ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel

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*[[空僻地/Glimmervoid]]との相性がよい。「色マナが出ない」「維持にアーティファクトが必要」というお互いの弱点をうまくカバーすることができる。
 
*[[空僻地/Glimmervoid]]との相性がよい。「色マナが出ない」「維持にアーティファクトが必要」というお互いの弱点をうまくカバーすることができる。
 
==活躍==
 
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;[[スタンダード]]
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===[[スタンダード]]===
:[[ダークスティール]]での初出時は、他のアーティファクト・土地と共に[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和デッキ]]で使用されたほか、[[リセットカード]]との相性を活かして[[ダークスティール抹消]]などの[[マス・デストラクション]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]にも採用されていた。
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[[ダークスティール]]での初出時は、他のアーティファクト・土地と共に[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和デッキ]]で使用されたほか、[[リセットカード]]との相性を活かして[[ダークスティール抹消]]などの[[マス・デストラクション]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]にも採用されていた。
  
:[[基本セット2015]]での再録時はアーティファクトの魂込めや[[爆片破/Shrapnel Blast]]といったアーティファクト関連のカードと共に収録され、[[マジック・オリジン]]の頃になると[[青赤魂込め]]においてこれらのカードと共に[[トーナメント]]シーンで活躍した。
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[[基本セット2015]]での再録時はアーティファクトの魂込めや[[爆片破/Shrapnel Blast]]といったアーティファクト関連のカードと共に収録され、[[マジック・オリジン]]の頃になると[[青赤魂込め]]においてこれらのカードと共に[[トーナメント]]シーンで活躍した。
  
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===[[パイオニア]]===
:数少ない[[アーティファクト・土地]]の一つであり、[[青赤魂込め#パイオニア|青赤魂込め]]や[[アゾリウス・アーティファクト#パイオニア|白青魂込め]]で採用される。また、[[緑単信心#パイオニア|緑単信心]]などの[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]を使用するデッキでは、[[ウィッシュボード]]可能な土地として[[サイドボード]]に採用されることがある。
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数少ない[[アーティファクト・土地]]の一つであり、[[青赤魂込め#パイオニア|青赤魂込め]]や[[アゾリウス・アーティファクト#パイオニア|白青魂込め]]で採用される。また、[[緑単信心#パイオニア|緑単信心]]などの[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]を使用するデッキでは、[[ウィッシュボード]]可能な土地として[[サイドボード]]に採用されることがある。
  
;[[モダン]]
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===[[モダン]]===
:制定当時に存在したアーティファクト・土地の中では唯一[[禁止]]されておらず、黎明期から[[親和 (デッキ)#モダン|親和デッキ]]を支え続けている。のちに[[橋]]や[[宝物庫/Treasure Vault]]といった新規アーティファクト・土地が追加された後も[[アンタップイン]]かつ[[除去耐性]]持ちという点が評価され現役で活躍している。
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制定当時に存在したアーティファクト・土地の中では唯一[[禁止]]されておらず、黎明期から[[親和 (デッキ)#モダン|親和デッキ]]を支え続けている。のちに[[橋]]や[[宝物庫/Treasure Vault]]といった新規アーティファクト・土地が追加された後も[[アンタップイン]]かつ[[除去耐性]]持ちという点が評価され現役で活躍している。
  
;[[パウパー]]
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===[[パウパー]]===
:こちらでも[[親和 (デッキ)#パウパー|親和デッキ]]で採用される。ただし[[ミラディン]]の[[色マナ]]を出せるアーティファクト・土地5枚が使用可能なため、[[多色]]化した構成ではダークスティールの城塞は減らされたり完全に[[枠]]を奪われるケースもある。他[[フォーマット]]よりゲームスピードが遅めな分、相対的に橋の[[タップイン]]デメリットが軽くなっている点もこのカードにとっては向かい風。
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こちらでも[[親和 (デッキ)#パウパー|親和デッキ]]で採用される。ただし[[ミラディン]]の[[色マナ]]を出せるアーティファクト・土地5枚が使用可能なため、[[多色]]化した構成ではダークスティールの城塞は減らされたり完全に[[枠]]を奪われるケースもある。他[[フォーマット]]よりゲームスピードが遅めな分、相対的に橋の[[タップイン]]デメリットが軽くなっている点もこのカードにとっては向かい風。
  
 
==禁止指定==
 
==禁止指定==
[[2005年]]3月20日より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]に指定された<ref>[http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20050301a March 2005 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: the Gathering]([[DCI]],2005年3月1日)</ref>。
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[[2005年]]3月20日より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://web.archive.org/web/20210126104151/http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20050301a March 2005 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: the Gathering(Internet Archive)]([[DCI]],2005年3月1日)</ref>。
当初は色マナを出せる5枚のアーティファクト・土地だけを禁止する予定であったが、テストプレイの結果それでも親和はスタンダードに存在する他のデッキを圧倒するだけの強さがあったため、他の親和パーツともども最終的な禁止リストに加えられることとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/eight-plus-one-2005-03-04 Eight Plus One](Latest Developments 2005年3月4日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。
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当初は色マナを出せる5枚のアーティファクト・土地だけを禁止する予定であったが、テストプレイの結果それでも親和はスタンダードに存在する他のデッキを圧倒するだけの強さがあったため、他の親和パーツともども最終的な禁止リストに加えられることとなった<ref>[https://web.archive.org/web/20211017160041/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/eight-plus-one-2005-03-04 Eight Plus One(Internet Archive)](Latest Developments 2005年3月4日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。
  
[[2006年]]3月20日より、[[ミラディン・ブロック構築]]でも禁止カードに指定された<ref>[http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20060301a March 2006 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: The Gathering](DCI,2006年3月1日)</ref>。
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[[2006年]]3月20日より、[[ミラディン・ブロック構築]]でも禁止カードに指定された<ref>[https://web.archive.org/web/20210430205824/http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20060301a March 2006 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: The Gathering(Internet Archive)](DCI,2006年3月1日)</ref>。
 
*基本セット2015で再録された際には、スタンダードの禁止カードにはなっていない(スタンダードで禁止を経験したカードが再びスタンダードで使用可能なセットに再録されるのはこれが初)。
 
*基本セット2015で再録された際には、スタンダードの禁止カードにはなっていない(スタンダードで禁止を経験したカードが再びスタンダードで使用可能なセットに再録されるのはこれが初)。
 
==その他==
 
==その他==
*[[ダークスティール]]版[[フレイバー・テキスト]]の「[[パノプティコン/Panopticon (次元カード)|パノプティコン/Panopticon]]」とは[[Wikipedia:ja:パノプティコン|円形刑務所]]を意味する単語。[[メムナーク/Memnarch#ストーリー|メムナーク/Memnarch]]はパノプティコンと呼ばれる塔から[[ミラディン/Mirrodin]]のすべての動向を監視することができ([[見張る者の目/Eyes of the Watcher]])、ダークスティールの城塞の{{Gatherer|id=76164}}はその外面である<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/memnarch-and-panopticon-2007-05-15 Memnarch and the Panopticon](Arcana [[2007年]]5月15日 Wizards of the Coast著)</ref>。
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*[[ダークスティール]]版[[フレイバー・テキスト]]の「[[パノプティコン/Panopticon (次元カード)|パノプティコン/Panopticon]]」とは[[Wikipedia:ja:パノプティコン|円形刑務所]]を意味する単語。[[メムナーク/Memnarch#ストーリー|メムナーク/Memnarch]]はパノプティコンと呼ばれる塔から[[ミラディン/Mirrodin]]のすべての動向を監視することができ([[見張る者の目/Eyes of the Watcher]])、ダークスティールの城塞の{{Gatherer|id=76164}}はその外面である<ref>[https://web.archive.org/web/20210916101708/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/memnarch-and-panopticon-2007-05-15 Memnarch and the Panopticon(Internet Archive)](Arcana [[2007年]]5月15日 Wizards of the Coast著)</ref>。
 
{{フレイバーテキスト|パノプティコン、ダークスティールの眼の溶鉱炉であり、ミラディンの守り手の本拠地。}}
 
{{フレイバーテキスト|パノプティコン、ダークスティールの眼の溶鉱炉であり、ミラディンの守り手の本拠地。}}
  
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:エクスプローラー・アンソロジー1]] - [[アンコモン]]

2023年12月24日 (日) 00:51時点における最新版


Darksteel Citadel / ダークスティールの城塞
アーティファクト 土地

破壊不能
(T):(◇)を加える。


無色マナが出るアーティファクト・土地ダークスティール/Darksteel製らしく破壊不能を持つ。

目次

[編集] 解説

土地として見ると色マナが出ないのは欠点であるが、アーティファクトであり破壊不能を持つためシナジーを形成しやすいのが特徴。まず、除去されやすいというアーティファクト・土地の弱点をある程度克服している点は大きい。酸化/Oxidizeなどによる最序盤の破壊を喰らうことがない上、抹消/Obliterateのような土地リセットの被害も軽減できる。また、逆にそういった大規模土地破壊と併用し自分だけ被害を抑える使い道もある。

アーティファクトや土地をクリーチャー化するカードとの相性も良く、手軽に破壊不能クリーチャーを作れる。初出時のスタンダードでは生きている地形/Living Terrainなどがそれに該当する。神河謀叛では強力なクリーチャー化手段である世界の源獣/Genju of the Realmが登場したものの、直後にこちらが禁止カードとなってしまった。基本セット2015での再録時はアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactといううってつけのカードが同時に登場した。

ただし、機械の行進/March of the Machinesなど破壊以外のアーティファクト対策はしっかり受けるので通常の土地より全ての面で頑丈というわけではない。また、色マナが出ないので土地破壊に特化したデッキへの対策カードとして(特にシナジーのない)デッキに投入しても活躍は期待できない。対戦相手からすれば、他の色マナ源を潰して動きを封じればいいだけだからだ。

  • 空僻地/Glimmervoidとの相性がよい。「色マナが出ない」「維持にアーティファクトが必要」というお互いの弱点をうまくカバーすることができる。

[編集] 活躍

[編集] スタンダード

ダークスティールでの初出時は、他のアーティファクト・土地と共に親和デッキで使用されたほか、リセットカードとの相性を活かしてダークスティール抹消などのマス・デストラクションコントロールデッキにも採用されていた。

基本セット2015での再録時はアーティファクトの魂込めや爆片破/Shrapnel Blastといったアーティファクト関連のカードと共に収録され、マジック・オリジンの頃になると青赤魂込めにおいてこれらのカードと共にトーナメントシーンで活躍した。

[編集] パイオニア

数少ないアーティファクト・土地の一つであり、青赤魂込め白青魂込めで採用される。また、緑単信心などの大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorを使用するデッキでは、ウィッシュボード可能な土地としてサイドボードに採用されることがある。

[編集] モダン

制定当時に存在したアーティファクト・土地の中では唯一禁止されておらず、黎明期から親和デッキを支え続けている。のちに宝物庫/Treasure Vaultといった新規アーティファクト・土地が追加された後もアンタップインかつ除去耐性持ちという点が評価され現役で活躍している。

[編集] パウパー

こちらでも親和デッキで採用される。ただしミラディン色マナを出せるアーティファクト・土地5枚が使用可能なため、多色化した構成ではダークスティールの城塞は減らされたり完全にを奪われるケースもある。他フォーマットよりゲームスピードが遅めな分、相対的に橋のタップインデメリットが軽くなっている点もこのカードにとっては向かい風。

[編集] 禁止指定

2005年3月20日より、スタンダード禁止カードに指定された[1]。 当初は色マナを出せる5枚のアーティファクト・土地だけを禁止する予定であったが、テストプレイの結果それでも親和はスタンダードに存在する他のデッキを圧倒するだけの強さがあったため、他の親和パーツともども最終的な禁止リストに加えられることとなった[2]

2006年3月20日より、ミラディン・ブロック構築でも禁止カードに指定された[3]

  • 基本セット2015で再録された際には、スタンダードの禁止カードにはなっていない(スタンダードで禁止を経験したカードが再びスタンダードで使用可能なセットに再録されるのはこれが初)。

[編集] その他

パノプティコン、ダークスティールの眼の溶鉱炉であり、ミラディンの守り手の本拠地。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ミラディンアーティファクト・土地サイクル

ダークスティールでは、無色版のダークスティールの城塞/Darksteel Citadelが登場した。

親和デッキを横行させた元凶。すべてが2005年3月20日より、スタンダード禁止カードに指定された(参考)。2006年3月20日より、ミラディン・ブロック構築でも禁止カードに指定されている(参考)。モダンではダークスティールの城塞を除く五つが、フォーマット制定当初より禁止カード。

[編集] 脚注

  1. March 2005 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: the Gathering(Internet Archive)DCI,2005年3月1日)
  2. Eight Plus One(Internet Archive)(Latest Developments 2005年3月4日 Aaron Forsythe著)
  3. March 2006 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: The Gathering(Internet Archive)(DCI,2006年3月1日)
  4. Memnarch and the Panopticon(Internet Archive)(Arcana 2007年5月15日 Wizards of the Coast著)

[編集] 参考

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