上位互換

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2008年4月7日 (月) 08:50時点におけるACB (トーク | 投稿記録)による版
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上位互換 (Strictly Better)とは、同じ能力でありながらマナ・コストが軽いとか、同じマナ・コストでありながらパワータフネスが高いなど、2枚のカードを比べた時に一方がもう一方に明らかに勝るような場合をいう。

但し、100%厳密な意味での上位互換は1枚たりとも存在しない。

上位互換の正確な定義としては『あらゆる局面で一方がもう一方よりも優れている』事であるが、そのようなことは絶対にありえないからだ。霊感/InspirationAncestral Recallにすら、それは当てはまる。(#100%の上位互換が存在しない理由も参照)

だが、普通は他のカードを考慮しない単独での使い勝手のみで考えることが多いし、その方が実用的である。

このWiki内では基本的に他のカードとの相互作用は無視した上で考え、「メジャーなクリーチャー・タイプであり部族カードの影響を受けやすい」など個別の事柄については別に言及する。

  • なお、ここで述べた上位互換の意味とはマジックやその他一部トレーディングカードゲームでの意味で、本来はソフトウェア・ハードウェアの用語であり、「上位のバージョンであるソフトウェア等が、それの下位バージョンでのデータを扱える」と言う意味である。
    例えば、プレイステーション2は下位バージョンであるプレイステーション1のソフトを扱う事が出来る。この場合、プレイステーション2はプレイステーション1用ソフトに対して上位互換があると言う。

100%の上位互換が存在しない理由

100%の上位互換が存在しない理由は、比較の妨げになる要素が数多く存在するからである。それには以下のようなものがある。

カード・タイプが違う場合
例えば風生まれの詩神/Windborn Muse戦闘に参加できる)と亡霊の牢獄/Ghostly Prisonクリーチャー除去が効かない・マナ・コストが低い)等。
サブタイプが異なる場合
例えばモンスのゴブリン略奪隊/Mons's Goblin Raidersゴブリン)と凍らし/Frostlingスピリット)、解呪/Disenchant)と粉砕/Shatter)と青サビ/Verdigris)等。
相手のカードを利用するカードを考慮した場合
例えば威圧/Dominate精神隷属器/Mindslaver等。
状況に応じてメリットになったりデメリットになったりする場合
例えば飛行寄せ餌/Lure等の存在を考えると、持たない方が良い局面も存在する。現に寄せ餌とのコンボにおいて、コカトリス/Cockatrice茂みのバジリスク/Thicket Basiliskでは後者の方がよく使われていた。
カード名が違う場合
翻弄する魔道士/Meddling Mage嘘つきの振り子/Liar's Pendulum等、名前を参照するカードが存在するのがその理由である。
  • それらを使うプレイヤーは、間違いなく『強い』カードの名前を言うだろう。それによって、『弱くても別のカードが欲しい』という、奇妙な状況が発生してしまうのだ。
  • マスクス・ブロックインベイジョン・ブロック期のスタンダードにおいて、神の怒り/Wrath of Godを封じられた時の為に、その枚数を減らし(追加能力が付いているとはいえ)1マナ重い総くずれ/Routを投入する、という構築が、実際にトッププレイヤーの間でも行われていた。
  • カード名が同じで能力が違うものは1枚もない為、100%の上位互換が存在しない事が説明できる。

参考

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