ファイレクシアン

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
 
'''ファイレクシアン'''/''Phyrexian''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[ファイレクシア/Phyrexia]]および[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に属する[[種族]]、「ファイレクシア人/Phyrexian」を表したクリーチャー・タイプ。
 
'''ファイレクシアン'''/''Phyrexian''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[ファイレクシア/Phyrexia]]および[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に属する[[種族]]、「ファイレクシア人/Phyrexian」を表したクリーチャー・タイプ。
  
 +
{{#card:Phyrexian Negator}}
 +
{{#card:Wurmcoil Engine}}
 
{{#card:Vorinclex, Monstrous Raider}}
 
{{#card:Vorinclex, Monstrous Raider}}
  
[[カルドハイム]]で新設されたクリーチャー・タイプ。[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]のみのクリーチャー・タイプとして登場した。その後[[モダンホライゾン2]]にて[[再録]]された[[スカージの使い魔/Skirge Familiar]][[骨砕き/Bone Shredder]][[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]もファイレクシアンとなり、さらにモダンホライゾン2追加に際しての[[オラクル]]変更によって実に200以上のカードにファイレクシアンのクリーチャー・タイプが追加された。
+
[[カルドハイム]]で新設されたクリーチャー・タイプ。[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]のみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(と[[R&D Playtest cards]]の[[Vazal, the Compleat]])のみだったが、その後[[モダンホライゾン2]]にて[[再録]]された3枚のカードが[[ファイレクシアン]]となり、同時に行われた大規模な[[オラクル]]更新にて、実に240枚以上のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくは[[トークン]][[生成]]や[[クリーチャー化]]でファイレクシアンを扱う[[ルール文章]]に変更された。
  
 +
全[[色]]に存在するが、旧[[ファイレクシア/Phyrexia]]は[[黒マナ]]と深く関係しており、[[黒]]と[[無色]]の[[アーティファクト・クリーチャー]]に特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くが[[ミラディン/Mirrodin]]の5色の太陽の影響を受けた[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]由来のものである。
 +
 +
ファイレクシアンを含む[[トークン]]を生成するカードは多数存在する。色や[[サイズ]]や併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→[[トークン一覧]])。[[キーワード能力]]の[[生体武器]]はファイレクシアン・[[細菌]]・トークンを生成する。
 +
 +
[[伝説の]]ファイレクシアンは[[モダンホライゾン2]]現在28体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Phyrexian 「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索])。
 +
 +
*ファイレクシアンに変化するカードに[[隠れ潜む邪悪/Lurking Evil]]、[[隠れ潜むスカージ/Lurking Skirge]]、[[ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem]]、[[墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus]]がある。
 
*[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat]]が先行登場していた。
 
*[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat]]が先行登場していた。
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくない<!-- なかった -->(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみ<!-- であった -->)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。
+
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
19行: 28行:
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034795/ こぼれ話:『カルドハイム』 その2]([[Making Magic]] 2021年2月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034795/ こぼれ話:『カルドハイム』 その2]([[Making Magic]] 2021年2月15日)
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Phyrexian|ファイレクシアン(Phyrexian)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Phyrexian|ファイレクシアン(Phyrexian)}}
 +
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Phyrexian}|ファイレクシアン(Phyrexian)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|ふあいれくしあん]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|ふあいれくしあん]]

2021年6月16日 (水) 14:21時点における版

ファイレクシアン/Phyrexianは、クリーチャー・タイプの1つ。ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族、「ファイレクシア人/Phyrexian」を表したクリーチャー・タイプ。


Phyrexian Negator / ファイレクシアの抹殺者 (2)(黒)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)

トランプル
ファイレクシアの抹殺者にダメージが与えられるたび、その点数と同じ数のパーマネントを生け贄に捧げる。

5/5


Wurmcoil Engine / ワームとぐろエンジン (6)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ワーム(Wurm)

接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが死亡したとき、接死を持つ無色の3/3のファイレクシアン(Phyrexian)・ワーム(Wurm)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体と、絆魂を持つ無色の3/3のファイレクシアン・ワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。

6/6


Vorinclex, Monstrous Raider / 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス (4)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)

トランプル、速攻
あなたがパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、そのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその2倍の個数のその各種類のカウンターを置く。
対戦相手がパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、その対戦相手はそのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその端数を切り捨てた半分の個数のその各種類のカウンターを置く。

6/6

カルドハイムで新設されたクリーチャー・タイプ。巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderのみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(とR&D Playtest cardsVazal, the Compleat)のみだったが、その後モダンホライゾン2にて再録された3枚のカードがファイレクシアンとなり、同時に行われた大規模なオラクル更新にて、実に240枚以上のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくはトークン生成クリーチャー化でファイレクシアンを扱うルール文章に変更された。

に存在するが、旧ファイレクシア/Phyrexia黒マナと深く関係しており、無色アーティファクト・クリーチャーに特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くがミラディン/Mirrodinの5色の太陽の影響を受けた新ファイレクシア/New Phyrexia由来のものである。

ファイレクシアンを含むトークンを生成するカードは多数存在する。色やサイズや併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→トークン一覧)。キーワード能力生体武器はファイレクシアン・細菌・トークンを生成する。

伝説のファイレクシアンはモダンホライゾン2現在28体存在する(「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索)。

ストーリー

ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族は「ファイレクシア人/Phyrexian」と呼ばれる。ほとんどのファイレクシア人は、血の代わりにファイレクシアの油/Phyrexian oilと粘液が流れる、おぞましい姿の肉と機械の融合生命体である。

詳細はファイレクシア/Phyrexia#生態新ファイレクシア/New Phyrexiaの項を参照。

脚注

  1. Starting Over/やり直しMaking Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)

参考

QR Code.gif