全てを見通す者、アテムシス/Atemsis, All-Seeing
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伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
(2)(青),(T):カード2枚を引き、その後カード1枚を捨てる。
全てを見通す者、アテムシスが対戦相手1人にダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札を公開してもよい。これにより6通り以上のマナ総量を持つカードが公開されたなら、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。
手札に点数で見たマナ・コストが異なるカード6枚を揃えれば一撃で対戦相手を敗北させる伝説のスフィンクス。目録/Catalog相当のドロー能力も備える。
手札を整えたうえで攻撃すると勝利できるという、青らしいコントロール向きのフィニッシャー。ちゃんと回避能力も持っており、タップ能力なので遅くはなるが自力で手札を増強できるため、条件が整うまでは様子を見て戦うことができる。
しかし、青いデッキで手札を最低6枚(それも土地でないカードが5枚)以上保持したうえで6マナのクリーチャーを運用できるようなら、もはや盤面を十分に支配できており1ターンで勝負をつける必要性が乏しい、ということも多いのが難点。登場時のスタンダードでは青の飛行フィニッシャーは永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnetや風の騎兵/Cavalier of Galesがいる激戦区であり、シンプルに優秀なこれらを押しのけてまで採用するべきかどうかが問題となる。
低く見積もっても5マナまでのカードを揃える必要があり、それ以上のものもある方が組み合わせの融通がきくので、重いカードをどれだけ採用するかが悩みどころ。登場時のスタンダードで点数で見たマナ・コストより軽く扱えるカードは分割カードが存在するため、うまく活用したい。
起動型能力で手札を捨てるのもあり、同セットの保有の鞄/Bag of Holdingとはなかなか相性が良い。ルーター能力自体がありがたく、一度捨てたカードが後々数合わせに必要になることもあり得るし、回収時にいささか過剰に手札が増えてしまいがちな部分も、後のことは考える必要がないこのカードにとっては有利に働く。
構築以上に手札のキープが大切なリミテッドでは刺さる場面がより多いため、ピックしたらこれのためにデッキを青に寄せたいところである。
ルール
- 土地を含むマナ・コストの無いカードの点数で見たマナ・コストは0であり、これも6通りの中の1つとして数える。
- 手札のカードのマナ・コストに含まれるXは0として扱う。
- 手札の分割カードの点数で見たマナ・コストは2つの点数で見たマナ・コストの合計である。例えば発展+発破/Expansion+Explosionの点数で見たマナ・コストは6である。
- テレパシー/Telepathyなどによりあなたの手札がすでに公開されていたとしても、あなたは誘発型能力の解決時に「あなたの手札を公開する」ことを選べる。
関連カード
サイクル
基本セット2020の伝説の「象徴的クリーチャー」サイクル。いずれも単色のトリプルシンボルで、各色の象徴的クリーチャー・タイプを持つ。稀少度はレア。
- 天空の刃、セファラ/Sephara, Sky's Blade(天使)
- 全てを見通す者、アテムシス/Atemsis, All-Seeing(スフィンクス)
- 血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood(デーモン)
- 炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames(ドラゴン)
- 凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher(ハイドラ)