対抗呪文/Counterspell

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Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


アルファベータ時代から打ち消しという概念を生みだしたカードパーミッションというの最も代表的な戦術の中核を成し、青いカードの代表格として多くのエキスパンションに収録された。

どんな強力な呪文唱えられようとも、たったの(青)(青)でそれを相殺してしまう。そのため、アンタップ状態の2枚と手札1枚があるだけでブラフが成立した。

またその強力なカードが既に戦場パーマネントとして出てしまっている場合であっても、これまた青の基本戦術であるバウンスで手札に戻して、再展開されたところを打ち消すというテクニックもある。カード・アドバンテージは失ってしまうが、相手からすれば「一度通しても安心できない」というプレッシャーとして機能する。

スタンダード現役時代は大部分の青デッキにフル投入される等、極めて高い採用率を誇った。

第8版再録されずスタンダード落ち。再録されなかったことを嘆く人は多く、特に当時「青好き」として知られていた日本人にはそのようなプレイヤーが多かったが、また同時に、これを手放しで喜んだプレイヤーが多かったことも事実である。

その後第10版には、このカードの後継者としてデザインされた取り消し/Cancelが収録された。これにより、今後再録される可能性の低いカードとみなされており、現在はエターナルでしか使えなくなっている。様々な人に好かれ嫌われ、そして見送られた、本当に恵まれたカードである。

現在のところ、ヴィンテージでは、Force of WillMana Drainの2大カウンター呪文の後塵を拝するといった立ち位置だが、レガシーではランドスティルをはじめとする低速デッキを中心として依然活躍を見せている。

唯一の弱点は、2マナダブルシンボルという色拘束の強さ。ウルザランド色マナが圧迫されるウルザトロンなどではマナ漏出/Mana Leakを優先する事も多い。

フレイバーテキストは以下の3種類存在する。

アイスエイジ版

決闘はますますわたしに不利となり、ズアーは、わたしはもはや終わりだと見切ったのか、彼はわたしの魂を喰らうこともできるなどと誇ったのです……ですがその実、喰っていたのは言葉だけだったのです。
――― キイェルドーの王室魔道師、グスザ・エバスドッター

テンペスト版

どうせお粗末な呪文だったんだろうさ。
――― 熟達の魔術師、アーテイ

メルカディアン・マスクス版

そなたたちの攻撃は何の被害ももたらしていない。しかし、なかなか洒落てはいるわね。
――― サプラーツォの大臣

関連カード

主な亜種

上記の通り、ほぼすべての打ち消し系カードはたどっていけばこれの亜種と言える。ここではキーワード能力やメカニズム関連で確定カウンターであるものを挙げる。いずれもダブルシンボルである。

参考

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