上位互換

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(118.71.23.189 (会話) の編集 ( 60114 版 ) を取り消し 取消しの理由を明記してください。本来の意味とマジック独自の意味との比較は不要な)
(ノート参照)
7行: 7行:
 
*[[メンタルマジック]]では下位互換カードや[[同型再版]]カードをどれだけ覚えているかが鍵となる。
 
*[[メンタルマジック]]では下位互換カードや[[同型再版]]カードをどれだけ覚えているかが鍵となる。
 
*[[上位種]]とはちょっと意味が違う。上位種はサイズ、[[効果]]、[[マナ・コスト]]などが全体的に大きくなったカードのこと。
 
*[[上位種]]とはちょっと意味が違う。上位種はサイズ、[[効果]]、[[マナ・コスト]]などが全体的に大きくなったカードのこと。
*なお、ここで述べた上位互換はマジックやその他一部トレーディングカードゲームでの意味。本来はソフトウェア・ハードウェアの用語であり、「上位のバージョンであるソフトウェアなどが、それの下位バージョンでのデータを扱える」という意味である。
+
*ソフトウェア・ハードウェアの用語の「上位互換(Upper Compatibility)」とは意味が異なる(→[[Wikipedia:ja:上位互換]]参照)。
**例えば、プレイステーション2は下位バージョンであるプレイステーション1のソフトを扱う事ができる。この場合、プレイステーション2はプレイステーション1用ソフトに対して上位互換があるという。ゲーム業界ではしばしば、これを[[下位互換]]の意味と間違えて使われることが多い。
+
  
 
==100%の上位互換が存在しない理由==
 
==100%の上位互換が存在しない理由==
26行: 25行:
 
:*それらを使うプレイヤーは、間違いなく「強い」カードの名前を言うだろう。それによって、「弱くても別のカードが欲しい」という、奇妙な状況が発生してしまうのだ。
 
:*それらを使うプレイヤーは、間違いなく「強い」カードの名前を言うだろう。それによって、「弱くても別のカードが欲しい」という、奇妙な状況が発生してしまうのだ。
 
:*[[マスクス・ブロック]]〜[[インベイジョン・ブロック]]期のスタンダードにおいて、[[神の怒り/Wrath of God]]を封じられた時のために、その枚数を減らし(追加能力が付いているとはいえ)1マナ重い[[総くずれ/Rout]]を投入する、という構築が、実際にトッププレイヤーの間でも行われていた。
 
:*[[マスクス・ブロック]]〜[[インベイジョン・ブロック]]期のスタンダードにおいて、[[神の怒り/Wrath of God]]を封じられた時のために、その枚数を減らし(追加能力が付いているとはいえ)1マナ重い[[総くずれ/Rout]]を投入する、という構築が、実際にトッププレイヤーの間でも行われていた。
:*カード名が同じで能力が違うものは1枚もない為、100%の上位互換が存在しない事が説明できる。
+
:*カード名が同じで能力が違うものは1枚もないため、100%の上位互換が存在しない事が説明できる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2009年9月2日 (水) 01:13時点における版

上位互換 (Strictly Better)とは、同じ能力でありながらマナ・コストが軽いとか、同じマナ・コストでありながらパワータフネスが高いなど、2枚のカードを比べた時に一方がもう一方に明らかに勝るような場合をいう。例えば、映像の造形者/Imagecrafter脱走魔術師/Fugitive Wizardの上位互換である。

ただし、100%厳密な意味での上位互換は1枚たりとも存在しない。上位互換の正確な定義としては「あらゆる局面で一方がもう一方よりも優れている」ことであるが、そのようなことは絶対にありえないからだ。霊感/InspirationAncestral Recallにすら、それは当てはまる(#100%の上位互換が存在しない理由も参照)。

だが、普通は他のカードを考慮しない単独での使い勝手のみで考えることが多いし、その方が実用的である。このWiki内では基本的に他のカードとの相互作用は無視した上で考え、「メジャーなクリーチャー・タイプであり部族カードの影響を受けやすい」など個別の事柄については別に言及する。

100%の上位互換が存在しない理由

100%の上位互換が存在しない理由は、比較の妨げになる要素が数多く存在するからである。それには以下のようなものがある。

カード・タイプが違う場合
例えば風生まれの詩神/Windborn Muse戦闘に参加できる)と亡霊の牢獄/Ghostly Prisonクリーチャー除去が効かない・マナ・コストが低い)など。
サブタイプが異なる場合
例えばモンスのゴブリン略奪隊/Mons's Goblin Raidersゴブリン)と凍らし/Frostlingスピリット)、解呪/Disenchant)と粉砕/Shatter)と青サビ/Verdigris)など。
相手のカードを利用するカードを考慮した場合
例えば威圧/Dominate精神隷属器/Mindslaverなど。
状況に応じてメリットになったりデメリットになったりする場合
例えば飛行寄せ餌/Lureなどの存在を考えると、持たない方が良い局面も存在する。現に寄せ餌とのコンボにおいて、コカトリス/Cockatrice茂みのバジリスク/Thicket Basiliskでは後者の方がよく使われていた。被覆などは、完全なメリットとして扱っていいのかという議論も交わされていた。
カード名が違う場合
翻弄する魔道士/Meddling Mage嘘つきの振り子/Liar's Pendulumなど、名前を参照するカードが存在するのがその理由である。
  • それらを使うプレイヤーは、間違いなく「強い」カードの名前を言うだろう。それによって、「弱くても別のカードが欲しい」という、奇妙な状況が発生してしまうのだ。
  • マスクス・ブロックインベイジョン・ブロック期のスタンダードにおいて、神の怒り/Wrath of Godを封じられた時のために、その枚数を減らし(追加能力が付いているとはいえ)1マナ重い総くずれ/Routを投入する、という構築が、実際にトッププレイヤーの間でも行われていた。
  • カード名が同じで能力が違うものは1枚もないため、100%の上位互換が存在しない事が説明できる。

参考

QR Code.gif