世界の源獣/Genju of the Realm

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[[白青黒赤緑|5色]]の[[源獣]]。[[エンチャント#キーワード能力|エンチャント]]されている[[土地]]を[[トランプル]]を持った8/12の[[伝説のクリーチャー]]にする。
 
[[白青黒赤緑|5色]]の[[源獣]]。[[エンチャント#キーワード能力|エンチャント]]されている[[土地]]を[[トランプル]]を持った8/12の[[伝説のクリーチャー]]にする。
  
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==解説==
 
トランプルで[[攻撃]]を通しやすく、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]すら[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できる[[タフネス]]を持った[[クリーチャー]]を、毎[[ターン]]実質3[[マナ]]で用意できる。5色なので[[唱える]]ことは難しいが、それさえクリアできれば[[エンドカード]]級の性能を持つ。
 
トランプルで[[攻撃]]を通しやすく、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]すら[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できる[[タフネス]]を持った[[クリーチャー]]を、毎[[ターン]]実質3[[マナ]]で用意できる。5色なので[[唱える]]ことは難しいが、それさえクリアできれば[[エンドカード]]級の性能を持つ。
  
*他の源獣と違い、[[クリーチャー化]]した土地には[[]]がつかない。
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普通に[[基本土地]]あたりに使っても十分強いが、何らかの[[能力]]を持つ土地に[[つける]]のも面白い。[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]]につけると[[破壊されない]]8/12のトランプルという、ダークスティールの巨像並の怪物が登場。また[[野の源獣/Genju of the Fields]]や[[滝の源獣/Genju of the Falls]]と併用して[[魂の絆能力]]や[[飛行]]まで追加するのも、[[オーバーキル]]感はあるが、豪快で楽しい。
*[[ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus]]が[[クリーチャー化]]した後に世界の源獣でクリーチャー化すると、[[飛行]]を持つのか持たないのかが論争のタネになっていた(2005年2月時点での[[未解決問題]])。結局、「飛行を持つ」ということで確定した。
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やはり唱えることができるかがネックなので、できるなら[[マナ・コスト]]を踏み倒す手段が欲しい。[[不朽の理想]][[デッキ]]は[[歴伝]]のせいで土地や[[マナ]]が余りがちである点も噛み合っていて相性がよく、たまに1枚[[挿す|挿されて]]いる。また[[レクターコントロール]]あたりに隠し味として投入されている例も。
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*他の源獣と違い、エンチャント[[対象]]が[[基本土地タイプ]]を持っていなくともよく、また[[クリーチャー化]]した際に[[]]がつかない。
 
*初の([[ラヴニカへの回帰]]現在唯一の)[[オーラ]]である[[伝説のエンチャント]]。以前は「伝説のエンチャント(土地)」という表記だったためか、[[伝説の土地]]にしかエンチャントできないと誤解した人もいた。
 
*初の([[ラヴニカへの回帰]]現在唯一の)[[オーラ]]である[[伝説のエンチャント]]。以前は「伝説のエンチャント(土地)」という表記だったためか、[[伝説の土地]]にしかエンチャントできないと誤解した人もいた。
 
*[[神河謀叛]]唯一の[[多色カード]]。[[スカージ]]以来これまで多色カードは出ていないので、[[アンヒンジド]]や[[プロモーション・カード]]を除けば、新デザイン初の多色カードでもある。
 
*[[神河謀叛]]唯一の[[多色カード]]。[[スカージ]]以来これまで多色カードは出ていないので、[[アンヒンジド]]や[[プロモーション・カード]]を除けば、新デザイン初の多色カードでもある。
 
*[[伝説の|伝説]]でないものを伝説にできる珍しいカード。直接伝説にするようなカードは、[[ギルドパクト]]で[[不同の力線/Leyline of Singularity]]が登場するまで唯一のカードだった。
 
*[[伝説の|伝説]]でないものを伝説にできる珍しいカード。直接伝説にするようなカードは、[[ギルドパクト]]で[[不同の力線/Leyline of Singularity]]が登場するまで唯一のカードだった。
 
**[[神河物語]]での[[レジェンド・ルール]]変更の結果こうなった。それ以前のルールでは、[[奸謀/Conspiracy]]で[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]の[[クリーチャー・タイプ]]を指定するなどすれば、クリーチャーを伝説化することができた。
 
**[[神河物語]]での[[レジェンド・ルール]]変更の結果こうなった。それ以前のルールでは、[[奸謀/Conspiracy]]で[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]の[[クリーチャー・タイプ]]を指定するなどすれば、クリーチャーを伝説化することができた。
*何らかの方法で同[[名前|名]]の土地に貼りかえて能力を起動させれば、レジェンド・ルールによって土地を2枚[[除去]]できる。[[バウンス]]して唱えなおしてもよいが、[[シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage]]を利用すれば比較的[[軽い]][[コスト]]で実現できる。
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*[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]][[つける]]と、[[破壊されない]]8/12のトランプルを持ったクリーチャーというダークスティールの巨像に匹敵する怪物が仕上がる。
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==ルール==
*[[レクターコントロール]][[サイドボード]]にでも忍ばせておけば[[対戦相手]]の度肝を抜けるかもしれない。
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*同じ[[カード名]]の土地が他に[[戦場]]にある状況で[[クリーチャー化]]しても、[[レジェンド・ルール]]で[[墓地]]に置かれることはない。レジェンド・ルールは、同名カードの両方が伝説である場合に機能する。
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**逆に言えば、[[能力]][[起動]]後に何らかの方法で同名の土地に貼りかえてさらに起動させれば、土地を[[対消滅]]させることができる。[[バウンス]]して唱えなおしてもよいが、[[シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage]]を利用すれば比較的[[軽い]][[コスト]]で実現できる。
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*クリーチャー化した土地をさらに別の[[効果]]がクリーチャー化した場合、後から適応された効果によって上書きされる([[特性]][[種類別]]も参照)。
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**上書きされなかった部分は継続する。例えば[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]をそれ自身の能力でクリーチャー化した後に、世界の源獣でクリーチャー化した場合、[[P/T]]や[[クリーチャー・タイプ]]などは上書きされるが、「[[青]]である」や「[[飛行]]を持つ」は上書きされないのでそのままである。
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**神河謀叛発売当初はこのあたりのルールが未整備であり、[[未解決問題]]として議論されていた(2005年2月時点)。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2013年1月9日 (水) 18:00時点における版


Genju of the Realm / 世界の源獣 (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のエンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(土地)
(2):エンチャントされている土地は、ターン終了時までトランプルを持つ8/12の伝説のスピリット(Spirit)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
エンチャントされている土地が墓地に置かれたとき、あなたの墓地にある世界の源獣をあなたの手札に戻してもよい。


5色源獣エンチャントされている土地トランプルを持った8/12の伝説のクリーチャーにする。

目次

解説

トランプルで攻撃を通しやすく、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusすらブロックできるタフネスを持ったクリーチャーを、毎ターン実質3マナで用意できる。5色なので唱えることは難しいが、それさえクリアできればエンドカード級の性能を持つ。

普通に基本土地あたりに使っても十分強いが、何らかの能力を持つ土地につけるのも面白い。ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelにつけると破壊されない8/12のトランプルという、ダークスティールの巨像並の怪物が登場。また野の源獣/Genju of the Fields滝の源獣/Genju of the Fallsと併用して魂の絆能力飛行まで追加するのも、オーバーキル感はあるが、豪快で楽しい。

やはり唱えることができるかがネックなので、できるならマナ・コストを踏み倒す手段が欲しい。不朽の理想デッキ歴伝のせいで土地やマナが余りがちである点も噛み合っていて相性がよく、たまに1枚挿されている。またレクターコントロールあたりに隠し味として投入されている例も。

ルール

関連カード

サイクル

神河謀叛源獣サイクル土地エンチャントし、その土地をクリーチャー化する起動型能力を持つ。また、エンチャントされた土地が墓地に置かれると手札に戻る。

  • 世界の源獣/Genju of the Realm

参考

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