提供:MTG Wiki

2021年4月26日 (月) 15:31時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

イラストIllustration)とは、文字通り、カード上部に描かれている絵のこと。文章欄の下には、そのイラストのアーティストが表記されている。絵は基本的にルールには影響しない。

直接ゲームとは関係しないものの、イラストが良いカードは人気が出る。イラストが綺麗という理由でどうみても構築のデッキに入らないカードのシングル価格がやたら高くなることもある。コレクション性や商品的価値にも関わる、マジックを構成する重要な要素の1つである。Masterpiece Seriesコレクター・ブースターパックショーケース・フレームなど、イラストやの異なる稀少版が封入されることもある。また、再録カードは過去に印刷された別の版のものも使えるため、イラストにこだわり旧いカードを愛用するプレイヤーも少なくない(特に基本土地が顕著)。

また、ルール無用の銀枠セットでは時折絵を参照するカードも登場する。→イラストランページアーティスト・マターなど

  • 「ルールに影響しない」という点は時に重要である。 例えばイラストが明らかに空を飛んでいるクリーチャーであっても、飛行を持たないことがあり得る。Whippoorwillの項目も参照。
  • 社会情勢と国や地域の法律によって、イラストが差し替えられたもの(邪悪なる力/Unholy Strengthと英語版の絵で「骸骨、髑髏」が登場したカードの中国語版カードなど)、Gathererにおける画像を削除し認定イベントにおいて使用禁止に指定されたもの(Cleanseなど)もある。
  • (このWiki内でも)イラストと呼ばれることが多いが、公式に日本語訳されたルールではと表記されている。
  • 絵が描かれていないカードも存在する[1]

エピソード

イラストの傾向

ほとんどの有色カードや色マナの出る土地のイラストは、カードの色に色調を合わせてある。クローサの報復者/Krosan Avengerイラスト)など、「色が合っていないから」という理由でイラストが別の色のカードに転用されたケースもあるほど。一方で、赤いカードを想定して描かれたアライアンス意志の力/Force of Willイラスト)のように、手違いで色と全く関係のないイラストになってしまった事例も稀にある。

  • カードイラストは国民性や嗜好が強く出る部分でもある。
  • トレーディングカードゲーム」の元祖だけあって、その後作られる同ゲームの雛形となった部分が数多いが、写実的幻想的抽象的コミカルなタイプなどの「全く個性の違う」別々のイラストレーターのバラエティ溢れる絵柄のカード群が溢れる内容になった点などはかなり画期的である。今でもスタンドアローンのカードゲームでは同一のイラストレーターが全てのイラストを手がける例もある。
    • ミラージュの一部を契機に、それ以前は純粋な水彩や油絵(いわゆるアナログ絵)だったものがコンピューター・グラフィックスを使って描画されるようになってきた。さらに第7版辺りを境に「世界観を統一する」名目で似たような雰囲気のイラストが多くなってきている。最近の絵はむしろCG処理をしていない物の方が珍しく、全体に写実性が非常に増した。
      • 「CG以前」と「CG以後」ではまるで別のカードゲームの様な趣である。古い魔力消沈/Power Sinkイラスト)のようなアナログ感満載の味わいあるイラストも、古きよきマジックを愛する向きには寂しくもある。

参考

  1. Now Entering Dr. Lair's Secretorium Superdrop(Daily MTG 2021年4月22日)

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif