フラッシュバック
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| フラッシュバック/Flashback | |
|---|---|
| 種別 | 常在型能力 |
| 登場セット | 多数 |
| CR | CR:702.34 |
フラッシュバック/Flashbackは、オデッセイ・ブロックで初登場したキーワード能力。インスタントかソーサリーが持つ、それを持つカードが墓地にある間と、スタックにある間に機能する2つの常在型能力(後者は置換効果)からなる。
Think Twice / 熟慮 (1)(青)
インスタント
インスタント
カードを1枚引く。
フラッシュバック(2)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
Snapcaster Mage / 瞬唱の魔道士 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
[編集] 定義
フラッシュバック [コスト]/Flashback [コスト]は以下の2つの能力からなる。
- あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、その結果の呪文がインスタントやソーサリーである呪文であるなら、マナ・コストを支払うのではなく[コスト]を支払うことで唱えてもよい。
- フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードがスタックから離れる場合、他の場所に移動させる代わりに追放する。
[編集] 解説
フラッシュバック・コストを支払うことで、墓地からもう1回だけ唱えることができる能力である。通常通り手札から唱えることもできるため、1枚で2回唱えることが可能となる。
フラッシュバック・コストは通常のマナ・コストより割高に設定されている場合が多いが、中にはワームの咆哮/Roar of the Wurmのようにフラッシュバック・コストの方が軽いものも存在する。
その性質上カード・アドバンテージを得やすい能力であり、獣群の呼び声/Call of the Herdや綿密な分析/Deep Analysisや炎の稲妻/Fireboltなど、人気カードも多い。
[編集] ルール
フラッシュバック・コストは代替コストのルールに従う。基本的なことは代替コストのページも参照のこと。
- フラッシュバックによって唱える場合は、必ずそのフラッシュバックのフラッシュバック・コストで唱える必要がある。フラッシュバック・コストは代替コストであるため、フラッシュバックで唱えながら他の代替コストを適用することはできない。
- フラッシュバック・コストにXが含まれる場合、その呪文がスタックにある間Xはそのフラッシュバック・コストで支払った値をとる(CR:107.3a)。手札から唱えるときとフラッシュバックで唱えるときでXの支払い方が異なる場合も同様。
- フラッシュバック・コストは原則としてマナ総量に影響しない。ただしフラッシュバック・コストにXが含まれる場合、スタック上のマナ総量にその値が代入される。例えば、小悪魔の遊び/Devil's PlayをX=3でフラッシュバックした場合、スタック上でのマナ総量は4である。
- フラッシュバックで唱えたカードは、スタックから追放領域以外の場所に置かれるなら、代わりに追放される。これは置換効果である。
- 記憶の欠落/Memory Lapseや差し戻し/Remandなどの、「打ち消したカードを墓地以外に置く」呪文で打ち消しても、結果的に追放される。記憶の欠落や差し戻しの置換効果(自己置換効果)が先に適用されてカードの行き先を墓地からライブラリーの一番上や手札に変更するが、依然として「追放領域以外に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先が追放領域に変更される。
- 勘違いされることがあるが、「フラッシュバックで追放するのは自己置換効果であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。
- もともと追放領域に移動しようとしていた場合は置換しない。遅延/Delayで打ち消された場合、遅延によって追放されて時間カウンターが置かれる。
- 記憶の欠落/Memory Lapseや差し戻し/Remandなどの、「打ち消したカードを墓地以外に置く」呪文で打ち消しても、結果的に追放される。記憶の欠落や差し戻しの置換効果(自己置換効果)が先に適用されてカードの行き先を墓地からライブラリーの一番上や手札に変更するが、依然として「追放領域以外に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先が追放領域に変更される。
- プレイヤーが呪文を唱える場合、唱える手順の一部としてそのカードをもとの領域からスタックに移動する。そのため、優先権を持つプレイヤーが墓地のカードをフラッシュバックで唱えるときに、そのカードが墓地からスタックへ移動する前に他のプレイヤーが割り込むことはできない。
- 墓地対策カードによって対策をする際には注意が必要。例えば、アクティブ・プレイヤーが炎の稲妻/Fireboltを唱え、解決後に優先権を得てすぐにそれをフラッシュバックで唱えた場合、対戦相手がそれを死体焼却/Cremateで追放するチャンスは無い。
- ただし、解決した直後に誘発型能力がスタックに置かれる場合は、妨害される可能性がある。例えば炎の稲妻により死亡したクリーチャーがPIG能力を誘発させた場合など。
[編集] セットごとの特徴
- オデッセイ・ブロック
- 初登場。オデッセイのフラッシュバック呪文はマナのみを要求していたが、トーメントでマナとライフを要求するものが登場し、ジャッジメントでは、タップや生け贄など様々なコストを要求するものが登場した。
- 時のらせんブロック
- 本体のコストとフラッシュバック・コストで異なる色マナを要求するサイクルが登場している。またタイムシフトとして再録されたカード限定で墓石アイコンが再登場しており、これ以降懐古趣向の強いセットでは踏襲されるようになった。
- イニストラード・ブロック、イニストラード:真夜中の狩り、イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ
- ホラー・テーマの一部として墓地が選ばれており、新規・再録の混合で収録されている。イニストラードを覆う影ブロックでは非採用だったが、3度目の訪問となったイニストラード:真夜中の狩りでは再登場を果たしている。
- モダンホライゾン、統率者2019、モダンホライゾン2
- サプリメント・セットでも再登場している。
- ファイレクシア:完全なる統一以降
- 落葉樹となり、必要あらばいつでも再登場できるようになった[1]。ファイレクシア:完全なる統一では病毒の繁殖/Viral Spawning1枚のみが収録され、その次はイクサラン:失われし洞窟で内省/Self-Reflection1枚が収録されている。
- FINAL FANTASY
- 心理現象としてのフラッシュバックや回想シーンを意識したカードに割り当てられており、燃え上がるニブルヘイム/Nibelheim Aflameなどが該当する。それらのシーンと無縁の単純なフラッシュバックも収録されている。
- ストリクスヘイヴンの秘密
- ロアホールド大学/Lorehold College(赤白)の陣営メカニズムとして大々的にフィーチャーされ、もう一つのテーマである「墓地からカードが離れること」とのシナジーを形成している。同セットのリミテッドで出現しうるフラッシュバック持ちカードは、ストリクスヘイヴンの秘密ミスティカルアーカイブのかさ上げ/Bulk Upを除き、全てソーサリーである。
[編集] その他
- オデッセイ・ブロックではフラッシュバックを持つカードの左上に墓石アイコンが付いていた(カード画像)が、時のらせん以降のカード・セットに収録されたフラッシュバック持ちのカードには原則として墓石アイコンが無い。タイムシフトとして再録されたものなど、懐古趣向の強いセット限定で再登場している。詳細は墓石アイコンの項を参照。
- Mark Rosewaterがプロツアーのフィーチャー・マッチでジャッジをしていた際、「劣勢になったプレイヤーが使える能力があったとしたら」から出発して思いついたメカニズム[2]。
- 明確に方針が定まった時期は不明だが、少なくとも2024年前後からは、開発部はインスタントにフラッシュバックをつけることを避ける傾向にある[4]。これは「見えている罠に突っ込む」というゲーム体験を望ましくないと考えているからである[5]。
- とはいえ完全に忌避されているわけでもなく、2024年以降の本流のセットでも新規のフラッシュバック持ちインスタントが登場している(かさ上げ/Bulk Upなど)。
[編集] 脚注
- ↑ @maro254(Twitter 2023年1月21日 Mark Rosewater)
- ↑ 2.0 2.1 Trivial Putsuit:All Innistrad/『イニストラード・リマスター』のトリビア(Making Magic 2025年1月13日 文:Mark Rosewater)
- ↑ Looking Back, Part 1/振り返り その1(Making Magic 2024年3月11日 文:Mark Rosewater)
- ↑ A Dragonstorm Is Brewing, Part 2/龍の嵐の兆し その2(Making Magic 2025年3月24日 Mark Rosewater著)
- ↑ Outlaws of Thunder Junction Vision Design Handoff Document, Part 1『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その1(Making Magic 2024年4月8日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.34 フラッシュバック/Flashback
- 702.34a フラッシュバックは、ある種のインスタントやソーサリーであるカードに存在する、2つの常在型能力を表すキーワードであり、その1つはそのカードが墓地にある間に機能し、もう1つはそのカードがスタックにある間に機能する。「フラッシュバック [[[コスト]]]/Flashback [cost]」は、「あなたはあなたの 墓地にあるこのカードを、その結果の呪文がインスタントやソーサリーである呪文であるなら、マナ・コストを払うのではなく[[[コスト]]]を支払うことで唱えてもよい。」「フラッシュバック・コストが支払われているなら、このカードがスタックから離れるなら、他の場所に移動させるかわりに追放する。」を意味する。フラッシュバック 能力を使って呪文を唱えることは、rule 601.2b、rule 601.2f-h の代替コストを支払うことに関するルールに従う。
- 702.34 フラッシュバック/Flashback
- 702 キーワード能力

