-1/-1カウンター

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-1/-1カウンター/-1/-1 Counter+X/+Yカウンターの一つ。


Torture / 拷問 (黒)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
(1)(黒):エンチャントされているクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。



Sickle Ripper / 鎌の切り裂き魔 (1)(黒)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 戦士(Warrior)

萎縮(これはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与える。)

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目次

[編集] 解説

クリーチャーを痛めつけるカウンターを置いて弱体化させ、マイナス修整と同様にクリーチャーが死亡することもある。

初登場はアラビアンナイトと非常に古いが、その後複数の種類の+X/+Yカウンターがあると紛らわしいということで+1/+1カウンター以外の+X/+Yカウンターは基本的に使われないことになり、-1/-1カウンターもトーメントよろめく大群/Shambling Swarmが用いたのを最後に長い間使われなかった。しかも、よろめく大群の-1/-1カウンターは「ターン終了時に取り除かれるから」ということで例外的に使用が認められたものであり、それを除くとメルカディアン・マスクス泥沼のヤツメウナギ/Quagmire Lampreyで用いられたのが最後になる。

だが、時のらせん発売に際して行われた総合ルール変更で、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターを相殺するルール(詳しくは下記参照)が追加され紛らわしさが解消し少数が再登場した。それ以後、登場頻度は低めだがセットのテーマとしてまとまった数が登場するようになった。

  • +1/+1カウンターに比べデザイン空間が狭いこと[1]、パワー低下でゲームを終わらせにくくすることなどから[2]、開発部からの評判が悪いメカニズムである[3]

[編集] ルール

  • +1/+1カウンターと-1/-1カウンターが同じパーマネントの上に乗ると、それらのうち少ない方と同じ個数だけ双方が取り除かれる(CR:704.5q)。これは状況起因処理である。
    • 例えば、+1/+1カウンターが2個、-1/-1カウンターが3個乗ると、両方が2個ずつ取り除かれて-1/-1カウンター1個だけが残る。
    • このルールはこれら以外の+X/+Yカウンター(+1/+0カウンター-1/-0カウンターなど)には適用されない。
    • 複数の状況起因処理が同時に起こった場合は単一のイベントとして処理される。そのため、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーが-1/-1カウンターが置かれることによって死亡した場合、それは死亡時点では「+1/+1カウンターと-1/-1カウンター双方が置かれたクリーチャー」として扱われる。(CR:704.3CR:704.8

[編集] セットごとの特徴

以下、セット単位での扱いについて述べる。

[編集] 時のらせん

時のらせん発売に際して行われた総合ルール変更で、前述した+1/+1カウンターと-1/-1カウンターを相殺するルールが追加され紛らわしさが解消し、時のらせんのタイムシフト巨大カキ/Giant Oyster不安定性突然変異/Unstable Mutation鋸刃の矢/Serrated Arrowsの3枚が再録されたことにより再登場を果たした。

[編集] シャドウムーアイーブンタイド

前編にあたるローウィン・ブロックでは、ローウィン/Lorwynの平和な雰囲気を表現するために「クリーチャーを殺すのではなく単に痛めつける」フレイバーとして再登場が検討されていたが、逆に普通の除去よりも凶悪に感じられたのでシャドウムーア・ブロックに送られた[2][5]

キーワード能力として萎縮頑強が登場した。

[編集] ミラディンの傷跡ブロック

毒カウンターと合わせ、ファイレクシア病/Phyresisへの感染というフレイバーで再登場した。そのため、-1/-1カウンターを扱うカードはいずれもファイレクシア陣営の透かしを持つ[6]

キーワード能力として感染が登場したほか、増殖との組み合わせによってじわじわとクリーチャーを痛めつけることができる。

[編集] アモンケット・ブロック

アモンケットではこの次元の過酷な環境を表すため、およびストーリー的にはナクタムン/Naktamunの幸福な光景が描かれつつもゲームプレイ的にはそうではないという不調和感を生み出すために使われていた。このため、どちらかと言えば自分のクリーチャーに-1/-1カウンターを置くカードが多い。一方破滅の刻では、ボーラス/Bolasらによる災厄を表すため、相手クリーチャーに置くカードが多くなっている[7]

頑強や感染のような名前付きのメカニズムは存在しないものの、気性の荒いクーズー/Ornery KuduのようにETBで味方に-1/-1カウンターを置いてしまうデメリット持ちのクリーチャーが複数登場している。また、自身に置かれた-1/-1カウンターを特定条件で取り除けるクリーチャーも収録されており、中にはクーズー系を兼ねたものもある。こちらはスリスのような自己強化系クリーチャーの系譜であり、成長に上限値を定めることでバランス調整されている形である[1]

  • -1/-1カウンターをリソースとして用いるカードとしては過去に不気味な戯れ児/Grim Poppetなどがあったが、先述したカード群はその派生版と言える。

[編集] Unfinity

2022年Unfinityでは計画殺人/Attempted Murderおよび六面体災殺/Six-Sided Dieの2枚に使用された。同セットでは+1/+1カウンターを用いるカードが存在するものの、アン・セットという突飛なサプリメントセットゆえに開発部も併用を許した[8]

[編集] カルロフ邸殺人事件ダスクモーン:戦慄の館

2024年カルロフ邸殺人事件では名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killerが、ダスクモーン:戦慄の館では継ぎ当てたおもちゃ/Patched Playthingが、それぞれセット内で1枚のみの登場を果たす。本流のセットでは7年ぶりの再登場。セット内で+1/+1カウンターと同居しているが、Mark Rosewaterによるとこれは方針の変更ではなくカメオ出演としての例外と述べている[9]

[編集] ローウィンの昏明

ローウィン/シャドウムーア/Lorwyn-Shadowmoorへの再訪となったローウィンの昏明では、アモンケット・ブロックぶりにセットのメインテーマとして扱われた。新メカニズム枯朽で用いられているほか、シャドウムーア・ブロックで登場した-1/-1カウンター利用メカニズムも少数ながら再登場している。アモンケット・ブロックのように、一定条件を満たしたり起動コストとして自身の-1/-1カウンターを取り除けるクリーチャーも存在しており、枯朽のデメリットをメリットに転換できるデザインとなっている。

  • 同セットでは当初ローウィン/Lorwyn要素として+1/+1カウンターと同居させることも考えられていたが、最終的には複雑さの関係から-1/-1カウンターのみの登場となっている[10]

[編集] -1/-1カウンターを利用するメカニズム

[編集] シャドウムーア・ブロック以前で-1/-1カウンターを利用するカード

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Development Questions with Amonkhet(Internet Archive)/『アモンケット』でのデベロップの疑問(Latest Developments 2017年4月14日 Sam Stoddard著)
  2. 2.0 2.1 Playing to Lorwyn, Part 2/『ローウィン』をプレイする その2(Making Magic 2025年12月15日 Mark Rosewater著)
  3. Odds & Ends – Innistrad: Midnight Hunt, Part 2/こぼれ話:『イニストラード:真夜中の狩り』 その2Making Magic 2021年10月4日 Mark Rosewater著)
  4. Dancing in the Dark Ascension, Part 2/闇の隆盛で踊ろう その2Making Magic 2012年1月16日 Mark Rosewater著)
  5. Shadowmoor than Meets The Eye, Part III/シャドウムーアの影の端 第3部(Internet Archive)Making Magic 2008年4月14日 Mark Rosewater著)
  6. Something Wicked This Way Comes, Part 3/おかしなことがやってきた その3(Internet Archive)(Feature 2010年9月20日)
  7. Darkest Hour, Part 2/真闇の『刻』 その2Making Magic 2017年6月26日 Mark Rosewater著)
  8. The Unfinity Gauntlet, Part 3/『Unfinity』ガントレット その3(Making Magic 2022年10月17日 Mark Rosewater著)
  9. BlogatogBlogatog 2024年8月26日)
  10. Total Eclipsed of the Sun/昏明の時(Making Magic 2026年1月5日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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