撲滅/Eradicate

提供:MTG Wiki

2021年12月28日 (火) 14:06時点における14.3.234.152 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Eradicate / 撲滅 (2)(黒)(黒)
ソーサリー

黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、そのクリーチャーと同じ名前を持つカードをすべて探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。


1種類のクリーチャーをあらゆる領域から追放するソーサリー効果そのものは強烈ではあるのだが、対象クリーチャーであるがゆえ、サイクル共通の「戦場に出ている同のカードが漏れてしまう」という弱点が顕著に現れてしまう。

ウルザズ・デスティニー収録時は、同エキスパンションマスティコア/Masticoreへの対策として有効だった。破壊ではなく追放なのでマスティコアの持つ再生能力を無視できることに加え、マスティコアを2体以上同時に戦場に出しておく人は滅多にいないので、上記の「戦場にいる他の同名クリーチャーを撲滅できない」というデメリットが気にならない。そして高い確率で4枚積まれているであろうマスティコアの後続も気にしなくて済む。また、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusなどの破壊不能を持つクリーチャーに対しても極めて有効である。

果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroなどの厄介なクリーチャーへの対策としても使われた。

  • 追放するのは「同じ名前のカード」であり、クリーチャー・カードに限らない。そのため、クリーチャー化させた基本土地に撃つと、戦場以外からその基本土地が全てなくなってしまう。そのため、土地展開が終わった後だとデッキ圧縮になってしまう(→土地撲滅)。
  • 2021年11月のトークンの名前に関する総合ルール変更前までは、イリュージョン(Illusion)・トークンを対象に取ることで、空想+現実/Illusion+Realityを追放できた。これはトークンのルールによりその名前が「Illusion」だったことと、このカードの追放するカードがクリーチャー・カードに限定されていないことによる。同様に、裂片(Splinter)・トークンを対象とすることで木っ端みじん/Splinterを追放したり、多相の戦士(Shapeshifter)・トークンを対象とすることで多相の戦士/Shapeshifterを追放したりといったことが可能だった。
    • 現在のルールでは名前が定義されていないトークンの名前は「(サブタイプの単語を繋げたもの)・トークン」であるため、通常これらのカードがトークンと同名になることはない。
  • 攻撃してくるミシュラランドなどを根こそぎにできないのは歯がゆいところ。うまくブロックに誘い出したい。

関連カード

サイクル

ウルザズ・デスティニーの、同カード追放する呪文サイクル。いずれも神河謀叛再録された。

ストーリー

ウルザズ・デスティニー版はラース/Rathの反乱分子を処刑するダヴォールの軍勢が描かれている(イラスト)。

参考

QR Code.gif