壁
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基本的に、それ1体で[[攻撃クリーチャー]]1体を封じ込めることを目的とした、擬似[[除去]]のような扱いで[[デッキ]]に投入される。実際の除去と比べて一長一短であり、[[メタ]]や好みによって使い分けられることが多い。 | 基本的に、それ1体で[[攻撃クリーチャー]]1体を封じ込めることを目的とした、擬似[[除去]]のような扱いで[[デッキ]]に投入される。実際の除去と比べて一長一短であり、[[メタ]]や好みによって使い分けられることが多い。 |
2010年10月2日 (土) 08:43時点における版
壁/Wallは、クリーチャー・タイプの1つ。人的に加工された素材や自然現象が並立した構造物を指す。生き物かどうかうかがい知れない場合が多い。現在ではそれ自体にルール上の意味は無い。
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解説
基本的に防衛を持っているため攻撃には参加できない。マナ・コストのわりにタフネスが高く、代わりにパワーが低いというものが多い。転じて、防衛を持つクリーチャー全般などを「壁」と呼ぶこともある(壁 (俗語)参照)。防衛自体もかつて存在した「壁」のルールをクリーチャー・タイプと分離して作られた能力である(廃止されたルールの節に詳述)。
基本的に、それ1体で攻撃クリーチャー1体を封じ込めることを目的とした、擬似除去のような扱いでデッキに投入される。実際の除去と比べて一長一短であり、メタや好みによって使い分けられることが多い。
- 除去と比べての長所
- 状況に合わせて、ブロックする(無効化する)クリーチャーを選ぶことができる。
- 被覆持ちなど、除去耐性を持つクリーチャーも止めることができる。
- クリーチャーとして戦場に残るため、能力を利用したり使いまわすことができる。
- 除去に比べやや軽い。
- 除去と比べての短所
- クリーチャーなので除去されやすい。大型クリーチャーなどにより、戦闘でも破壊される。
- 回避能力持ちを止められない場合がある。
- システムクリーチャーに対して意味を持たない。
以上のことから、メタを読んで使われることが多い。また、上記の弱点を補える能力を持ったものが優先して使われる。
- 昔(第5版)のルールブックには、「石の壁/Wall of Stoneが恐怖/Terrorで死ぬのは、イメージ的には不自然だがルール上は正しい」といった内容の記述があった。
廃止されたルール
神河ブロック以前は壁というクリーチャー・タイプそのものに「攻撃に参加できない」というルールがあり、テキスト中の「攻撃に参加できない」の文は単なる注釈文に過ぎなかった。その為、何らかの効果でクリーチャー・タイプを壁に変更してやれば、そのクリーチャーは自動的に攻撃に参加できなくなったし、逆に壁というサブタイプを失わせれば、攻撃に参加できるようになっていた。
- そのため、過去のクリーチャー・タイプを変える能力を持つカードは、「壁でもレジェンドでもないタイプしか指定できない」などという制限を持っていた。
現在はこのルールは廃止され、代わりにキーワード能力「防衛」に変更された。この変更により、クリーチャー・タイプを壁に変更しても攻撃不能にはならなくなった。
- これに伴い過去のクリーチャー・タイプを変える能力を持つカードから、壁を指定できないという制限が取り除かれた時期がある。しかし、現在では元に戻っている。
- またこの変更に伴って、神河ブロック以前の霧衣の究極体/Mistform Ultimusを除くすべての壁には、オラクルで防衛の能力が追加されている。逆に、霧衣の究極体からは「壁でないかのように攻撃に参加できる」というテキストが削除され、文章変更効果でこのテキストの「壁」を他のクリーチャー・タイプに書き換えて攻撃に参加できなくさせるようなことはできなくなった。
防衛登場後
防衛が登場した神河ブロックと次のラヴニカ・ブロックでは壁の収録は皆無となり、単に防衛を持つクリーチャーが登場。第9版にも壁は収録されず、この頃は「今後壁は出さない」という方針が見られた。しかし、懐古的・リバイバルな趣向のセットであるコールドスナップや時のらせんブロックをはじめ、いくつかのセットで新種の壁が登場したのを皮きりに第10版では多数の壁が再録され、数は以前より減ったものの、以降のエキスパンションでも新種が登場し続けている。
- オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Goreや巨大戦車/Juggernaut等、壁を参照するカードは一喜一憂。