ウッド・エルフ/Wood Elves

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[[ポータル]]出身の[[マナ加速]]型[[187クリーチャー]]。ポータルには[[マナ能力]]という概念が無かったので通常の[[マナ・クリーチャー]]を登場させることができなかった。その結果、このような[[土地]][[サーチ]]という形で、[[緑]]の特徴であるマナ加速を表したわけである。
 
[[ポータル]]出身の[[マナ加速]]型[[187クリーチャー]]。ポータルには[[マナ能力]]という概念が無かったので通常の[[マナ・クリーチャー]]を登場させることができなかった。その結果、このような[[土地]][[サーチ]]という形で、[[緑]]の特徴であるマナ加速を表したわけである。
  
3[[マナ]]1/1という緑とは思えない性能だが、この脆弱さが役立つとは誰が予想しただろうか。[[アンタップ]]状態で出した[[森/Forest]]からのマナで、すぐに[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]を[[装備]]して[[ドロー]]に変換するのが非常に強力。これを搭載したデッキが[[エルフ&ネイル]]で、一気に人気カードへとのし上がった。
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3[[マナ]]1/1という緑とは思えない性能だが、[[自然の知識/Nature's Lore]][[内蔵]][[クリーチャー]]と考えれば妥当な[[コスト]]と言えるだろう。[[アンタップ]]状態で[[森]]を[[戦場に出す]]ため、そこから生み出したマナを活用できれば[[重い|重さ]]もカバーできる。とりあえず[[アドバンテージ]]を得ているのも嬉しい。
  
また、[[ラヴニカ・ブロック]]期には[[ショックランド]]がサーチできる点を評価され、[[セレズニア対立]]に採用された。
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[[エルフ&ネイル]]では、この脆弱さが逆に役立った。[[森/Forest]]を戦場に出した後、そのマナで即座に[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]により[[引く|ドロー]]に変換する動きが非常に強力であり、一気に人気[[カード]]へとのし上がった。また、[[ラヴニカ・ブロック]]期には[[ショックランド]]がサーチできる点を評価され、[[セレズニア対立]]に採用された。
  
*[[色拘束]]は減っているものの、「[[柳のエルフ/Willow Elf]][[自然の知識/Nature's Lore]]=3マナ」という意味で分かりやすいデザインである。
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[[エターナル]]でも[[デュアルランド]]をサーチできるため便利。何も考えずに使える性能ではないが、使い回しの効く[[サバイバル]]等で1枚[[挿す|挿し]]されることは少なくない。
*ポータルでは[[レア]]、[[スターター]]では[[アンコモン]]、それ以外では[[コモン]]と、全ての[[稀少度|レアリティ]]になったことのある珍しいカード。
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*同様に[[]]を探し場に出せるリメイク版には[[シルバーグレイド峡谷の精霊/Silverglade Elemental]]や[[ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad]]がある。[[基本土地]]をサーチできるものには[[ヤヴィマヤの農夫/Yavimaya Granger]]や[[彼方地のエルフ/Farhaven Elf]]など。
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*初出のポータルでは[[レア]]、[[スターター]]では[[アンコモン]][[エクソダス]]以降は[[コモン]]で収録されている。この3つの[[稀少度]]をすべて経験したカードはこれが初である。かつてはかなり珍しい特徴だったが、時代が下った現在では該当するカードが他にも多数存在している。また、のちに新たな稀少度である[[スペシャル]]や[[神話レア]]が登場したため、「稀少度全制覇」の称号は返上となった。
*[[第7版]]から[[第9版]]まで[[再録]]され続けていたが、[[第10版]]においては[[護民官の道探し/Civic Wayfinder]]と入れ替わるように基本セット落ち。
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*[[第7版]]から[[第9版]]まで[[再録]]され続けていたが、[[第10版]]においては[[護民官の道探し/Civic Wayfinder]]と入れ替わるように[[基本セット]]落ち。
 
*[[第9版]]に[[再録]]された際に[[スカウト]]のタイプを取得し、[[エルフ]]・[[スカウト]]になった。
 
*[[第9版]]に[[再録]]された際に[[スカウト]]のタイプを取得し、[[エルフ]]・[[スカウト]]になった。
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*[[デュエルデッキ]]:[[ニッサvsオブ・ニクシリス]]に{{Gatherer|id=417523|新規イラスト}}で収録された。
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==関連カード==
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===主な亜種===
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[[ETB]][[能力]]で[[ライブラリー]]から[[土地]]を[[サーチ]]する[[187クリーチャー]]。[[基本土地]]を[[手札に加える]]ものは[[護民官の道探し/Civic Wayfinder]]を、基本土地を戦場に出すものは[[彼方地のエルフ/Farhaven Elf]]を参照。
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*[[シルバーグレイド峡谷の精霊/Silverglade Elemental]] - [[森]]を[[アンタップイン]]。5マナ4/4。([[メルカディアン・マスクス]])
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*[[ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad]] - [[対象]]の[[プレイヤー]]の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で、森を[[タップイン]]。[[ダブルシンボル]]の3マナ2/1で、森[[土地渡り|渡り]]を持つ。([[時のらせん]])
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*[[白蘭の騎士/Knight of the White Orchid]] - [[対戦相手]]がより多く土地をコントロールしているという条件付きで、[[平地]]をアンタップイン。[[白]]のダブルシンボル2マナ2/2[[先制攻撃]]。([[アラーラの断片]])
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**同型の条件付きのタイプのものは[[土地税/Land Tax]]の項を参照。
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*[[コーの地図作り/Kor Cartographer]] - 平地をタップイン。4マナ2/2の白のクリーチャー。([[ゼンディカー]])
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*[[原始のタイタン/Primeval Titan]] - 戦場に出るか[[攻撃]]するたび、任意の土地2つをタップイン。ダブルシンボルの6マナ6/6で[[トランプル]]を持つ。([[基本セット2011]])
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*[[森林の始源体/Sylvan Primordial]] - 各[[対戦相手]]のクリーチャーでない[[パーマネント]]を1つずつ[[破壊]]し、破壊した数だけの森をタップイン。ダブルシンボルの7マナ6/8で[[到達]]を持つ。([[ギルド門侵犯]])
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*[[ウルヴェンワルドのハイドラ/Ulvenwald Hydra]] - 任意の土地1つをタップイン。ダブルシンボル6マナで[[P/T]]はコントロールしている土地の数に等しく、[[到達]]を持つ。([[イニストラードを覆う影]])
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*[[エルフの再生者/Elvish Rejuvenator]] - ライブラリーの上5枚から任意の土地1つをタップイン。3マナ1/1。([[基本セット2019]])
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**[[開花の亀/Blossoming Tortoise]] - 3枚からになったが[[墓地]]の土地からも選べる上に、攻撃するたびにも誘発するエルフの再生者。([[エルドレインの森]])
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*[[高山の案内人/Alpine Guide]] - [[山]]をタップイン。ただしこれが[[戦場を離れる]]と山1つが[[生け贄]]。[[赤]]の3マナ3/3[[攻撃強制]]。([[モダンホライゾン]])
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*[[茨の騎兵/Cavalier of Thorns]] - ライブラリーの上5枚から任意の土地1つをアンタップイン。[[トリプルシンボル]]の5マナ5/6で到達を持つ。([[基本セット2020]])
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*[[樹根織りのドルイド/Rootweaver Druid]] - 各対戦相手のライブラリーから1つずつタップインで奪う。ただし対戦相手にも2つ与える上、選択権が相手にある。3マナ2/1。([[統率者レジェンズ]])
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*[[Doric, Nature's Warden]] - 森をタップイン。[[両面カード]]の[[第1面]]。4マナ3/3で[[警戒]]を持つ。([[Secret Lair Drop Series/2023年#Secret Lair x Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves]])
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クリーチャーではないが同型効果でかつクリーチャー・[[トークン]]を生成する[[約束の刻/Hour of Promise]]と[[ティタニアの命令/Titania's Command]]も同系統[[上位種]]と言える。また、あなたの各クリーチャー呪文に同系の効果を付与するカードとして[[収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests]]、[[シルバーバックの古老/Silverback Elder]]が存在する。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:スターター]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:スターター]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2022年#The Weirdest Pets in the Multiverse|Secret Lair Drop Series: The Weirdest Pets in the Multiverse]]

2024年2月4日 (日) 11:05時点における版


Wood Elves / ウッド・エルフ (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)

ウッド・エルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。

1/1

ポータル出身のマナ加速187クリーチャー。ポータルにはマナ能力という概念が無かったので通常のマナ・クリーチャーを登場させることができなかった。その結果、このような土地サーチという形で、の特徴であるマナ加速を表したわけである。

3マナ1/1という緑とは思えない性能だが、自然の知識/Nature's Lore内蔵クリーチャーと考えれば妥当なコストと言えるだろう。アンタップ状態で戦場に出すため、そこから生み出したマナを活用できれば重さもカバーできる。とりあえずアドバンテージを得ているのも嬉しい。

エルフ&ネイルでは、この脆弱さが逆に役立った。森/Forestを戦場に出した後、そのマナで即座に頭蓋骨絞め/Skullclampによりドローに変換する動きが非常に強力であり、一気に人気カードへとのし上がった。また、ラヴニカ・ブロック期にはショックランドがサーチできる点を評価され、セレズニア対立に採用された。

エターナルでもデュアルランドをサーチできるため便利。何も考えずに使える性能ではないが、使い回しの効くサバイバル等で1枚挿しされることは少なくない。

関連カード

主な亜種

ETB能力ライブラリーから土地サーチする187クリーチャー基本土地手札に加えるものは護民官の道探し/Civic Wayfinderを、基本土地を戦場に出すものは彼方地のエルフ/Farhaven Elfを参照。

クリーチャーではないが同型効果でかつクリーチャー・トークンを生成する約束の刻/Hour of Promiseティタニアの命令/Titania's Commandも同系統上位種と言える。また、あなたの各クリーチャー呪文に同系の効果を付与するカードとして収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvestsシルバーバックの古老/Silverback Elderが存在する。

参考

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