ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus

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[[ダークスティール]]のテーマである[[破壊されない]][[アーティファクト]]群の筆頭。破壊されない上に[[パワー]]11で[[トランプル]]という高いスペックを持つ。
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[[ダークスティール/Darksteel]]製の[[アーティファクト]]群の筆頭。[[破壊不能]]に加えて[[パワー]]11で[[トランプル]]という高いスペックを持つ。
  
過去登場した[[コロ助]]達の中でも[[カードパワー]]は最強クラスであり、[[戦場に出す|戦場に出され]]たら早急に対処できないと[[敗北]]は必至。[[サイズ]]の大きさに加えて破壊されないため[[除去耐性]]が非常に高く、他のコロ助とは異なり[[アンタップ]]も通常通りできる。自動的に[[ライブラリー]]に[[戻す|戻る]][[能力]]を持つため[[リアニメイト]]は困難だが、ライブラリーから直接戦場に出す場合はそれすら無視できるどころかメリットにすらなりえる。後述のように[[環境]]を問わず様々な手段によって高速で[[戦場]]に現れ、しばしば[[対戦相手]]を絶望させてきた[[カード]]である。
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過去登場した[[コロ助]]達の中でも[[カードパワー]]は最強クラスであり、[[戦場に出す|戦場に出され]]たら早急に対処できないと[[敗北]]は必至。[[サイズ]]の大きさに加えて破壊不能によって[[除去耐性]]が非常に高く、他のコロ助とは異なり[[アンタップ]]も通常通りできる。自動的に[[ライブラリー]]に[[戻す|戻る]][[能力]]を持つため[[リアニメイト]]は困難だが、ライブラリーから直接戦場に出す場合はそれすら無視できるどころかメリットにすらなりえる。後述のように[[環境]]を問わず様々な手段によって高速で[[戦場]]に現れ、しばしば[[対戦相手]]を絶望させてきた[[カード]]である。
  
[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[歯と爪]]系[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]としてよく使われた。他にも、同ブロックにある[[召喚者の卵/Summoner's Egg]]や[[変幻の杖/Proteus Staff]]などで場に出されることもあった。[[カードプール]]が限られるこの[[環境]]では、アーティファクトや[[クリーチャー]]の[[除去]]手段として[[破壊]]やマイナス[[修整]]に頼る場合が多いため、より対処しにくい。[[追放]]する、[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げさせる]]、[[攻撃制限]]をかけるなどの対処策をあらかじめ用意しておく必要がある。
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[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[歯と爪]]系[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]としてよく使われた。他にも、同[[ブロック (総称)|ブロック]]にある[[召喚者の卵/Summoner's Egg]]や[[変幻の杖/Proteus Staff]]などで戦場に出されることもあった。[[カードプール]]が限られるこの環境では、アーティファクトや[[クリーチャー]]の[[除去]]手段として[[破壊]]やマイナス[[修整]]に頼る場合が多いため、より対処しにくい。[[追放]]する、[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げさせる]]、[[攻撃制限]]をかけるなどの対処策をあらかじめ用意しておく必要がある。
  
[[ヴィンテージ]]では、[[修繕/Tinker]]や、[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]によって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、[[全体除去]]よりも[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[流刑への道/Path to Exile]]などの追放する[[単体除去]]や、除去耐性を無視できる[[バウンス]]の方が使用率が高いため、より対応の難しい[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]が後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。
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[[ヴィンテージ]]では、[[修繕/Tinker]][[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]によって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、[[全体除去]]よりも[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[流刑への道/Path to Exile]]などの追放する[[単体除去]]や、除去耐性を無視できる[[バウンス]]の方が使用率が高いため、より対応の難しい[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]が後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。
  
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その後、[[ファッティ]]としてはより制圧力の高い[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]などが、アーティファクトとしても[[感染]]付きの[[荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus]]が登場し、[[エターナル]]における役割を終えた。以降は[[統率者戦]]における荒廃鋼の巨像に次ぐ2番手のアーティファクト・クリーチャーとして用いられることがある。
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*荒廃鋼の巨像とよく比較されるが、一概に[[下位互換]]というわけではない。荒廃鋼の巨像の毒殺は単体によるものが多く[[チャンプブロック]]によって2回殴る必要になる場合も少なくなく、他の[[クロック]]で対戦相手のライフを詰めつつこれを出す構築ならチャンプブロックされても一撃でライフをもっていける可能性も否定できない。
 
*[[オーラ]]による[[擬似除去]]には弱い。[[平和な心/Pacifism]]や[[精神の制御/Mind Control]]などは天敵。[[最下層民/Pariah]]を貼り付けるのも良い。
 
*[[オーラ]]による[[擬似除去]]には弱い。[[平和な心/Pacifism]]や[[精神の制御/Mind Control]]などは天敵。[[最下層民/Pariah]]を貼り付けるのも良い。
 
*英語名からDSCと呼ばれることもある。
 
*英語名からDSCと呼ばれることもある。
*[[基本セット2010]]で再録され、(基本セットとしては初めて採用された)[[神話レア]]のうちの1枚となった。
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*[[基本セット2010]][[再録]]され、(基本セットとしては初めて採用された)[[神話レア]]のうちの1枚となった。
*[[ミラディン包囲戦]]では、1[[マナ]]増え[[感染]]を得た[[荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus]]が登場した。
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==ルール==
 
==ルール==
 
3番目の[[ライブラリー]]に戻る能力は、[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]である。
 
3番目の[[ライブラリー]]に戻る能力は、[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]である。
 
*[[誘発型能力]]ではないので、[[もみ消し/Stifle]]でこれを[[打ち消す|打ち消し]]、[[墓地]]に落として[[リアニメイト]]…などということはできない。
 
*[[誘発型能力]]ではないので、[[もみ消し/Stifle]]でこれを[[打ち消す|打ち消し]]、[[墓地]]に落として[[リアニメイト]]…などということはできない。
 
*能力そのものをなくしてしまえば流石に墓地に落ちる。[[お粗末/Humble]]や[[謙虚/Humility]]などがある状態ではこの置換効果が働かない。
 
*能力そのものをなくしてしまえば流石に墓地に落ちる。[[お粗末/Humble]]や[[謙虚/Humility]]などがある状態ではこの置換効果が働かない。
**[[イクスリッドの看守/Yixlid Jailer]]ではこの能力を妨害する事はできない。置換効果は、それが置換するべき[[イベント]]が起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ以前の[[領域]]にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
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**[[イクスリッドの看守/Yixlid Jailer]]ではこの能力を妨害する事はできない。置換効果は、それが置換するべき[[イベント]]が起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである({{CR|614.4}})。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ以前の[[領域]]にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
 
*[[虚空の力線/Leyline of the Void]]などの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこれが戦場や[[スタック]]から墓地に送られる場合、ダークスティールの巨像の[[コントローラー]]がライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に送られる場合は、[[オーナー]]が選ぶ。詳しくは[[置換効果]]の項目を参照。
 
*[[虚空の力線/Leyline of the Void]]などの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこれが戦場や[[スタック]]から墓地に送られる場合、ダークスティールの巨像の[[コントローラー]]がライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に送られる場合は、[[オーナー]]が選ぶ。詳しくは[[置換効果]]の項目を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]] 第32位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]] 第32位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
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*[[ダークスティール/Darksteel]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Transformers: Optimus Prime vs. Megatron|Secret Lair Drop Series: Transformers: Optimus Prime vs. Megatron]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2020年#Can You Feel with a Heart of Steel?|Secret Lair Drop Series: Can You Feel with a Heart of Steel?]]
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[[Category:俗称のあるカード|たあくすているのきよそう]]

2023年2月15日 (水) 19:09時点における最新版


Darksteel Colossus / ダークスティールの巨像 (11)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

トランプル、破壊不能
ダークスティールの巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにダークスティールの巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

11/11

ダークスティール/Darksteel製のアーティファクト群の筆頭。破壊不能に加えてパワー11でトランプルという高いスペックを持つ。

過去登場したコロ助達の中でもカードパワーは最強クラスであり、戦場に出されたら早急に対処できないと敗北は必至。サイズの大きさに加えて破壊不能によって除去耐性が非常に高く、他のコロ助とは異なりアンタップも通常通りできる。自動的にライブラリー戻る能力を持つためリアニメイトは困難だが、ライブラリーから直接戦場に出す場合はそれすら無視できるどころかメリットにすらなりえる。後述のように環境を問わず様々な手段によって高速で戦場に現れ、しばしば対戦相手を絶望させてきたカードである。

ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、歯と爪デッキフィニッシャーとしてよく使われた。他にも、同ブロックにある召喚者の卵/Summoner's Egg変幻の杖/Proteus Staffなどで戦場に出されることもあった。カードプールが限られるこの環境では、アーティファクトやクリーチャー除去手段として破壊やマイナス修整に頼る場合が多いため、より対処しにくい。追放する、生け贄に捧げさせる攻撃制限をかけるなどの対処策をあらかじめ用意しておく必要がある。

ヴィンテージでは、修繕/Tinkerドルイドの誓い/Oath of Druidsによって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、全体除去よりも剣を鍬に/Swords to Plowshares流刑への道/Path to Exileなどの追放する単体除去や、除去耐性を無視できるバウンスの方が使用率が高いため、より対応の難しい墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanが後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。

その後、ファッティとしてはより制圧力の高い引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどが、アーティファクトとしても感染付きの荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusが登場し、エターナルにおける役割を終えた。以降は統率者戦における荒廃鋼の巨像に次ぐ2番手のアーティファクト・クリーチャーとして用いられることがある。

[編集] ルール

3番目のライブラリーに戻る能力は、置換効果を生成する常在型能力である。

[編集] 参考

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