呪師コントロール

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(3人の利用者による、間の6版が非表示)
1行: 1行:
=呪師コントロール(Jushi Control)=
+
'''呪師コントロール'''(''Jushi Control'')は、[[ドローエンジン]]に[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を据えた[[パーミッション]][[デッキ]]。[[神河ブロック構築]]から[[スタンダード]]まで、[[神河ブロック]]を含む[[環境]]では多く使われる。日本では先駆的に[[八十岡翔太]]が使ったため、[[ヤソコン]]の05年型として捉えられることが多かった。
  
[[ドローエンジン]]に[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を据えた[[パーミッション]][[デッキ]]。
+
==概要==
[[神河ブロック構築]]から[[スタンダード]]まで、[[神河ブロック]]を含む[[環境]]では多く使われる。
+
日本では先駆的に[[ヤソコン#Kamikawa|八十岡翔太]]が使ったため、[[ヤソコン]]の05年型として捉えられることが多かった。
+
  
 
{{#card:Jushi Apprentice}}
 
{{#card:Jushi Apprentice}}
 
 
{{#card:Azami, Lady of Scrolls}}
 
{{#card:Azami, Lady of Scrolls}}
  
{{#card:Hinder}}
+
基本的な戦術は[[打ち消す|カウンター]]に[[バウンス]]を混ぜた由緒正しき[[青]]の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]。それを[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]と[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]の[[引く|ドロー]][[クリーチャー]]2種で支える。[[フィニッシャー]]には[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]や[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]がよく使われる他、呪師の弟子を[[反転]]させて暴く者、智也にしてしまえば[[ライブラリーアウト]]を狙うことも可能。
  
基本的な戦術は[[コントロール#deck|カウンター]][[バウンス]]を混ぜた由緒正しき[[]][[コントロール]]
+
元来は[[神河ブロック構築]][[メタゲーム|メタ]]の中心にあった[[けちコントロール#神河ブロック構築|けちコントロール]]への対策として生まれた[[デッキ]]であり、この時点では[[青単色デッキ|青単色]]の構成が主流だった。詳細は[[ヤソコン/ブロック構築/神河|ヤソコン]]を参照。
それを優秀な[[ドロー]][[能力]]持ちの2種の[[クリーチャー]]で支える。
+
[[フィニッシャー]]には[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]や[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]がよく使われる他、[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を[[反転]]させて暴く者、智也にしてしまえば[[ライブラリーアウト]]を狙うことも可能。
+
  
[[ラヴニカ:ギルドの都]]登場後は[[黒]]を足したバージョンが主流となった。
+
[[ラヴニカ:ギルドの都]]登場後は[[黒]]を足したバージョンが主流となった。[[除去]]や[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]、さらに[[闇の腹心/Dark Confidant]]などが多く加わる。またそれらを加えず、[[思考の急使/Thought Courier]]を使用したバージョンも存在する。
[[除去]]や[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]、さらに[[闇の腹心/Dark Confidant]]等が多く加わる。
+
またそれらを加えず、[[思考の急使/Thought Courier]]を使用したバージョンも存在する。
+
  
[[世界選手権05]]では初日287人中、2割近くの57人がこれを使用しており、大会最大勢力を誇った。
+
[[世界選手権05]]では初日287人中、2割近くの57人がこれを使用しており、大会最大勢力を誇った。中には[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を投入したタイプまであった。
中には[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を投入したタイプまであった。
+
  
 
+
*呪師の弟子と巻物の君、あざみに加え、曇り鏡のメロク、さらに[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]といった[[カード]]の組み合わせにより、おそらく[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]界初の実戦的な[[ウィザード (デッキ)|ウィザードデッキ]]としての側面も持ち合わせている。
*[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]と[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]に加え、[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]、更に[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]といった[[カード]]の組み合わせにより、恐らく[[マジック]]界初の実戦的な[[ウィザード]]デッキとしての側面も持ち合わせている。
+
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==
 
 
*備考
 
*備考
**[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05ja/welcome|世界選手権05]] ベスト8([[参考]])
+
**[[世界選手権05]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05ja/welcome 参考])
**使用者:[[Marcio Carvalho]]
+
**使用者:[[Marcio Carvalho]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
  
{| class="wikitable"
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
|-
|colspan="2"|''メインデッキ''||||colspan="2"|''サイドボード''||
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''12''| style="background:#eeeeff"|''クリーチャー''||||2||[[抗い難い知力/Overwhelming Intellect]]||
+
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (12)
 +
|2||[[抗い難い知力/Overwhelming Intellect]]
 
|-
 
|-
|4||[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]||||3||[[迫害/Persecute]]||
+
|4||[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]||3||[[迫害/Persecute]]
 
|-
 
|-
|3||[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]||||2||[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]||
+
|3||[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]||2||[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]
 
|-
 
|-
|3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]||||1||[[真髄の針/Pithing Needle]]||
+
|3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]||1||[[真髄の針/Pithing Needle]]
 
|-
 
|-
|1||[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]||||1||[[忌まわしい笑い/Hideous Laughter]]||
+
|1||[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]||1||[[忌まわしい笑い/Hideous Laughter]]
 
|-
 
|-
|1||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]||||2||[[暗黒破/Darkblast]]||
+
|1||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]||2||[[暗黒破/Darkblast]]
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''23''| style="background:#eeeeff"|''呪文''||||4||[[不忠の糸/Threads of Disloyalty]]||
+
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (23)
 +
|4||[[不忠の糸/Threads of Disloyalty]]
 
|-
 
|-
|2||[[真髄の針/Pithing Needle]]||||||||
+
|2||[[真髄の針/Pithing Needle]]||||
 
|-
 
|-
|3||[[マナ漏出/Mana Leak]]||||||||
+
|3||[[マナ漏出/Mana Leak]]||||
 
|-
 
|-
|2||[[忌まわしい笑い/Hideous Laughter]]||||||||
+
|2||[[忌まわしい笑い/Hideous Laughter]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[邪魔/Hinder]]||||||||
+
|4||[[邪魔/Hinder]]||||
 
|-
 
|-
|3||[[最後の喘ぎ/Last Gasp]]||||||||
+
|3||[[最後の喘ぎ/Last Gasp]]||||
 
|-
 
|-
|3||[[巻き直し/Rewind]]||||||||
+
|3||[[巻き直し/Rewind]]||||
 
|-
 
|-
|3||[[撹乱する群れ/Disrupting Shoal]]||||||||
+
|3||[[撹乱する群れ/Disrupting Shoal]]||||
 
|-
 
|-
|3||[[ブーメラン/Boomerang]]||||||||
+
|3||[[ブーメラン/Boomerang]]||||
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''25''| style="background:#eeeeff"|''土地''||||||||
+
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (25)
 +
|||
 
|-
 
|-
|4||[[地底の大河/Underground River]]||||||||
+
|4||[[地底の大河/Underground River]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[湿った墓/Watery Grave]]||||||||
+
|4||[[湿った墓/Watery Grave]]||||
 
|-
 
|-
|9||[[島/Island]]||||||||
+
|9||[[島/Island]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[沼/Swamp]]||||||||
+
|4||[[沼/Swamp]]||||
 
|-
 
|-
|1||[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]||||||||
+
|1||[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]||||
 
|-
 
|-
|1||[[死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse]]||||||||
+
|1||[[死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse]]||||
 
|-
 
|-
|1||[[嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well]]||||||||
+
|1||[[嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well]]||||
 
|-
 
|-
|1||[[雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds]]||||||||
+
|1||[[雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds]]||||
 
|}
 
|}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[ヤソコン#Kamikawa|ヤソコン]]
+
*[[ヤソコン/ブロック構築/神河|ヤソコン]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:しゆしこんとろおる}}
 +
[[Category:青単色デッキ]]
 +
[[Category:青黒デッキ]]
 +
[[Category:コントロールデッキ]]
 +
[[Category:タイプ的デッキ]]
 +
[[Category:青単コントロールデッキ]]
 +
[[Category:青黒コントロールデッキ]]
 +
[[Category:神河ブロック構築デッキ]]
 +
[[Category:神河ブロックを含むスタンダードデッキ]]
 +
[[Category:ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードデッキ]]

2024年6月11日 (火) 23:14時点における最新版

呪師コントロール(Jushi Control)は、ドローエンジン呪師の弟子/Jushi Apprenticeを据えたパーミッションデッキ神河ブロック構築からスタンダードまで、神河ブロックを含む環境では多く使われる。日本では先駆的に八十岡翔太が使ったため、ヤソコンの05年型として捉えられることが多かった。

[編集] 概要


Jushi Apprentice / 呪師の弟子 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(2)(青),(T):カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、呪師の弟子を反転する。

1/2
Tomoya the Revealer / 暴く者、智也 (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(3)(青)(青),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。Xはあなたの手札のカードの枚数に等しい。

2/3


Azami, Lady of Scrolls / 巻物の君、あざみ (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたがコントロールするアンタップ状態のウィザード(Wizard)を1体タップする:カードを1枚引く。

0/2

基本的な戦術はカウンターバウンスを混ぜた由緒正しきコントロール。それを巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls呪師の弟子/Jushi Apprenticeドロークリーチャー2種で支える。フィニッシャーには曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror潮の星、京河/Keiga, the Tide Starがよく使われる他、呪師の弟子を反転させて暴く者、智也にしてしまえばライブラリーアウトを狙うことも可能。

元来は神河ブロック構築メタの中心にあったけちコントロールへの対策として生まれたデッキであり、この時点では青単色の構成が主流だった。詳細はヤソコンを参照。

ラヴニカ:ギルドの都登場後はを足したバージョンが主流となった。除去鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni、さらに闇の腹心/Dark Confidantなどが多く加わる。またそれらを加えず、思考の急使/Thought Courierを使用したバージョンも存在する。

世界選手権05では初日287人中、2割近くの57人がこれを使用しており、大会最大勢力を誇った。中には梅澤の十手/Umezawa's Jitteを投入したタイプまであった。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (12) 2 抗い難い知力/Overwhelming Intellect
4 呪師の弟子/Jushi Apprentice 3 迫害/Persecute
3 巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls 2 すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All
3 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror 1 真髄の針/Pithing Needle
1 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni 1 忌まわしい笑い/Hideous Laughter
1 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star 2 暗黒破/Darkblast
呪文 (23) 4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
2 真髄の針/Pithing Needle
3 マナ漏出/Mana Leak
2 忌まわしい笑い/Hideous Laughter
4 邪魔/Hinder
3 最後の喘ぎ/Last Gasp
3 巻き直し/Rewind
3 撹乱する群れ/Disrupting Shoal
3 ブーメラン/Boomerang
土地 (25)
4 地底の大河/Underground River
4 湿った墓/Watery Grave
9 島/Island
4 沼/Swamp
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
1 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse
1 嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well
1 雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds

[編集] 参考

QR Code.gif