呪われた巻物/Cursed Scroll
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Cursed Scroll / 呪われた巻物 (1)
アーティファクト
アーティファクト
(3),(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。カード名を1つ選ぶ。その後、あなたの手札からカードを1枚、無作為に公開する。そのカードが選ばれた名前を持つ場合、呪われた巻物はそれに2点のダメージを与える。
テンペスト・ブロックを大きく高速化させた超優秀ダメージアーティファクト。 エターナルでもその性能は健在。
効果は単純にいえば『ババ抜き』をする。対戦相手がババ=指定されたカードを引いたらダメージが飛ぶわけだ。 トランプと異なり、マジックでは手札が1枚のみになることや、手札が全て同じカードで揃う事は珍しくない。つまり、「確実にババを引かせる」事が容易なのである。 故に手札を激しく消耗する赤や黒や緑の超速攻デッキに重宝される。
かつて手札を無くした状態で、相手を罠の橋/Ensnaring Bridgeと無のブローチ/Null Broochでロックし、呪われた巻物でライフを削るエンプティ・ハンドロックと言うデッキが存在した。
デッキの性質上、手札枚数が多いほうがいい浄火の鎧/Empyrial Armorとの相性は悪い。 そのため当時の白の有力デッキの1つだったアーマースキンでは使われづらかった。 が、税収/Titheなどで手札を増やしつつ呪われた巻物で「平地/Plains」を指定するというコンボもあり、使えないというわけでもない。
- 公開したカードの当たり外れに関係なく、対象は選ぶ。と言うよりそもそも、カード名の指定とカードの公開は解決時なので、プレイ時に行う対象の指定はそれより前の時点である。
- 手札が0枚のときに起動しても、ダメージを与えることはできない。指定したカード名のカードを公開することがありえないからである。
- 日本語版の初期版にはエラーがあり、『(2),(T):』となっている。こちらの方がやや価値が高い。
- 勿論、手札にないカードを指定してもよい。2点ダメージの可能性よりもブラフを張りたい局面も多い。上手く使えばそれなりに有効。→実例
- 今ではテンペスト・ブロックのトップレアの一枚だがテンペスト発売時点ではさほど注目されてなかった。人気が急上昇したのはやはり赤の台頭と黒シャドー&白プロテクションシャドーの活躍ゆえである。
- 2006年10月のOracle変更までは、何故か公開するカードを対戦相手が無作為に選ぶように指定されていた。無作為なら自分が選んでも変わらないはずなのだが、気分の問題だったのだろう。
- テンペスト・ブロックがスタンダード落ちした際、ゲームぎゃざに掲載されたコラムの序文が印象的だった。
色んなカードがいなくなるんだねえ。 呪われた巻物とか呪われた巻物とか呪われた巻物とか・・
- このカードのイラストは、知識の井戸/Well of Knowledgeのイラストの続きになっている。
- 時のらせんにて、この能力を元にした巻物の大魔術師/Magus of the Scrollが作られた。
1998年7月1日より、テンペスト・ブロック構築で唯一の禁止カードに。