黒死病/Pestilence

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Pestilence / 黒死病 (2)(黒)(黒)
エンチャント

終了ステップの開始時に、クリーチャーが戦場に存在しない場合、黒死病を生け贄に捧げる。
(黒):黒死病は、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ1点のダメージを与える。


の「すべてのクリーチャープレイヤーダメージ」という呪文能力の中でも、最も古くから存在しているカード第6版までは皆勤賞であった。

システムクリーチャーをまとめて除去できるだけでなく、いざとなればプレイヤーへのとどめにも使える便利なエンチャント。その分ちょっと重いのが難点。

使えば使うほどクリーチャーが減って維持が難しくなるので、使いすぎには注意。タフネスの大きいクリーチャーやプロテクション(黒)持ちを用意してもよい。ミシュラランドを使うという手もある。ぬいぐるみ人形/Stuffy Dollを使えば一石二鳥。

プレイヤー自身のライフの維持としては黒の防御円/Circle of Protection: Blackウルザの鎧/Urza's Armorが使用される場合が多い。

  • ターン終了ステップのチェック時にクリーチャーが戦場に存在していれば、たとえそれが「ターン終了時までクリーチャーであるようなパーマネントであっても、このペナルティを回避できる。
  • 大昔マジックのルールが不安定だった時代は、この手のカードは起動コストをまとめて払ってダメージも「一塊」で扱うことができた。そのため、例えばこれの場合、3マナを一気に支払うことで「全体に3ダメージ」ということができ、防御円での軽減誘発型能力のトリガーに関わる差が生まれていた。もちろん現ルールではそんなことはできず、能力の起動は1回ずつである。
  • 英語名から分かるとおり、「黒死病」とは「ペスト」の日本語名。現実に多くの死者を出した有名な伝染病である。伝染病らしく、菌の感染者(クリーチャー)が存在しないと死滅する(生け贄に捧げる)というデザインになっている。
    • これに由来してこのカードの俗称も「ペスト」であり、類似の効果を持つカードも同様に称される。ペストが類似効果の総称として使われるくらい、後に類似の効果を持つバリエーションがいくつも作られている。最も類似しているカードはWithering Wisps。能力で言えばのたうつウンパス/Thrashing Wumpus
  • 第4版までのイラストはかなり不気味である。
  • 次元の混乱にて、紅蓮炎血/Pyrohemiaとしてタイムシフト
  • この手のカードは、総じてリミテッドは強力。ウルザズ・サーガではコモンであったため、ウルザズ・サーガを含むリミテッドでは非常に良く見かけることとなった。リミテッドのゲームバランスを考慮したのか、6版ではアンコモンになった。

参考

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