侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたが伝説の呪文を唱えるたび、侵攻の伝令、ローナをアンタップする。
(T):カード1枚を引く。その後、カード1枚を捨てる。
(5)(黒/Φ):侵攻の伝令、ローナを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
Rona, Tolarian Obliterator / トレイリアの抹消者、ローナ
〔青/黒〕 伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ウィザード(Wizard)
トランプル
発生源1つがトレイリアの抹消者、ローナにダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーは自分の手札にあるカード1枚を無作為に選んで追放する。それが土地カードなら、あなたはそれをあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。そうでないなら、あなたはそれをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ファイレクシア・マナで変身する両面カード。第1面はルーターである伝説の人間・ウィザード。第2面はダメージを与えてきたプレイヤーの手札を無作為に踏み倒す伝説のファイレクシアン・ウィザード。
- 第1面
- 伝説の呪文でアンタップするルーター。
- 近年のクリーチャーサイズの増加傾向を鑑みると1/3という数値はやや頼りないが、それでもマーフォークの物あさり/Merfolk Looter等と比べると十分に堅く、序盤のブロッカーとしても働ける。
- 能力も伝説主体のデッキと相性が良く、手札でダブった伝説のカードを別のカードに変換することで事故を緩和してくれる。
- 大スライム、スローグルク/Slogurk, the Overslimeや敬虔な心霊、デニック/Dennick, Pious Apparitionなど、カードを捨てることに意義を見出せる伝説のクリーチャーと併用するとシナジーを形成しやすい。
- また、ルーターではなくアンタップする側面に着目してコンボパーツとして運用することも考えられる。例えばスタンダード範囲でも、続く機械兵団の進軍:決戦の後にで登場した力線の浸透/Leyline Immersionとの組み合わせで伝説の呪文を大量に唱えることが可能となる。
- 第2面
- トランプルに加え、ダメージの発生源のコントローラーの手札を無作為に追放して踏み倒す大型クリーチャー。カード名・サイズ・誘発条件などから、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを意識していると見て間違いないだろう。
- 計7~8マナを費やしたクリーチャーの性能として見るとやや控えめなサイズではあるが、マナフラッド受けや詰めの一押しの場面では十分強力な選択肢となる。
- 能力はブロックされ相討ちに持ち込まれたりダメージ系の除去を受けてもカード・アドバンテージで損をしなくなるもの。手札補充により後半戦でも潤沢な手札を有するデッキに対しては効果的だが、あくまで無作為のため踏み倒しへの過度な期待は禁物である。
- また、自分の発生源からダメージを与えることにより自分の手札から踏み倒すこともできる。運が絡むので踏み倒しのメインギミックにはなりえないが、全体火力などがある場面でマナ効率よく動くことができるため覚えておきたい。
総じて、序盤~中盤はルーターとして手札を整え、詰めの場面やマナフラッド時には変身して打点となれる、ゲームの全局面で活躍できるクリーチャー。変身コストが重く、対応して除去されるとテンポ面に大きな損失が出るので、変身するか別の用途にマナを使うかの判断は慎重に行いたい。
登場時のスタンダードではエスパー・レジェンズに採用される。エルドレインの森参入後は各種大釜デッキでコンボパーツとなっている。
パイオニアではローナ・コンボのキーカードとなっており、撤回のらせん/Retraction Helix+モックス・アンバー/Mox Amberの組み合わせで無限マナを生み出す。
- 第2面の誘発型能力のルールは解決中に呪文を唱えるおよびマナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- この伝説サイクルの一部のカードは、第2面に既存のファイレクシアンを思わせる要素がイースター・エッグとして仕込まれている[1]。被ダメージで能力が誘発する黒の5/5の抹消者/Obliteratorという点から、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorが元ネタと見て間違いないだろう。
関連カード
- ギックスの信奉者、ローナ/Rona, Disciple of Gix
- シェオルドレッドの心酔者、ローナ/Rona, Sheoldred's Faithful
- 侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion - トレイリアの抹消者、ローナ/Rona, Tolarian Obliterator
サイクル
機械兵団の進軍の、ファイレクシアンに変身する両面カードクリーチャーのサイクル。コストにファイレクシア・マナを含む起動型能力で、変身後は起動コストの色が追加された多色になる。コモンに反時計周りの友好色のサイクル、アンコモンに対抗色のサイクル2つ、レアに時計回りの友好色の伝説のクリーチャーのサイクルが存在する。
- 白
- タルキールの砂丘造り/Tarkir Duneshaper - つややかな砂丘踏み/Burnished Dunestomper (白→緑白 コモン)
- ニューカペナの熾天使/Seraph of New Capenna - 新ファイレクシアの熾天使/Seraph of New Phyrexia (白→白黒 アンコモン)
- 太陽恵みの守護者/Sun-Blessed Guardian - 炉恵みの征服者/Furnace-Blessed Conqueror (白→赤白 アンコモン)
- 光輝の夜明け、ヘリオッド/Heliod, the Radiant Dawn - 歪んだ日食、ヘリオッド/Heliod, the Warped Eclipse (白→白青 レア)
- 青
- 鏡の騎士団/Order of the Mirror - 雪花石の徒党の騎士団/Order of the Alabaster Host (青→白青 コモン)
- 囚われの奇魔/Captive Weird - 完成化した妖術師/Compleated Conjurer (青→青赤 アンコモン)
- スカイクレイブの曲芸士/Skyclave Aerialist - スカイクレイブの侵略者/Skyclave Invader (青→緑青 アンコモン)
- 侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion - トレイリアの抹消者、ローナ/Rona, Tolarian Obliterator (青→青黒 レア)
- 黒
- 霊気刃の工作員/Aetherblade Agent - ギタクシア派の精神刺し/Gitaxian Mindstinger (黒→青黒 コモン)
- 荒廃刈りのサリッド/Blightreaper Thallid - 荒廃蒔きのサリッド/Blightsower Thallid (黒→黒緑 アンコモン)
- 鼠の風来坊/Nezumi Freewheeler - 忌まわしい風癘坊/Hideous Fleshwheeler (黒→白黒 アンコモン)
- 王国の未亡人、アヤーラ/Ayara, Widow of the Realm - 炉の女王、アヤーラ/Ayara, Furnace Queen (黒→黒赤 レア)
- 赤
- 紅蓮のいたずら者/Pyretic Prankster - ぎらつく暴力屋/Glistening Goremonger (赤→黒赤 コモン)
- 悩まされる職工/Harried Artisan - ファイレクシアの空剥ぎ/Phyrexian Skyflayer (赤→赤白 アンコモン)
- 呪文槍のケンラ/Khenra Spellspear - ギタクシア派の呪文追い/Gitaxian Spellstalker (赤→青赤 アンコモン)
- 原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror - 原初の病、エターリ/Etali, Primal Sickness (赤→赤緑 レア)
- 緑
- 結束した群獣/Bonded Herdbeast - 板金鎧の窯獣/Plated Kilnbeast (緑→赤緑 コモン)
- ノットヴォルドの隠遁者/Gnottvold Hermit - 金属の徒党の大男/Chrome Host Hulk (緑→緑青 アンコモン)
- 雑草学の指導者/Herbology Instructor - 疾病の発動者/Malady Invoker (緑→黒緑 アンコモン)
- ポルクラノスの再誕/Polukranos Reborn - 破滅のエンジン、ポルクラノス/Polukranos, Engine of Ruin (緑→緑白 レア)
ストーリー
ついにファイレクシアンとして完成化したローナ/Rona。
詳細はローナ/Ronaを参照。