青緑スレッショルド

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2008年2月25日 (月) 10:27時点におけるGotcha! (トーク | 投稿記録)による版
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ターボスレッショルド、スレッショルドビートなどとも呼ばれる。 オデッセイ・ブロックスレッショルドクリーチャーをメインにした青緑ビートダウンの一種。


Werebear / 熊人間 (1)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 熊(Bear) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、熊人間は+3/+3の修整を受ける。

1/1

土地を切り詰めて軽量ドローを連打しライブラリーを掘り下げスレッショルドに到達させるのが狙い。

カウンターによりクリーチャーを守るクロック・パーミッションの一種でもある。

目次

オデッセイ・ブロック

オデッセイスレッショルドが世に出ると同時にDave Humpherysらによって考案された青緑ビートダウンデッキ


Wild Mongrel / 野生の雑種犬 (1)(緑)
クリーチャー — 犬(Dog)

カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。

2/2


Careful Study / 入念な研究 (青)
ソーサリー

カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。


土地を切り詰めドローディスカードを両立するカードを多く採用し、野生の雑種犬/Wild Mongrelなども織り交ぜて最速3ターンでのスレッショルドを目指すことにより、高速で大型のスレッショルドクリーチャー展開する。

もとはオデッセイ・ブロック構築発祥のデッキだが、スタンダードでも展開力とドロー性能はステロイドより早く、さらにその高速性ゆえに強い(サイカトグを食える)ので、世界選手権02でもマッドネスより多いおよそ1割ものプレイヤーが使用していた。 が、ネタが割れてしまい、逆に研究が進んだサイカトグに食われ、どうにかRaphael Levyが16位という結果に終わる。 LevyのレシピWorld Championship Decks 2002を参照。

ワームの咆哮/Roar of the Wurmクローサの獣/Krosan Beastなどを投入した大型タイプや、栄光/Glory秘教の処罰者/Mystic Enforcerなどを入れたタッチタイプで巻き返しを図るも、オンスロートで得たものがルーンの解読/Read the Runes程度で、さらに爆発力でマッドネスに劣り、衰退の一途を辿っていった。

  • 生みの親であるDave Humpherysが、世界選手権時にはコテコテのサイカトグを使っていたのは皮肉な話である。
  • 同様のスレッショルドデッキとして激動/Upheavalリセットをメインとした8Manも存在したが、このデッキとは挙動がまた少し異なっている。

詳細は8Manの項目を参照のこと。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (19)
4 敏捷なマングース/Nimble Mongoose
4 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 熊人間/Werebear
3 不可思議/Wonder
インスタントソーサリー (19)
4 霊気の噴出/AEther Burst
1 打開/Breakthrough
4 留意/Mental Note
4 入念な研究/Careful Study
3 ワームの咆哮/Roar of the Wurm
3 行き詰まり/Standstill
土地 (22)
3 ケンタウルスの庭園/Centaur Garden
8 森/Forest
11 島/Island
サイドボード
4 被覆/Envelop
1 森/Forest
2 クローサ流再利用/Krosan Reclamation
2 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur
4 リスの巣/Squirrel Nest
2 激動/Upheaval

レガシー

新たなフォーマットとしてレガシーが成立してから、再び注目されるようになった。


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*


Brainstorm / 渦まく知識 (青)
インスタント

カードを3枚引き、その後あなたの手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。



Force of Will / 意志の力 (3)(青)(青)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


土地を切り詰め(フェッチランドを除けば10枚前後)、低マナ域にシフトすることによってドロー、カウンター、除去を同時に行い、フェッチランドも組み合わせつつ高速でスレッショルドに到達させる。

当初からデッキの完成度が高くメタの一角を担っていたデッキであるが、(→*1未来予知タルモゴイフ/Tarmogoyfが加わるや否や、瞬く間にトップメタの座に君臨する事となる。

そのポテンシャルは、本来相性が悪いはずのビートダウンにさえ殴り勝ってしまうという事態をも引き起こし、まさに王者に相応しい暴れっぷりを見せ続けている。


デッキの構成は青緑をベースに、3色目によってサポートする形をとるのが一般的。 以下に各色の特徴を述べる。

  • 青緑…3色目を投入しないタイプ。色事故を気にしなくて良いため積極的に不毛の大地/Wastelandを採用出来るのが利点。

また、その他のスロットは追加のドロー呪文や軽量カウンターが採用される。

クロック・パーミッションの弱点をある程度克服しているため、この色構成は特に人気が高い。


さらなるコントロールカードとして仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesなどが採用する事もある。

また、相殺/Counterbalance師範の占い独楽/Sensei's Divining Topギミックを取り入れたタイプも活躍している。 → Baseruption



これらの部分も、メタの中心に居続けている理由の一つとなっている。

だが、それがなくともタルモゴイフ/Tarmogoyfは十分に強力であり、また環境にタルモゴイフ/Tarmogoyfが溢れていることで諸刃の剣となり得るため、現在はあまり好まれない。


未来予知

メインデッキ (60)
クリーチャー (12)
4 敏捷なマングース/Nimble Mongoose
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 熊人間/Werebear
インスタントソーサリー (30)
4 渦まく知識/Brainstorm
4 目くらまし/Daze
4 Force of Will
2 留意/Mental Note
4 呪文嵌め/Spell Snare
4 もみ消し/Stifle
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
4 思案/Ponder
土地 (18)
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
1 森/Forest
1 冠雪の島/Snow-Covered Island
4 Tropical Island
4 Tundra
サイドボード
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
2 クローサの掌握/Krosan Grip
3 相殺/Counterbalance
1 崇拝/Worship
3 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
1 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

フェッチランド及び、渦まく知識/Brainstorm思案/Ponderのドロー二枚看板によって、スレッショルドを待つまでもなく、巨大化したタルモゴイフが相手を蹂躙する。

初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (10)
4 熊人間/Werebear
4 敏捷なマングース/Nimble Mongoose
2 巣立つドラゴン/Fledgling Dragon
インスタントソーサリー (32)
4 目くらまし/Daze
4 火+氷/Fire+Ice
4 Force of Will
4 対抗呪文/Counterspell
4 稲妻/Lightning Bolt
4 留意/Mental Note
4 血清の幻視/Serum Visions
4 渦まく知識/Brainstorm
土地 (18)
2 島/Island
4 Tropical Island
4 Volcanic Island
4 汚染された三角州/Polluted Delta
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
サイドボード
4 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 冬の宝珠/Winter Orb
3 帰化/Naturalize
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
2 赤霊破/Red Elemental Blast
1 紅蓮破/Pyroblast

参考

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