イマースターム/Immersturm
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− | *初出は[[プレインチェイス]]で、このときは[[ヴァラ/Valla]]と呼ばれる[[次元/Plane]]の地名であり、戦争と渾沌と稲妻の絶えない嵐の領域であるとされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/planes-planechase-2009-12-30 The Planes of Planechase](Savor the Flavor [[2009年]]9月2日 [[Doug Beyer]]著)</ref>。その後、11年以上が経った[[カルドハイム]]にて再登場。[[カルドハイム/Kaldheim]]を構成する[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]の一つであり、[[デーモン/Demon#カルドハイム|デーモン/Demon]] | + | *初出は[[プレインチェイス]]で、このときは[[ヴァラ/Valla]]と呼ばれる[[次元/Plane]]の地名であり、戦争と渾沌と稲妻の絶えない嵐の領域であるとされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/planes-planechase-2009-12-30 The Planes of Planechase](Savor the Flavor [[2009年]]9月2日 [[Doug Beyer]]著)</ref>。その後、11年以上が経った[[カルドハイム]]にて再登場。[[カルドハイム/Kaldheim]]を構成する[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]の一つであり、[[デーモン/Demon#カルドハイム|デーモン/Demon]]の住まう火と戦争の世界であるとされた。この変更について、[[Ethan Fleischer]]はこう説明している<ref>[[Ethan Fleicherのフォーラムでの回答|https://forum.nogoblinsallowed.com/viewtopic.php?f=18&t=26767&p=689961#p689889]]([[2021年]]1月20日)</ref>。 |
+ | **かつて[[ヴァラ/Valla]]は[[カルドハイム/Kaldheim]]の[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]の一つで、イマースタームは年々拡大していた。しかし、そこで争っていた勢力のうちの一つが使った兵器の影響で次元が二つに分断され、一方は独立した次元に、もう一方は[[カルドハイム/Kaldheim]]の[[カルドハイム/Kaldheim#世界観|世界樹/The World Tree]]に取り残された。取り残された側はイマースタームの地帯だけが残っており、やがて時が経つにつれ、[[ヴァラ/Valla]]の名前は忘れ去れられ、その[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]はイマースタームとだけ呼ばれるようになった。 | ||
*モチーフは[[Wikipedia:ja:北欧神話|北欧神話]]における[[Wikipedia:ja:九つの世界|九つの世界]]の一つに数えられることのある、灼熱の世界[[Wikipedia:ja:ムスペルヘイム|ムスペルヘイム]]か。 | *モチーフは[[Wikipedia:ja:北欧神話|北欧神話]]における[[Wikipedia:ja:九つの世界|九つの世界]]の一つに数えられることのある、灼熱の世界[[Wikipedia:ja:ムスペルヘイム|ムスペルヘイム]]か。 | ||
2021年1月29日 (金) 14:55時点における版
- イストフェル/Istfell(白青、スピリット)
- カーフェル/Karfell(青黒、ゾンビ)
- イマースターム/Immersturm(黒赤、デーモン)
- ノットヴォルド/Gnottvold(赤緑、トロール)
- ブレタガルド/Bretagard(緑白、人間)
- シュタルンハイム/Starnheim(白黒、天使)
- セルトランド/Surtland(青赤、巨人)
- スケムファー/Skemfar(黒緑、エルフ)
- アクスガルド/Axgard(赤白、ドワーフ)
- リトヤラ/Littjara(緑青、多相の戦士)
イマースターム/Immersturmは、カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つ。主要種族はデーモン/Demonで、色は黒赤[1]。
目次 |
解説
イマースタームは火、デーモン/Demon、絶え間ない戦争の地だ。稲妻が空に轟く中、デーモンの略奪者は炎の船で燃える海を渡り、略奪可能な他の領界/Realmへの道を求めてイマースターム中を調べ回る。神々はイマースタームの周りに強力なルーンの護法を張り、デーモンたちをここに閉じ込め、他の領界で大惨事を起こすことのないようにしてきたが、その護法も完全ではなく、デーモンが脱出手段を見つけるのは時間の問題でしかない。
イマースタームの炎が止むことはない。海は火でできており、空は消えることのない雷雲に照らされている。デーモンたちが住まうのは、鋭く容赦ない黒岩でできた、燃える陥没孔がいくつも開いている、荒涼とした山岳地帯だ。デーモン以外の全生物にとって有毒なガスが亀裂から噴き出し、空に渦巻く。イマースタームに植生はない。唯一の野生の「動物」は、火の孔から湧き出すエレメンタルの炎の体を持つ獣だけだ。
敵対するデーモンの族長同士は戦いのため、血に染まったエルスカルの戦場/The Fields of Elskulへと赴く。デーモンはイマースタームを離れることができないので、戦う相手は同族だけであり、その飽くなき血への渇望は、昼も夜も絶え間なく、黒き戦場で大規模な戦が猛威を振るっていることを意味する。何らかの理由があって戦う者や、他のデーモンへの恨みを抱いて戦う者はほとんどいない――彼らは単に、戦いたいから戦うのだ。
血の岩山/The Bloodcragは、イマースタームの黒き山脈の奥深くにある火山だ。そのカルデラで沸騰するのは溶岩ではない――血だ。というのも、血の岩山はすべてのデーモンの発生源だからだ。デーモンがデーモン以外の生物を殺戮するたびに(どのデーモンも機会があれば必ずそうする)、犠牲者の血は魔法で血の岩山に転送される。デーモンの征服で得られた煮え滾る血がカルデラの縁に達すると、新たなデーモンが生まれる。しかしながら、ルーンの護法がデーモンたちをこの領界に閉じ込めているため、新たな犠牲者は不足しており、長年にわたって血の岩山から新たなデーモンは生まれていない。
デーモンが他の領界から略奪を行うことに成功すると、その者は戦利品を地下のヘリールの宝物庫/The Vaults of Hellirに預ける。燃える海の下の迷宮のような部屋で、古代文明のアーティファクトと遥か昔に失われた秘儀的な秘密が、何世紀も埃を被っている。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
- Episode 4: Into the Demons' Realm/メインストーリー第4話:デーモンの領界へ(Magic Story 2021年1月27日 Roy Graham著)
その他
- 初出はプレインチェイスで、このときはヴァラ/Vallaと呼ばれる次元/Planeの地名であり、戦争と渾沌と稲妻の絶えない嵐の領域であるとされた[2]。その後、11年以上が経ったカルドハイムにて再登場。カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つであり、デーモン/Demonの住まう火と戦争の世界であるとされた。この変更について、Ethan Fleischerはこう説明している[3]。
- かつてヴァラ/Vallaはカルドハイム/Kaldheimの領界/Realmの一つで、イマースタームは年々拡大していた。しかし、そこで争っていた勢力のうちの一つが使った兵器の影響で次元が二つに分断され、一方は独立した次元に、もう一方はカルドハイム/Kaldheimの世界樹/The World Treeに取り残された。取り残された側はイマースタームの地帯だけが残っており、やがて時が経つにつれ、ヴァラ/Vallaの名前は忘れ去れられ、その領界/Realmはイマースタームとだけ呼ばれるようになった。
- モチーフは北欧神話における九つの世界の一つに数えられることのある、灼熱の世界ムスペルヘイムか。
脚注
- ↑ Norsing Around, Part 1/北方へ その1(Making Magic 2021年1月11日 Mark Rosewater著)
- ↑ The Planes of Planechase(Savor the Flavor 2009年9月2日 Doug Beyer著)
- ↑ https://forum.nogoblinsallowed.com/viewtopic.php?f=18&t=26767&p=689961#p689889(2021年1月20日)