パーマネント]]なら、墓地掃除だけでOK。
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妙に手間のかかるカードである。
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*[[個別エンチャント]]や[[+1/+1カウンター]]などの後付け強化を強引に引き剥がすために使うという考え方もあるにはある。
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もちろん、戻ってこない方がありがたいのは言うまでもないことだが。
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==[[サイクル]]==
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[[1999年]]9月頃のオラクル更新で「そのコントローラー」は「壁のコントローラー」と変更され、この効果で破壊した数だけ自分の[[クリーチャー]]をリアニメイトできるようになっていたが、[[2001年]]8月頃のオラクル更新で「そのコントローラー」に戻された。また、2001年8月頃のオラクルでは「戦闘後にのみ唱えられる」タイミング制限が「[[戦闘終了ステップ]]の間のみ唱えられる」に変更された。
[[レジェンド#set|レジェンド]]の、[[ブロック]]している[[]]専用の強化[[インスタント]]。
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*[[Glyph of Life]]
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印刷時とこの時点の[[ルール・テキスト]]を比べると、「相手が[[攻撃]]させた[[灰色熊/Grizzly Bears]]をあなたが[[木の壁/Wall of Wood]]でブロックし、その後、あなたが灰色熊のコントロールを得た」という状況において、木の壁を対象にこれを唱えた場合、印刷時のテキストでは、相手の墓地からクリーチャー・カードを戦場に出すのに対し、この時点のテキストでは、あなた(灰色熊のコントローラー)の墓地からクリーチャー・カードを戦場に出すという違いがある。
*[[Glyph of Delusion]]
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*[[Glyph of Doom]]
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オリジナルの機能を復元するために、[[2010年のオラクル更新#2010年7月のオラクル更新|2010年7月のオラクル更新]]で「そのコントローラー」は「最後の時点でその壁によってブロックされた状態になったクリーチャーをコントロールしていたプレイヤー」という複雑な表現に変更され、タイミング制限も「戦闘後にのみ唱えられる」に戻された。
*[[Glyph of Destruction]]
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<!-- -[[Glyph of Reincarnation]] -->
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==関連カード==
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===サイクル===
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{{サイクル/レジェンドのGlyph}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/04/0219.html#41|18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time]] 第41位(Braingeyser)
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*[[18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time]] 第41位
*[[カード個別評価:オールドエキスパンション]]
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*[[The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time]] 第89位
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*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[コモン]]1
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2023年11月12日 (日) 18:20時点における最新版


Glyph of Reincarnation (緑)
インスタント

この呪文は戦闘後にのみ唱えられる。
壁(Wall)1つを対象とする。このターン、それにブロックされたすべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。これにより死亡したクリーチャー1体につき、その壁によって最後にブロックされたクリーチャーをコントロールしていたプレイヤーの墓地にあるそのクリーチャー・カード1枚をそれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


ブロックされたアタッカー墓地クリーチャーに「転生(Reincarnation)」させるようなインスタントサイクルの中では珍しく、柔軟な使い方が期待できるのが特徴。

こちらの壁を利用する前提では、壁に変則的なバジリスク能力を与えるようなものといえる。一種の除去ではあるが相手の頭数は減らない。この使い方なら同じサイクルのカードであるGlyph of Doomに劣る。オーラ+1/+1カウンターなどの後付け強化を強引に引き剥がすために使うという利用法もできなくはない。

逆に、対戦相手の壁を利用するならば、こちらのアタッカーを「転生」させられる(同セットの生まれ変わり/Reincarnationとほぼ同じ)。こちらの使い方では相手が壁を使っているかどうかという不確定要素がある。

[編集] オラクルの変遷

印刷時のテキストでは、リアニメイトは「Attackerの墓地からクリーチャーを1体選び、それをAttackerのコントロール下で戦場に戻す。」といった処理で行われていた。

1998年7月頃のオラクル更新で「Attacker」の箇所は「そのコントローラー」に変更された。

1999年9月頃のオラクル更新で「そのコントローラー」は「壁のコントローラー」と変更され、この効果で破壊した数だけ自分のクリーチャーをリアニメイトできるようになっていたが、2001年8月頃のオラクル更新で「そのコントローラー」に戻された。また、2001年8月頃のオラクルでは「戦闘後にのみ唱えられる」タイミング制限が「戦闘終了ステップの間のみ唱えられる」に変更された。

印刷時とこの時点のルール・テキストを比べると、「相手が攻撃させた灰色熊/Grizzly Bearsをあなたが木の壁/Wall of Woodでブロックし、その後、あなたが灰色熊のコントロールを得た」という状況において、木の壁を対象にこれを唱えた場合、印刷時のテキストでは、相手の墓地からクリーチャー・カードを戦場に出すのに対し、この時点のテキストでは、あなた(灰色熊のコントローラー)の墓地からクリーチャー・カードを戦場に出すという違いがある。

オリジナルの機能を復元するために、2010年7月のオラクル更新で「そのコントローラー」は「最後の時点でその壁によってブロックされた状態になったクリーチャーをコントロールしていたプレイヤー」という複雑な表現に変更され、タイミング制限も「戦闘後にのみ唱えられる」に戻された。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

レジェンドの、ブロックに参加している専用インスタントサイクル

イラストは全てSusan Van Campの手によるもの。

[編集] 参考

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