メカ巨神のコア/Mechtitan Core

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Mechtitan Core / メカ巨神のコア (2)
アーティファクト — 機体(Vehicle)

(5),メカ巨神のコアと、あなたがコントロールしていてこれでないアーティファクト・クリーチャーや機体(Vehicle)のうち4体を追放する:《メカ巨神/Mechtitan》という名前で飛行と警戒とトランプルと絆魂と速攻を持ちすべての色である10/10の伝説の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。そのトークンが戦場を離れたとき、メカ巨神のコアを除く、メカ巨神のコアによって追放されているすべてのカードを、オーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。
搭乗2

2/4

カード名、イラスト、能力の全てからむせ返るほどの夢とロマンとフレーバーが溢れ出している機体

機体としての素の性能は2マナ搭乗2の2/4と、それなりの性能。タフネスが高めのため、対戦相手ブロッカーを気にせず攻撃することも、ある程度のサイズまでの相手のアタッカーをブロックすることもできる。

しかし、このカードの本領はやはり起動型能力であろう。他の機体やアーティファクト・クリーチャー4体を追放して5体合体し、伝説のクリーチャートークンメカ巨神/Mechtitanが降臨する。10/10の巨大なサイズに多数のキーワード能力を備えており、速攻により戦場に出たターンから攻撃でき、飛行トランプルによりブロックも困難。絆魂により合体した時点でライフを相当詰められていても巻き返せて警戒により守りも万全。

また、この手のカードは多くのリソースをつぎ込む性質上、除去された場合のアドバンテージ喪失が難点だが、メカ巨神の場合は除去されてもメカ巨神のコア以外の追放されたカードは戦場に戻るため、単純に丸損ということはない。その際、電圧改竄メカ/Surgehacker Mechなどが持つETB能力が再度誘発するのもポイント。

リミテッドにおいては、機体としての基本性能だけでそれなりには優秀であり、3/2までのクリーチャーを受け止めることが可能。ただしそれだけならアンコモン以下のカードにも、より優先度の高い選択肢は多い。やはりこのカードは合体してこそ。幸い起動型能力のコストに要求される機体やアーティファクト・クリーチャーは低レアリティ帯にも豊富で、リミテッドでも合体は現実的であろう。合体して一度でも攻撃できれば大きく戦況を有利にでき、除去されなければほぼ勝利は確実。

構築環境では、テンポの悪さや行動の読まれやすさが問題。メカ巨神のコアを戦場に出した時点で対戦相手はメカ巨神の出現を念頭に動くので、相手にはメカ巨神を生成したそばからインスタント・タイミングバウンスや除去で対処されうるし、相手にも削剥/Abrade耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Enduresといったメインデッキから採用可能なアーティファクト対策で対処されてしまう。

総じて、実戦で活躍させるには一工夫が必要なカードである。機体を基本戦術とするデッキに少数採用し、メカ巨神は「裏の手」程度に用いるのも一つの手か。

ルール

  • メカ巨神トークンが戦場を離れたときに誘発する能力は、メカ巨神のコアの起動型能力が作り出す遅延誘発型能力である。メカ巨神が持つ能力ではないので、メカ巨神の能力を失わせてから除去しても追放されたカードは戻ってくる。
  • メカ巨神トークンが伝説である一方で、メカ巨神のコア自身は伝説ではない。こればかりを戦場に並べて合体させることも可能。

モチーフ

モチーフは、日本のアニメ「百獣王ゴライオン」をアメリカ向けに編集したアニメ「ボルトロン[1]

  • 通常版のイラストを手掛けたVictor Adame Minguezはパワーレンジャー(スーパー戦隊シリーズの海外での名称)やマジンガーZやヴォルトロンを見た時の気持ちを表現したと述べており[2]、日本の合体ロボットのイメージが色濃く反映されている。
  • 特別版カードイラストを手掛けたのは森下直親。森下は「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するロボット(モビルスーツ)のイラストを数多く手掛けてきたイラストレーターであり、それを踏まえての人選であろう。
  • 「巨神」という単語は広辞苑には載っていない。1980年放送開始のアニメ「伝説巨神イデオン」を初出とする、アニメ等のサブカルチャー作品で度々用いられる用語である。
    • 「きょじん」「きょしん」の2通りの読み方をされるが、本カードでは「きょしん」とルビが振られている。

参考

  1. Ethan Fleischer(Ethan FleischerのTwitter 2022年2月2日)
  2. Victor Adame Minguez氏のFacebookでの発言
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