烈日
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2018年6月16日 (土) 09:49時点における版
烈日/Sunburst | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | フィフス・ドーン |
CR | CR:702.44 |
烈日(れつじつ)/Sunburstは、フィフス・ドーンで登場したキーワード能力。オブジェクトがスタックから戦場に出る際に機能する常在型能力(置換効果)である。
アーティファクト クリーチャー — マイア(Myr)
烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
0/0アーティファクト
烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
五元のプリズムから蓄積カウンターを1個取り除く:好きな色1色のマナ1点を加える。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
接合 ― 烈日(このクリーチャーは、それを唱えるために使われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。これが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたはこれの+1/+1カウンターをすべてそれの上に置いてもよい。)
0/0定義
烈日/Sunburstは、「このオブジェクトがスタックからクリーチャーとして戦場に出る場合、それは、それを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。このオブジェクトがスタックから戦場に出、クリーチャーとしては戦場に出ない場合、それは、それを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」を意味する。
烈日によって他の能力にある定数を設定するために烈日が使われる場合、その能力を持つカードがクリーチャーかどうかは考慮しない(例:接合 ― 烈日)。
解説
要は、唱えるために使われたマナの色の数によってカード・タイプに対応したカウンターが乗る能力である。銀枠でない限り、色は白・青・黒・赤・緑の5色である(無色は色でない)ため、この能力によって6つ以上のカウンターが置かれることはない。
フィフス・ドーンで登場した烈日を持つカードはすべてアーティファクトで、唱えるために多くの色のマナを支払うほど強くなる。
他の能力と併せて書かれ、その変数として機能する特殊な使われ方もある(→電結の放浪者/Arcbound Wanderer)。この場合はその値以外の意味を持たない。例えば「[キーワード] ― 烈日 ([Keyword]-Sunburst)」なら、「このオブジェクトは[キーワード]Xを持つ。Xは、そのコストのために支払われたマナの色の数に等しい。(This object has [keyword] X, where X is the number of colors of mana spent to play it.)」を意味する。
- 蓄積カウンターや+1/+1カウンターがいくつ置かれるかは、マナ・コストに限らず、総コストの中で唱えるために支払ったマナの色の種類で決定される。コスト増加カードによって支払うコストが増えた場合、点数で見たマナ・コストの値より多くの数のカウンターを置くことも可能である。(CR:702.43bおよび後述「ルール」も参照)
ルール
ちょっと特殊な状況になると途端にややこしくなる点、マジックでも難しい部類に入るキーワード能力かもしれない。そもそもの定義が複雑すぎるのが原因である(ルール改訂でだいぶ明確になったが)。
- 例:機械の行進/March of the Machinesが戦場に出ている状態で五元のプリズム/Pentad Prismが戦場に出る場合、+1/+1カウンターが乗る。なぜなら、「クリーチャーとして」戦場に出るからである(この裁定は、FAQの時点から逆転している)。以前は未解決問題であった。
- イクサランでの戦場に出ることに対する置換効果のルール変更前も、烈日は戦場に出た後に適用されるであろう継続的効果も考慮しているややこしい効果だった。
- 例:彫り込み鋼/Sculpting Steelで烈日を持つアーティファクトをコピーした場合、彫り込み鋼のコストとして支払ったマナを参照しカウンターを乗せる。なぜなら、彫り込み鋼の置換効果を適用することにより、その烈日を持つアーティファクトのコピーとして「戦場に出る」からである(すなわち、烈日を適用することが可能になる)。こちらも未解決問題であったが、こちらは比較的すぐに訂正が出され解決した。
- 例:太陽の拳/Fist of Sunsによる代替コストで烈日を持つアーティファクトを唱えて戦場に出た場合、(それが本来4マナ以下のカードであっても)カウンターを5個乗せる。なぜなら、烈日は「支払ったコスト」を参照するのであって、元のマナ・コストに関知しないからである。
その他
- 戦乱のゼンディカーでは能力語としてリメイクされた収斂が登場した。
- アンヒンジドを入れている場合、City of Assのような好きな色が出せるカードでピンクや紫といったマナと出して無理やり6つ以上乗せるという奥の手がある。Mox Lotusならば何百個でも何億個でも、好きな数だけ乗せられる。また、色は1/2マナで支払った分も数える。
- 「烈日」とは「はげしく照りつける太陽」のこと。「れつにち」「れっか」「れっぴ」は誤読である。(→変な読み方)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.44 烈日/Sunburst
- 702.44a 烈日は、オブジェクトが戦場に出る際に機能する常在型能力である。「烈日/Sunburst」は、「このオブジェクトがこれに影響を及ぼすタイプ変更効果を考慮しなければクリーチャーとして戦場に出るなら、これは、これを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。そうでなければ、これは、これを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」を意味する。
- 702.44b 烈日は、烈日を持つオブジェクトがスタックから呪文として解決されて戦場に出る場合で、1点以上の有色 マナがそれの、追加コストや代替コストも含むコストとして使われた場合にのみ適用される。
- 702.44c 烈日によって、他の能力にある定数を設定させることがありうる。このキーワードがそうして使われていた場合、その能力を持つカードがクリーチャーかどうかは考慮しない。
- 702.44d オブジェクトに複数の烈日がある場合、それらはそれぞれ別々に適用される。
- 702.44 烈日/Sunburst
- 702 キーワード能力