裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor
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伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
先制攻撃、接死
対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体が死亡するたび、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
かつてミラディン/Mirrodinを救ったミラディン・ブロックの主人公グリッサ/Glissaが、なんと侵略者たるファイレクシア/Phyrexiaの一員となって帰ってきた。
色拘束が強く伝説だが、3マナ3/3に加え互いに噛み合った3つの能力を持ち、コスト・パフォーマンスは高い。先制攻撃と接死の組み合わせにより戦闘ではほぼ無敵であり、対戦相手のクリーチャーを倒すたびにアドバンテージが取れる。
カードパワーは十分なのだが、参入当初のスタンダード環境には、アーティファクト回収を生かせる黒緑デッキがないこと、このカードを中心にデッキを組むには、稲妻/Lightning Bolt一発で沈むタフネスという不安定さがネックということもあり、あまり大きな活躍はしていなかった。イニストラードで聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftが登場すると、それに対するブロッカーとしての能力が評価され、緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithや出産の殻/Birthing Podなどのシルバーバレット要員として1枚挿しされるケースが多くなった。ウィニーやトークンを多用するデッキの台頭で使用機会が著しく増えた漸増爆弾/Ratchet Bombを使い回す手段としても優秀。ネックであった稲妻がローテーションで退場したのも追い風である。
理想は軽く、使い捨てられるアーティファクトを回収して使い回すこと。リミテッドならグレムリン地雷/Gremlin Mine、エクステンデッドまで範囲を広げれば処刑人の薬包/Executioner's Capsuleなどの相性が良いカードもいくつか存在する。
- プレリリース・トーナメントでは、ファイレクシア陣営側を選んだプレイヤーへのプレリリース・カードに採用された。
関連カード
ストーリー
詳細はグリッサ/Glissa参照。
参考
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - 神話レア