インビテーショナルカード

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==解説==
 
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インビテーショナルの優勝者は、将来のセットに収録させるカード案を[[R&D|開発部]]に提出することができる。それが実際に製品化したものがインビテーショナル・カードである。インビテーショナルが廃止されたため、今後このカードが増える見込みはない。
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インビテーショナルの優勝者は、将来の[[カード・セット]]に収録させるカード案を[[開発部]]に提出することができる。それが実際に製品化したものがインビテーショナル・カードである。インビテーショナルが廃止されたため、今後このカードが増える見込みはない。
  
 
製品化したカードの[[絵|イラスト]]には提案者が[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界の人物として描かれる。またデザインした本人の名前がカードの愛称として呼ばれることもある。
 
製品化したカードの[[絵|イラスト]]には提案者が[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界の人物として描かれる。またデザインした本人の名前がカードの愛称として呼ばれることもある。
*特に[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]を「フィンケル」と呼んだり[[闇の腹心/Dark Confidant]]を「ボブ」と呼ぶ表現がしばしば見られる。
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*特に[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]を「[[Jon Finkel|フィンケル]]」と呼んだり[[闇の腹心/Dark Confidant]]を「[[Bob Maher|ボブ]]」と呼ぶ表現がしばしば見られる。
  
 
[[インビテーショナル05|2005年のインビテーショナル]]では、参加者が大会前に提出したカード案で一般投票を行い、それで1位だったものもカード化することになった。投票の結果1位だったのは[[藤田剛史]]氏の提出したカード案で、[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]として[[時のらせん]]に収録された。
 
[[インビテーショナル05|2005年のインビテーショナル]]では、参加者が大会前に提出したカード案で一般投票を行い、それで1位だったものもカード化することになった。投票の結果1位だったのは[[藤田剛史]]氏の提出したカード案で、[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]として[[時のらせん]]に収録された。
*優勝者が提出した案との差別化のため、「提案者がイラストに描かれていない」という差異がある。
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*優勝者が提出した案との差別化のため、「提案者がイラストに描かれていない」という差異がある<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/vote-2005-invitational-cards-2005-05-17 Vote for 2005 Invitational Cards](Event Coverage [[2005年]]5月17日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/inside-us-nationals-2006-07-28 Inside U.S. Nationals](The Week That Was [[2006年]]7月28日 [[Brian David-Marshall]]著)</ref>。
*参考:[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi05/cards Vote for 2005 Invitational Cards][http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bd238 Inside U.S. Nationals]
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たいてい、提出されるカード案はめちゃくちゃなカードばかりなので実際のカード化までに弱体化されるが、例外もある。[[Chris Pikula]]氏のデザインしたカードは地味と言うかおとなしかったので、大幅な強化が施されている。→[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]
 
たいてい、提出されるカード案はめちゃくちゃなカードばかりなので実際のカード化までに弱体化されるが、例外もある。[[Chris Pikula]]氏のデザインしたカードは地味と言うかおとなしかったので、大幅な強化が施されている。→[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]
  
 
ほとんどが[[レア]]の[[クリーチャー]]・カードである。[[人間]]の[[ウィザード]]であることが多い。
 
ほとんどが[[レア]]の[[クリーチャー]]・カードである。[[人間]]の[[ウィザード]]であることが多い。
*[[なだれ乗り/Avalanche Riders]]が唯一の[[アンコモン]]
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*初出時点で[[アンコモン]]なのは[[なだれ乗り/Avalanche Riders]]のみ。
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**後に[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]は[[マスターズ25th]]にてアンコモンで[[再録]]された。
 
*[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]が唯一の非クリーチャー・カード。
 
*[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]が唯一の非クリーチャー・カード。
  
 
ちなみに[[時のらせん]]で3枚のインビテーショナルカードが[[タイムシフト]]したことにより、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]]の[[スタンダード]]では、実に6枚のインビテーショナルカードを使用可能な環境であった。もちろん歴代スタンダードでは最大数である。
 
ちなみに[[時のらせん]]で3枚のインビテーショナルカードが[[タイムシフト]]したことにより、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]]の[[スタンダード]]では、実に6枚のインビテーショナルカードを使用可能な環境であった。もちろん歴代スタンダードでは最大数である。
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*大会の優勝者をカードに登場させる、というコンセプトは後の'''[[プレイヤー・スポットライト・カード]]'''に引き継がれた。
  
 
==インビテーショナルカード一覧==
 
==インビテーショナルカード一覧==
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*[[イーオスのレインジャー/Ranger of Eos]] ([[Antoine Ruel]];2006)
 
*[[イーオスのレインジャー/Ranger of Eos]] ([[Antoine Ruel]];2006)
 
*[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]] ([[Tiago Chan]];2007)
 
*[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]] ([[Tiago Chan]];2007)
 
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi04/feat5 Invitational Grand Prize Card Submissions]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/invitational-grand-prize-card-submissions-2004-05-12 Invitational Grand Prize Card Submissions](Event Coverage [[2004年]]5月12日 [[Scott Johns]]著)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi04/welcome Live Coverage of the 2004 Magic Invitational]
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*[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/mi04 Live Coverage of the 2004 Magic Invitational]([[インビテーショナル04]]のカバレージ)
 
*[[インビテーショナル]]
 
*[[インビテーショナル]]
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*[[プレイヤー・スポットライト・カード]]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]
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2024年1月11日 (木) 15:48時点における最新版

インビテーショナル・カードとは、インビテーショナルの優勝者が出した案を基に製品化されたカードのこと。

[編集] 解説

インビテーショナルの優勝者は、将来のカード・セットに収録させるカード案を開発部に提出することができる。それが実際に製品化したものがインビテーショナル・カードである。インビテーショナルが廃止されたため、今後このカードが増える見込みはない。

製品化したカードのイラストには提案者がマジック世界の人物として描かれる。またデザインした本人の名前がカードの愛称として呼ばれることもある。

2005年のインビテーショナルでは、参加者が大会前に提出したカード案で一般投票を行い、それで1位だったものもカード化することになった。投票の結果1位だったのは藤田剛史氏の提出したカード案で、宝石の洞窟/Gemstone Cavernsとして時のらせんに収録された。

  • 優勝者が提出した案との差別化のため、「提案者がイラストに描かれていない」という差異がある[1][2]

たいてい、提出されるカード案はめちゃくちゃなカードばかりなので実際のカード化までに弱体化されるが、例外もある。Chris Pikula氏のデザインしたカードは地味と言うかおとなしかったので、大幅な強化が施されている。→翻弄する魔道士/Meddling Mage

ほとんどがレアクリーチャー・カードである。人間ウィザードであることが多い。

ちなみに時のらせんで3枚のインビテーショナルカードがタイムシフトしたことにより、ラヴニカ・ブロック時のらせんブロックコールドスナップスタンダードでは、実に6枚のインビテーショナルカードを使用可能な環境であった。もちろん歴代スタンダードでは最大数である。

[編集] インビテーショナルカード一覧

[編集] 脚注

  1. Vote for 2005 Invitational Cards(Event Coverage 2005年5月17日 Wizards of the Coast著)
  2. Inside U.S. Nationals(The Week That Was 2006年7月28日 Brian David-Marshall著)

[編集] 参考

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