不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed

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[[ゲラルフ/Geralf]]によって殺害されてしまった[[月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch]]が[[ゾンビ]]化した姿。[[人間]]に対する[[無慈悲/No Mercy]]のような[[能力]]と、人間以外に[[不死]]と+1/+1[[修整]]を[[与える]]能力、そして[[威嚇]]を持つ。
 
[[ゲラルフ/Geralf]]によって殺害されてしまった[[月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch]]が[[ゾンビ]]化した姿。[[人間]]に対する[[無慈悲/No Mercy]]のような[[能力]]と、人間以外に[[不死]]と+1/+1[[修整]]を[[与える]]能力、そして[[威嚇]]を持つ。
  
[[全体強化]]によって[[戦闘]]を圧倒的に有利にすることができ、さらに自身も5/5威嚇と[[アタッカー]]として役立つ。不死のおかげで[[全体除去]]への[[除去耐性]]もつき、その性能はまさに[[エンドカード]]級。だがそれ相応に[[マナ・コスト]]が[[重い|重く]]、[[色拘束]]も厳しい。単体での[[フィニッシャー]]としては自身に除去耐性もなく力不足なので、使うならば全体強化を生かせる[[デッキ]]のほうがいいのだが、[[クリーチャー]]を並べる[[ビートダウン]]にこのマナ・コストはどうにも重い。
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[[全体強化]]と不死付加で[[戦闘]][[除去耐性]]両面をサポート、さらに自身も5/5威嚇と[[アタッカー]]として役立つ。その性能はまさに[[エンドカード]]級。だがそれ相応に[[マナ・コスト]]が[[重い|重く]]、[[色拘束]]も厳しい。単体での[[フィニッシャー]]としては自身に除去耐性もなく力不足なので、使うならば全体強化を生かせる[[デッキ]]のほうがいいのだが、[[クリーチャー]]を並べる[[ビートダウン]]にこのマナ・コストはどうにも重い。
  
人間キラー能力は見た目こそ強力だが、[[攻撃]]を[[通し|通さ]]ないと機能してくれない。登場時の[[スタンダード]]はかなり高速な[[環境]]で、6[[マナ]]揃うころはもはや終盤戦と言ってよく、その時点で[[人間 (デッキ)|人間デッキ]]の総攻撃を耐えられる[[ライフ]]が残っているかは疑問が残る。そもそも6マナならば[[墓所のタイタン/Grave Titan|タイタン・サイクル]]が存在する訳で、それに比べると大きく見劣りしてしまう。
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人間キラー能力は見た目こそ強力だが、[[攻撃]]を[[通し|通さ]]ないと機能してくれない。登場時の[[スタンダード]]はかなり高速な[[環境]]で、6[[マナ]]揃うころはもはや終盤戦と言ってよく、その時点で[[人間 (デッキ)|人間デッキ]]の総攻撃を耐えられる[[ライフ]]が残っているかは疑問が残る。
  
能力自体は強力なので、自然な形で早く出す事が出来れば良い働きをするかもしれない。[[心なき召喚/Heartless Summoning]]や[[屋根の上の嵐/Rooftop Storm]]などと相性が良いだろう。
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昨今、6マナならば[[墓所のタイタン/Grave Titan|タイタン・サイクル]]などの強力[[クリーチャー]]が溢れており、比べると大きく見劣りは否めない。うまく機能した場合に強力なことは事実なので、ビートダウン戦略を生かしつつ自然な形で早く出す事ができれば良い働きをするかもしれない。[[心なき召喚/Heartless Summoning]]や[[屋根の上の嵐/Rooftop Storm]]などと相性が良いだろう。
  
[[リミテッド]]では強力で、6マナ5/5威嚇と言うだけでも及第点。自分は動かず、他のクリーチャーを不死による[[相打ちOK]]の特攻部隊として働かせてもいいだろう。
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[[リミテッド]]では強力で、6マナ5/5威嚇と言うだけでも及第点。自分は動かず、他のクリーチャーを不死による[[相打ちOK|相討ちOK]]の特攻部隊として働かせてもいいだろう。
  
 
*ストーリー上は同一人物だが[[カード名]]は違うため、月皇ミケウスと同時に[[戦場]]にいても[[レジェンド・ルール]]には引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一[[ブロック (総称)|ブロック]]で登場するのは珍しい。
 
*ストーリー上は同一人物だが[[カード名]]は違うため、月皇ミケウスと同時に[[戦場]]にいても[[レジェンド・ルール]]には引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一[[ブロック (総称)|ブロック]]で登場するのは珍しい。
**過去の例としては[[時のらせんブロック]]の[[アクローマ/Akroma]]があるが、[[憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury]]は「異なる歴史を辿った別世界の[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]」であるため、厳密に言えば別人。一方、こちらは完全に同じ人物である。
 
 
*複数枚の不浄なる者、ミケウスを出すと[[レジェンド・ルール]]により[[墓地]]に置かれるが、互いに不死を与え合うためまた戦場に戻ってくる(そして2体揃った所で再び墓地に置かれる)。
 
*複数枚の不浄なる者、ミケウスを出すと[[レジェンド・ルール]]により[[墓地]]に置かれるが、互いに不死を与え合うためまた戦場に戻ってくる(そして2体揃った所で再び墓地に置かれる)。
**なお、不死は[[誘発型能力]]であるため、1枚1枚順番に処理する。そのため、このカードを3枚同時に場に出した場合、「3枚が同時に[[戦場に出る|戦場に出て]][[対消滅]]→それぞれ不死が個別に誘発→1体目、2体目の不死を順に解決、2体出たのでレジェンド・ルールで2体とも墓地に→3体目の不死が解決」という流れになり、無事1枚が([[+1/+1カウンター]]が乗った状態で)生き残る。[[ゾンビの黙示録/Zombie Apocalypse]]を使う時は墓地のミケウスの枚数に気をつけよう。
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**不死は[[誘発型能力]]であり1枚1枚順番に処理するので、([[+1/+1カウンター]]が乗っていない)ミケウス3枚が同時に[[戦場に出る|戦場に出た]]場合、「3体同時に[[対消滅]]→それぞれの不死が個別に誘発→1体目、2体目の不死を順に解決、再び対消滅→3体目の不死が解決」という流れになり、無事1枚が([[+1/+1カウンター]]が乗った状態で)生き残る。
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**既に+1/+1カウンターが乗っているミケウスが含まれる場合(不死が誘発しない)や、ミケウスの[[コントローラー]]が異なる場合(不死を[[スタック]]に置く順番が[[マジックの黄金律|APNAP順]]になる)などはもう少し複雑になるが、理屈は同じ。
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**[[ゾンビの黙示録/Zombie Apocalypse]]などの大量[[リアニメイト]]を使う時は、墓地のミケウスの枚数が奇数のときにしたい。
  
 
*不死を[[与える]]能力で、さまざまな[[コンボ]]が可能。以下は一例。
 
*不死を[[与える]]能力で、さまざまな[[コンボ]]が可能。以下は一例。
**[[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]を[[無限]]に使いまわすことが出来る。[[リミテッド]]でも可能だが[[色拘束]]がきついのが難点。
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**[[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]を[[無限]]に使い回せる([[背面]]で[[死亡]]し不死で戻る際、[[正面]]になるため)。[[リミテッド]]でも可能だが[[色拘束]]がきついのが難点。
 
**[[トリスケリオン/Triskelion]]で[[無限ダメージ]]。1~2個の[[+1/+1カウンター]]で好きなようにダメージを与えた後、残りの2個で自身に2回ダメージを与えればよい。
 
**[[トリスケリオン/Triskelion]]で[[無限ダメージ]]。1~2個の[[+1/+1カウンター]]で好きなようにダメージを与えた後、残りの2個で自身に2回ダメージを与えればよい。
**[[頑強]]持ちで[[無限頑強]]。頑強と不死を交互に使って何度でも戻ってこられる。[[シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast]]ほど扱いやすくはないが、[[黒]][[単色]]で組みたいなどの事情があれば選択肢になる。
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**[[頑強]]持ちで[[無限頑強]]。頑強と不死を交互に使って何度でも戻る。[[シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast]]ほど扱いやすくはないが、[[黒]][[単色]]で組みたいなどの事情があれば選択肢になる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2012年2月24日 (金) 21:25時点における版


Mikaeus, the Unhallowed / 不浄なる者、ミケウス (3)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)

威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかこれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
いずれかの人間(Human)があなたにダメージを与えるたび、それを破壊する。
あなたがコントロールする他の人間でないクリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに不死を持つ。(不死を持つクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

5/5

ゲラルフ/Geralfによって殺害されてしまった月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarchゾンビ化した姿。人間に対する無慈悲/No Mercyのような能力と、人間以外に不死と+1/+1修整与える能力、そして威嚇を持つ。

全体強化と不死付加で戦闘除去耐性両面をサポート、さらに自身も5/5威嚇とアタッカーとして役立つ。その性能はまさにエンドカード級。だがそれ相応にマナ・コスト重く色拘束も厳しい。単体でのフィニッシャーとしては自身に除去耐性もなく力不足なので、使うならば全体強化を生かせるデッキのほうがいいのだが、クリーチャーを並べるビートダウンにこのマナ・コストはどうにも重い。

人間キラー能力は見た目こそ強力だが、攻撃通さないと機能してくれない。登場時のスタンダードはかなり高速な環境で、6マナ揃うころはもはや終盤戦と言ってよく、その時点で人間デッキの総攻撃を耐えられるライフが残っているかは疑問が残る。

昨今、6マナならばタイタン・サイクルなどの強力クリーチャーが溢れており、比べると大きく見劣りは否めない。うまく機能した場合に強力なことは事実なので、ビートダウン戦略を生かしつつ自然な形で早く出す事ができれば良い働きをするかもしれない。心なき召喚/Heartless Summoning屋根の上の嵐/Rooftop Stormなどと相性が良いだろう。

リミテッドでは強力で、6マナ5/5威嚇と言うだけでも及第点。自分は動かず、他のクリーチャーを不死による相討ちOKの特攻部隊として働かせてもいいだろう。

  • ストーリー上は同一人物だがカード名は違うため、月皇ミケウスと同時に戦場にいてもレジェンド・ルールには引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一ブロックで登場するのは珍しい。
  • 複数枚の不浄なる者、ミケウスを出すとレジェンド・ルールにより墓地に置かれるが、互いに不死を与え合うためまた戦場に戻ってくる(そして2体揃った所で再び墓地に置かれる)。

関連カード

参考

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