星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
星の大魔導師、ヴァドリックが戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xは、星の大魔導師、ヴァドリックのパワーに等しい。
昼が夜になるか夜が昼になるたび、星の大魔導師、ヴァドリックの上に+1/+1カウンター1個を置く。
昼夜システムにより+1/+1カウンターを置きつつ、常在型能力でインスタントとソーサリーのコストを低減させる人間・ウィザード。
とりあえず出た時点で、1マナ分呪文を軽くしてくれるのは便利。昼夜を切り替えることができれば、その分だけ更に軽くなっていく。ただし軽減されるのは不特定マナの分だけなので、1、2回誘発すれば大体十分。それ以上を狙う場合はX火力などを採用しておくといいだろう。
コスト低下の効果は+1/+1カウンターと紐付けされておらず、これ自体のパワーのみを参照している。パンプアップなどでパワーを上げられれば、昼夜を用いずとも呪文を軽くできる。
リミテッドではレアなのもあり数を集めづらく、これがいないと機能しない程にインスタント・ソーサリーを集めすぎてもほとんど回らない。上手く行けば自然とファッティに変ずるシステムクリーチャー程度に考えておけば十分だろう。
構築では同色に多い、インスタントやソーサリーを唱えることで誘発する能力とシナジーを形成する。素のタフネスが低いので場持ちは良くないが、逆に避雷針としても使えて便利。元が重くないため、テンポ・アドバンテージの損失は最小限に抑えられる。当然、戦場に出ていれば例え即除去されたとしても、それに対応して唱えた呪文は軽くなる。
ブロールでは一般的なイゼットカラーデッキの方向性とヴァドリック自身の能力とがうまく噛み合っており、またコストも3マナと軽いことから、統率者として非常に高いパフォーマンスを発揮する。「ドロー&ゴー」をプレイの主軸としてカウンター呪文でヴァドリックを守りつつ、対戦相手のターンにインスタントのドロー呪文を重ねてゆくだけで、数ターン後には大幅なコスト軽減能力を持つファッティがそびえ立つことになるだろう。環境にストリクスヘイヴンが存在することも追い風になっており、特に序盤に引いた場合は宝物トークンの生産や炎投げのソナタのダメージを嵩増しし、ヴァドリックが育ったところで引いた場合はたった2マナでフィニッシャーを生産してくれるマグマ・オパス/Magma Opusや精霊の傑作/Elemental Masterpieceはぜひとも並べて投入したいところである。
関連カード
サイクル
イニストラード:真夜中の狩りのレアの2色の伝説のクリーチャーサイクル。
- 敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice - 敬虔な心霊、デニック/Dennick, Pious Apparition(白青)
- 忘れられた大天使、リーサ/Liesa, Forgotten Archangel(白黒)
- 屍術の俊英、ルーデヴィック/Ludevic, Necrogenius - ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris(青黒)
- 星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage(青赤)
- ヴォルダーレンの末裔、フロリアン/Florian, Voldaren Scion(黒赤)
- 年経た枝指/Old Stickfingers(黒緑)
- 不吉な首領、トヴォラー/Tovolar, Dire Overlord - 深夜の災い魔、トヴォラー/Tovolar, the Midnight Scourge(赤緑)
- 確固たる討伐者、レム・カロラス/Rem Karolus, Stalwart Slayer(赤白)
- ドーンハルトの主導者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Prime(緑白)
- 大スライム、スローグルク/Slogurk, the Overslime(緑青)
ストーリー
ヴァドリック/Vadrikはイニストラード/Innistradに住む人間/Humanの星術師/Astronomancer。男性。月の研究で知られる一方で、星図を描くアマチュアの芸術家でもある。
詳細はヴァドリック/Vadrikを参照。