濫用

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*タルキール龍紀伝で登場した濫用に関係する[[カード]]はすべて、濫用と、自身が「クリーチャーを1体濫用した」ことを参照する誘発型能力を持つクリーチャー・カードである。他のクリーチャーが濫用したことを参照したり、他の濫用を持つカードに言及したりするようなカードは存在しない。
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*タルキール龍紀伝で登場した濫用に関係する[[カード]]はすべて、自身が「クリーチャーを1体濫用した」ことのみを参照する。他のカードが持つ濫用を参照するようなカードは存在しない。
**このような使われ方だけであれば、「濫用 ― [このクリーチャー]が戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、~」というような形式の[[能力語]]として、1つの誘発型能力にまとめていいような気もするが、2つの能力に分けることで、「生け贄に捧げた後、『濫用したとき』の誘発型能力が解決する前に[[優先権]]が発生する」「『濫用したとき』の誘発型能力が[[対象]]を取る場合、生け贄に捧げた後で対象を選ぶ」といった違いが生まれる。使い勝手が変わるカードもあるだろう。
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*タルキール龍紀伝でのような使われ方だけであれば、濫用をキーワード能力ではなく[[能力語]]として、「濫用 ― [このクリーチャー]が戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、~」というような書式の誘発型能力1つで表記してもいいような気もするが、2つの能力に分けることで、「生け贄に捧げた後、『濫用したとき』の誘発型能力が解決する前に優先権が発生する」「『濫用したとき』の誘発型能力が対象を取る場合、生け贄に捧げた後で対象を選ぶ」といった違いが生まれる。使い勝手が変わるカードもあるだろう。
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**例えば[[死者を冒涜するもの/Profaner of the Dead]]のルール・テキストが、前述のような誘発型能力1つで表記されていた場合、その挙動は以下のように変わる。
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***この能力がスタックに載っている間に死者を冒涜するものを[[除去]]しても、解決時に濫用しさえすれば、『濫用したとき』の効果は変わりなく発生する。
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***クリーチャーが濫用される前に、対戦相手が自分のクリーチャーの強化を試みることはできるが、死者を冒涜するもののコントローラーは、その強化内容が確定してから、どのクリーチャーを濫用するか決めることができる。また、目当てのクリーチャーがバウンスできなくなったことが確定したならば、死者を冒涜するもののコントローラーは『濫用しない』ことを選んで、対戦相手の強化呪文を無駄撃ちに終わらせられる。
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***クリーチャーが濫用された後には、対戦相手がその濫用されたクリーチャーの[[タフネス]]を見て、自分のクリーチャーのバウンスを防ぐために強化呪文などで割り込めるタイミングは発生しない。
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**実際にカード化された、死者を冒涜するものの[[ルール・テキスト]]は、2つの能力に分かれていることで、以下のような挙動を示す。
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***どのクリーチャーを濫用するか、もしくは濫用しないか、死者を冒涜するもののコントローラーが先に選ばなければならない。
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***対戦相手は濫用されたクリーチャーのタフネスを見てから、[[強化]][[呪文]]で自分のクリーチャーのタフネスを上げるなどして、[[バウンス]]の回避を試みることができる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2017年12月12日 (火) 23:26時点における版

濫用/Exploit
種別 誘発型能力
登場セット タルキール龍紀伝
CR CR:702.110

濫用(らんよう)/Exploitタルキール龍紀伝で登場したキーワード能力クリーチャーが持つ、それが戦場に出たときに誘発する誘発型能力であり、濫用したときに誘発する他の誘発型能力とセットになっている。


Silumgar Butcher / シルムガルの解体者 (4)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ジン(Djinn)

濫用(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。)
シルムガルの解体者がクリーチャーを1体濫用したとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。

3/3

定義

濫用/Exploit は、「このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。」を意味する。

濫用を持つクリーチャーは、濫用能力をコントロールしているプレイヤーがその能力解決時にクリーチャーを1体生け贄に捧げるとき「クリーチャーを濫用」する。

解説

青黒シルムガル氏族/The Silumgar clanに与えられたキーワード能力。

ルール

  • どのクリーチャーを生け贄に捧げるかの選択をするのは、濫用の解決時である。
  • 1回の濫用で生け贄に捧げられるのは1体のクリーチャーだけである。複数のクリーチャーを生け贄に捧げることは出来ない。
  • 濫用能力を解決する前に濫用を誘発させたクリーチャーが戦場を離れた場合、「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は誘発しない。
  • 濫用によって自身を生け贄に捧げても「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は誘発する。(領域変更誘発
  • 濫用を解決したとき発生源であるクリーチャーのコントローラーが変わっていた場合、「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は新たなコントローラーの元で誘発する。

その他

  • タルキール龍紀伝で登場した濫用に関係するカードはすべて、自身が「クリーチャーを1体濫用した」ことのみを参照する。他のカードが持つ濫用を参照するようなカードは存在しない。
  • タルキール龍紀伝でのような使われ方だけであれば、濫用をキーワード能力ではなく能力語として、「濫用 ― [このクリーチャー]が戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、~」というような書式の誘発型能力1つで表記してもいいような気もするが、2つの能力に分けることで、「生け贄に捧げた後、『濫用したとき』の誘発型能力が解決する前に優先権が発生する」「『濫用したとき』の誘発型能力が対象を取る場合、生け贄に捧げた後で対象を選ぶ」といった違いが生まれる。使い勝手が変わるカードもあるだろう。
    • 例えば死者を冒涜するもの/Profaner of the Deadのルール・テキストが、前述のような誘発型能力1つで表記されていた場合、その挙動は以下のように変わる。
      • この能力がスタックに載っている間に死者を冒涜するものを除去しても、解決時に濫用しさえすれば、『濫用したとき』の効果は変わりなく発生する。
      • クリーチャーが濫用される前に、対戦相手が自分のクリーチャーの強化を試みることはできるが、死者を冒涜するもののコントローラーは、その強化内容が確定してから、どのクリーチャーを濫用するか決めることができる。また、目当てのクリーチャーがバウンスできなくなったことが確定したならば、死者を冒涜するもののコントローラーは『濫用しない』ことを選んで、対戦相手の強化呪文を無駄撃ちに終わらせられる。
      • クリーチャーが濫用された後には、対戦相手がその濫用されたクリーチャーのタフネスを見て、自分のクリーチャーのバウンスを防ぐために強化呪文などで割り込めるタイミングは発生しない。
    • 実際にカード化された、死者を冒涜するもののルール・テキストは、2つの能力に分かれていることで、以下のような挙動を示す。
      • どのクリーチャーを濫用するか、もしくは濫用しないか、死者を冒涜するもののコントローラーが先に選ばなければならない。
      • 対戦相手は濫用されたクリーチャーのタフネスを見てから、強化呪文で自分のクリーチャーのタフネスを上げるなどして、バウンスの回避を試みることができる。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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