Unstable

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Unstable
シンボル レンチ
略号 UST
発売日 2017年12月8日
セット枚数 全216種類くらい

Unstableとは、銀枠のジョーク・セットである。2017年12月8日発売。発売は英語版のみであるが、日本語公式により対訳が公開されている。

目次

[編集] 概要

10余年の沈黙を破って発表された『アン』・シリーズ第3弾。

近年の特殊セットと同じようにブースター・ドラフトで遊べるよう調整されている。そのためか、これまでのアン・シリーズと比べると立ちながらゲームをしたり何かを食べ続けたりといったマジック以外の行動を求めたりするカードは少なく、定番効果にからくり6面ダイスのオマケがついたカードも多く収録されている。全体的に黒枠に近い雰囲気が漂っており、黒枠カードの同型再版すらも収録されている。だが油断すると他人のカードを平然と手札に加えたりチームメイトが増えたり他のプレイヤーのゲームにクリーチャーを乱入させたり忠誠度能力をウェブで参照するプレインズウォーカーがいたりと破天荒さは健在。

カードギャラリーが出そろった後に、アライアンス以来のイラストフレイバーテキストにバリエーションがある変種/Variantカードが収録されていることが発表され、セット枚数の「216くらい/216-ish」という表現の謎が明らかになった。絵違いはもちろん、なかにはコレクター番号が同じなのにカード名が違う変種や、同じカード名なのに文章欄のテキストが違うという前代未聞の変種が存在し、プレビュー初期の印象を覆し、銀枠らしさを存分に発揮したセットになった。

目玉は未来予知で「実現しない未来のメカニズム」として造られたからくりの実装。独自のからくりデッキを用い、あなただけの奇妙な装置を作り上げる。陣営別に各9枚存在するからくりカードのイラストは、1枚の大きなイラストを9分割したものである。このアイデアに添えるように、デベロップの段階で10枚ずつあったからくりは1枚ずつ減らしたという。

2つ目のキーワードメカニズムは、動物の上半身と下半身を合わせる絵合わせカードじみた宿主拡張。宿主カードに拡張カードを重ね合わせることにより、P/T修整の他に宿主カードが持つCIP誘発型能力誘発条件が変化する。

黒枠では実現不可能なメカニズムとして、初めて透かしを参照するカードが登場した。Unstable以外のカードを混ぜて遊ぶ場合、同じ名前のカードでも、収録セットによっては影響の有無が変わってしまう。同様に枠の種別やフレイバーテキスト注釈文の有無を参照するカードも収録されている。

アンヒンジドでは登場しなかった6面ダイス(あるいは20面ダイス)を使用するカードも多く収録されている。アングルードでの評価を反省し、無作為な効果やデメリットをもたらさず基本的に出目の大きさを参照するようになっている。

ゲームの外部の人を介入させるカードも幾つか収録されており、それはマジック:ザ・ギャザリングを知っている人でなくても構わない。

様々な既存のメカニズムが再登場している。混成カード激情増殖ストームファイレクシア・マナなどが一例。

その他一発ネタキーワード能力として、ぼやけ後制攻撃三段攻撃リス絆が登場。

新たな(銀枠専用の)クリーチャー・タイプとして、ビーバー鬼才サイボーグ鹿帽子の匠カンガルー殺人ボットアライグマ科学者スパイ悪人レスラーが登場した。またゲーマーも再登場した。銀枠専用以外では装具工リスがフィーチャーされている。ビーブルも登場する。

アン恒例の基本土地トークン・カードも収録。今回の基本土地は枠が無いボーダーレス・カードとして収録。もちろん黒枠のフォーマットでも使用可能。トークン・カードはいずれもプレミアム・カード仕様で、セット内で使用されるトークンの他に、既存のイラストを使用し裏面にはカード一杯にイラストが拡大された両面トークン・カードが収録されている。

  • 蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossが唯一の黒枠カードとして再録されている。ブースターパックでは基本土地の枠から出現する。そのため、基本土地はシールドではカードプールの中に組み込まれ、ブースター・ドラフトでは除外されるのではなく、ドラフト対象となる。
  • ワールド・マジック・カップ17において、3日目の決勝トーナメントに参加したプレイヤーには発売前のUnstableの基本土地が(対戦で使用することを条件に)配布された[1]
  • 発売記念イベントとしてドラフト・ウィークエンドが2017年12月9~10日に行われる。これは非スタンダードセットとしては初。
    • あくまでジョーク・セットを用いて行われたカジュアルイベントであるため、プレインズウォーカーポイントは生涯合計に1点のみ加算される。
    • 統率者戦でも、2017年12月1日から2018年1月15日まで、特例として銀枠のカードが一部を除いて使用可能となる。[2]
  • アングルードアンヒンジドと続けて在庫破棄の憂き目を見た結果から、『アン』・シリーズ第3弾が作られることはない、というのが共通の理解となっていた。それを覆すために、以下のような論拠が積み重ねられた[3]
    • 需要と供給のバランス。以前の2セットいずれも初動は良く、需要は決して少なくなかった。在庫を破棄するに至ったのは、大量に印刷しすぎたからである。
    • 新たな印刷技術の実験と、新しいデザイン空間の提案。印刷技術の進歩で可能となった実験的デザインを、流通する商品として具現化するために最もふさわしいセットとは、3つ目の銀枠セットにほかならない。マジックにおける多くの革新は、銀枠セットが限界を広げ、黒枠セットで結実したものである。

[編集] ブースターパックの封入率

ブースター・パックの希少度の封入率は特殊になっており[4]

となっている。

[編集] 発売前情報

San Diego Comic-Conでプレビューウィークに先駆け情報が公開された[5][6]

  • 近年のマジックのセットと同じく、統一された世界観を持ちブースター・ドラフトで遊べるようデザインされたユーモアある銀枠セットである。
  • 背景設定は友好色の5つの勢力が存在するマッドサイエンティスト・スチームパンク世界である。
    • Order of the Widget (白青) - サイボーグの勢力。
    • Agents of S.N.E.A.K. (青黒) - スパイの勢力。
    • League of Dastardly Doom (黒赤) - 極悪人の勢力。
    • Goblin Explosioneers (赤緑) - ゴブリンの勢力。
    • Crossbreed Labs (緑白) - 生物学の勢力。
  • John Avonによる本当にクールなフルアート基本土地カードが収録されている。
  • リスを含む、プレミアムトークン・カードが収録されている。
  • からくりがテーマの一部であり、蒸気打ちの親分が再録される。装具工も登場する。
  • からくりの他にもう1つ名前付きのメカニズムが有る。それは長年解決法を試していたものであり、銀枠の柔軟さと共についにやり方を見つけたものである。
  • プレインズウォーカー・カードが収録される。

[編集] 主な開発スタッフ

[編集] 公式特集ページ

[編集] 製品情報

[編集] 開発コラム

Mark Rosewaterによるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。

その他。

[編集] 脚注

  1. 【WMC2017】最強の日本代表チーム、優勝への道(前編・準々決勝~準決勝)【Day3】(2017年12月7日 Team Cygames著)
  2. SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017(mtgcommander.net公式)
  3. 終わりなき銀枠物語 その1(Making Magic 2017年11月6日)
  4. Mark RosewaterのTwitter
  5. The July 24, 2017 Update(Daily Magic Update 2017年7月24日)
  6. Magic Panel InfoMark Rosewaterのblog 「Blogatog」)

[編集] 参考

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