シャーマン (デッキ)

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'''シャーマン'''/''Shaman''は、[[シャーマン]]を主体とした[[部族 (俗語)|部族]][[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]の総称。
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シャーマン自体は以前から多くの[[クリーチャー]]が持つ[[クリーチャー・タイプ]]だったが、[[モーニングタイド]]においてシャーマンがピックアップされたことで、シャーマン同士の[[シナジー]]を意識したデッキが作られるようになった。
 
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デッキ内のクリーチャーをシャーマンに統一することで[[憤怒の鍛冶工/Rage Forger]]からの爆発力を狙っている。また、大半のクリーチャーがエレメンタルなので、[[炎族の先触れ/Flamekin Harbinger]]や[[煙束ね/Smokebraider]]を活かすことができる。
  
 
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炎族の先触れの[[サーチ]][[能力]]によって[[シルバーバレット]]戦略を取ることができる。また、他の炎族の先触れをサーチすることによって、憤怒の鍛冶工のための頭数を増やすという戦略もよく取られる。
  
大量の軽量クリーチャーや[[火力]]のために、[[環境]]最大[[メタ]]である[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]と有利に渡り合える。憤怒の鍛冶工や煙束ねの存在のために、通常の赤単系のデッキよりもはまった時の爆発力が大きく、相手の[[事故]]に付け込みやすいのも強み。
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大量の[[軽い|軽量]]クリーチャーや[[火力]]のために、[[環境]][[トップメタ]]である[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]と有利に渡り合える。憤怒の鍛冶工や煙束ねの存在のために、通常の赤単系のデッキよりもはまった時の爆発力が大きく、[[対戦相手]]の[[事故]]に付け込みやすいのも強み。
  
[[藤田剛史]]が製作したデッキを[[池田剛]]と[[大澤拓也]]が[[プロツアーハリウッド08]]において使用し、それぞれ28位と62位で揃って[[マネーフィニッシュ]]を収めている。大澤拓也へのインタビューが「八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:第2回」(下記参考リンク)に掲載されているので、そちらも参照。
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[[藤田剛史]]が製作したデッキを[[池田剛]]と[[大澤拓也]]が[[プロツアーハリウッド08]]において使用し、それぞれ28位と62位で揃って[[マネーフィニッシュ]]を収めている。大澤拓也へのインタビューが「[http://web.archive.org/web/20090417054341/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kawasaki/20080602/index.html 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:第2回]」に掲載されているので、そちらも参照。
  
 
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同型のデッキが[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]にも存在する。
 
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主な構成は[[スタンダード]]のものと同じだが、さらに[[雷叫び/Thunderblust]]が加えられているのが特徴的。
 
主な構成は[[スタンダード]]のものと同じだが、さらに[[雷叫び/Thunderblust]]が加えられているのが特徴的。
  
 
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*備考
 
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**使用者:[[池田剛]]
 
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**デザイン:[[藤田剛史]]
 
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*[[フォーマット]]
 
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**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]([[ローウィン]]+[[モーニングタイド]]+[[シャドウムーア]]+[[イーブンタイド]])
 
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*池田剛の他に、製作者である[[藤田剛史]]に加えて[[中野圭貴]]や[[黒田正城]]も同じタイプのデッキを使用している。
 
*池田剛の他に、製作者である[[藤田剛史]]に加えて[[中野圭貴]]や[[黒田正城]]も同じタイプのデッキを使用している。
  
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[[モダン]][[環境]]にも存在する。元々モダンには数多くのシャーマンは存在していたが、頭角を現したのは[[ラヴニカの献身]]追加後から。
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[[低木林の旗騎士/Bosk Banneret]]や[[炎族の先触れ/Flamekin Harbinger]]で高速[[展開]]、[[憤怒の鍛冶工/Rage Forger]]の爆発力を主軸とする形態を取る。ラヴニカの献身で追加された新たなシャーマンである[[災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva]]を採用することで打撃力をバックアップし、[[リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Reveler]]を使って終盤の息切れを補えるようになっている。その[[デッキカラー]]から'''ジャンドシャーマン'''(''Jund Shamans'')と呼称される。
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*備考
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**Competitive Modern League 2019-02-08, (5勝0敗)  ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-modern-constructed-league-2019-02-08 参考])
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**使用者:CalebD
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[ラヴニカの献身]])
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==参考==
 
==参考==
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kawasaki/20080602/index.html 八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:第2回]([[タカラトミー]])
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
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{{DEFAULTSORT:しやあまん}}
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[[Category:赤単色デッキ]]
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[[Category:ウィニーデッキ]]
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[[Category:ビートダウンデッキ]]
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[[Category:部族デッキ]]
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[[Category:赤単ウィニーデッキ]]
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[[Category:赤単ビートダウンデッキ]]
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[[Category:ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築デッキ]]
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[[Category:時のらせんブロックを含むスタンダードデッキ]]
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[[Category:ローウィン=シャドウムーア・ブロックを含むスタンダードデッキ]]
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[[Category:モダンデッキ]]

2020年1月18日 (土) 19:00時点における最新版

シャーマン(Shaman)は、シャーマンを主体とした部族ビートダウン・デッキの総称。

目次

[編集] 概要


Rage Forger / 憤怒の鍛冶工 (2)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)

憤怒の鍛冶工が戦場に出たとき、あなたがコントロールする他の各シャーマン(Shaman)・クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたがコントロールする、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーが攻撃するたび、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。あなたは「そのクリーチャーは、それに1点のダメージを与える」ことを選んでもよい。

2/2

シャーマン自体は以前から多くのクリーチャーが持つクリーチャー・タイプだったが、モーニングタイドにおいてシャーマンがピックアップされたことで、シャーマン同士のシナジーを意識したデッキが作られるようになった。

[編集] 時のらせんブロック+ローウィン・シャドウムーア・ブロック期

赤単スライ系のデッキにシャーマンやエレメンタルのシナジーを搭載したデッキ。


Flamekin Harbinger / 炎族の先触れ (赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)

炎族の先触れが戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからエレメンタル(Elemental)・カードを1枚探し、それを公開し、その後ライブラリーを切り直し、一番上にそのカードを置いてもよい。

1/1


Smokebraider / 煙束ね (1)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)

(T):好きな色の組み合わせのマナ2点を加える。この能力は、エレメンタル(Elemental)呪文を唱えるためかエレメンタルの起動型能力を起動するためにのみ支払える。

1/1

デッキ内のクリーチャーをシャーマンに統一することで憤怒の鍛冶工/Rage Forgerからの爆発力を狙っている。また、大半のクリーチャーがエレメンタルなので、炎族の先触れ/Flamekin Harbinger煙束ね/Smokebraiderを活かすことができる。

炎族の先触れのサーチ能力によってシルバーバレット戦略を取ることができる。また、他の炎族の先触れをサーチすることによって、憤怒の鍛冶工のための頭数を増やすという戦略もよく取られる。

大量の軽量クリーチャーや火力のために、環境トップメタであるフェアリーと有利に渡り合える。憤怒の鍛冶工や煙束ねの存在のために、通常の赤単系のデッキよりもはまった時の爆発力が大きく、対戦相手事故に付け込みやすいのも強み。

藤田剛史が製作したデッキを池田剛大澤拓也プロツアーハリウッド08において使用し、それぞれ28位と62位で揃ってマネーフィニッシュを収めている。大澤拓也へのインタビューが「八十岡×川崎のスタンダードウォッチング:第2回」に掲載されているので、そちらも参照。

[編集] サンプルレシピ

赤単シャーマン [1]
土地 (22)
17 山/Mountain
4 変わり谷/Mutavault
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
クリーチャー (26)
2 巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
4 炎族の先触れ/Flamekin Harbinger
4 威嚇者の信徒/Intimidator Initiate
4 月の大魔術師/Magus of the Moon
4 灰の殉教者/Martyr of Ashes
4 憤怒の鍛冶工/Rage Forger
4 煙束ね/Smokebraider
呪文 (12)
4 火葬/Incinerate
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
4 ショック/Shock
サイドボード (15)
4 死亡+退場/Dead+Gone
3 大爆発の魔道士/Fulminator Mage
4 恨み唸り/Spitebellows
4 難問の鎮め屋/Vexing Shusher


[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築

同型のデッキがローウィン=シャドウムーア・ブロック構築にも存在する。


Thunderblust / 雷叫び (2)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

速攻
雷叫びは、それの上に-1/-1カウンターが置かれているかぎりトランプルを持つ。
頑強(このクリーチャーが死亡したとき、その上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

7/2

主な構成はスタンダードのものと同じだが、さらに雷叫び/Thunderblustが加えられているのが特徴的。

[編集] サンプルレシピ

赤単シャーマン [2]
土地 (24)
20 山/Mountain
4 変わり谷/Mutavault
クリーチャー (24)
1 巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
4 炎族の先触れ/Flamekin Harbinger
4 威嚇者の信徒/Intimidator Initiate
4 憤怒の鍛冶工/Rage Forger
4 煙束ね/Smokebraider
3 雷叫び/Thunderblust
4 難問の鎮め屋/Vexing Shusher
呪文 (12)
4 炎の投げ槍/Flame Javelin
4 つっかかり/Lash Out
4 タール火/Tarfire
サイドボード (15)
2 アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger
3 燃えさしの突風/Ember Gale
3 炎の突き/Flame Jab
2 ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract
2 恨み唸り/Spitebellows
3 悪意に満ちた幻視/Spiteful Visions

[編集] モダン

モダン環境にも存在する。元々モダンには数多くのシャーマンは存在していたが、頭角を現したのはラヴニカの献身追加後から。


Judith, the Scourge Diva / 災いの歌姫、ジュディス (1)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。災いの歌姫、ジュディスはそれに1点のダメージを与える。

2/2


Rix Maadi Reveler / リックス・マーディの歓楽者 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

絢爛(2)(黒)(赤)(このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい。)
リックス・マーディの歓楽者が戦場に出たとき、カード1枚を捨て、その後カードを1枚引く。リックス・マーディの歓楽者の絢爛コストが支払われていたなら、代わりに、あなたの手札を捨てカードを3枚引く。

2/2

低木林の旗騎士/Bosk Banneret炎族の先触れ/Flamekin Harbingerで高速展開憤怒の鍛冶工/Rage Forgerの爆発力を主軸とする形態を取る。ラヴニカの献身で追加された新たなシャーマンである災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Divaを採用することで打撃力をバックアップし、リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Revelerを使って終盤の息切れを補えるようになっている。そのデッキカラーからジャンドシャーマン(Jund Shamans)と呼称される。

[編集] サンプルレシピ

Jund Shamans [3]
土地 (22)
1 血の墓所/Blood Crypt
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 銅線の地溝/Copperline Gorge
1 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
1 森/Forest
2 山/Mountain
1 草むした墓/Overgrown Tomb
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (30)
2 低木林の旗騎士/Bosk Banneret
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 エルフの幻想家/Elvish Visionary
2 火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr
4 炎族の先触れ/Flamekin Harbinger
3 災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva
1 金属ミミック/Metallic Mimic
4 憤怒の鍛冶工/Rage Forger
3 リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Reveler
3 トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder
呪文 (8)
4 集合した中隊/Collected Company
4 稲妻/Lightning Bolt
サイドボード (15)
1 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 永遠の証人/Eternal Witness
3 大爆発の魔道士/Fulminator Mage
2 疫病造り師/Plaguecrafter
3 再利用の賢者/Reclamation Sage
2 外科的摘出/Surgical Extraction
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

[編集] 参考

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