裏切りの工作員/Agent of Treachery

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2020年6月3日 (水) 18:55時点における121.113.172.67 (トーク) - whois による版
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Agent of Treachery / 裏切りの工作員 (5)(青)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)

裏切りの工作員が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それのコントロールを得る。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが、あなたがオーナーではないパーマネントを3つ以上コントロールしている場合、カードを3枚引く。

2/3

ETB能力でどんなパーマネントでもコントロール奪取できるクリーチャーオーナーが自分でないパーマネントを3つ以上維持していると大量ドローできる誘発型能力も持つ。

7マナ2/3と、非常に重いうえにマナレシオも劣悪そのものだが、土地を含むあらゆるパーマネントを永続的に奪える効果は非常に強力。押収/Confiscateに1マナ追加すると2/3のクリーチャーがついてきて、取り返されることがなくなった、と考えるとコスト・パフォーマンスは良好とすら言える。

ドロー能力の条件達成は簡単ではないが、ライブラリーカードを全て引ききる程のリソース戦では、ボード・アドバンテージを固定する上で役に立つ。登場時のスタンダードには実用的なのコントロール奪取カードとして幻惑の旋律/Entrancing Melody集団強制/Mass Manipulationが存在しており、併用することで達成は十分現実的。他にも時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesによる使い回し、模写/Quasiduplicateとのコンボなど意外と手段は多い。むしろオーバーキル気味でライブラリーアウトの危険性はあるものの、それを逆手に取って神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries勝利条件を積極的に目指すプランも存在した。

スタンダードでは当初スケープシフトデッキで、ミラーマッチの際に相手の死者の原野/Field of the Deadも奪える点を評価されサイドボードに採用された。ローテーション後は後継のゴロス・ランプトップメタの位置についたこともあり、メインデッキでの採用が多くなった。夏の帳/Veil of Summer禁止後は、万能パーマネント除去としてアゾリウス・コントロールシミック・ランプなど様々な絡みのデッキに投入されるようになる。テーロス還魂記では強力な明滅カードである深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwellingが登場して併用されるようになり、イコリア:巨獣の棲処では踏み倒しコンボデッキであるウィノータ・コンボルーカ・コンボが登場したことで活躍の幅を広げ、フィニッシャーとしての評価を飛躍的に高めていっている。

しかし、前述のコンボによるあまりにもの活躍っぷりに創案の火/Fires of Inventionと共に2020年6月1日付けでスタンダードで禁止カード指定された。

基本セット2020リミテッドでは屈指のパワーカード。単発でも十分に強いが、聖域の門/Portal of Sanctuary骨への血/Blood for Bonesで使い回せるとさらに強力。

参考

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