魂の管理人/Soul Warden

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2020年9月30日 (水) 20:38時点における版

クリーチャーが戦場に出るたびにライフを回復できる、白らしい軽量システムクリーチャー。

1マナと軽く、誘発条件もクリーチャーが戦場に出るだけと手軽なのが強み。対戦相手のコントロール下で戦場に出ても誘発するため、ビートダウン同士のゲームで序盤に出せば、それなりのライフを期待でき、ダメージレースを有利に進められる。また、コンボパーツとしても優秀であり、クリーチャーが戦場と他の領域を行き来したり無限トークンを出したりするコンボと組み合わせれば、無限ライフを狙うこともできる。

エクソダスで登場した際は、ウルザズ・レガシーでルーンの母/Mother of Runesが登場するまではよく白ウィニーで4枚積みされていた。コンボパーツとしてはアルーレンやプロジェクトXで利用された。

基本セット2011で、相性の良いアジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateやセラの高位僧/Serra Ascendantが出たことにより、ソウルシスターズが成立した。

パウパーでも白ウィニーや白単トークンで採用される。

クリーチャー戦が主体のリミテッドでは1ターン目に出せばかなりのライフを得られる。ライフ回復があまり重視されないリミテッドでもこの回復量は馬鹿にはならず、ダメージレースになれば優位に立てる。1/1とはいえクリーチャーである点もコンバット・トリックやチャンプブロック等に役立つのでうれしい。デッキに入れて損はないクリーチャーである。

• オーリオックのチャンピオン/Auriok Championなどとは違い、ライフの獲得は強制である。フレイバー・テキストの通り、ライフの得忘れがないように注意しよう。

魂はよく注意して数えよ。失われた魂がないかどうか確認せよ。

― ヴェクの教え

• 初出のエクソダスではコモンだったが、第９版再録時にアンコモンに格上げされた。続けて再録された第１０版でもアンコモンであったが、基本セット2010では再びコモンに戻っている。

関連カード

• 逆に火力を飛ばせるものは伏魔殿/Pandemoniumの項を、ドローするものは垣間見る自然/Glimpse of Natureの項を、トークンを生成するものは若き紅蓮術士/Young Pyromancerの項を参照。

主な亜種

クリーチャーが戦場に出るたびに誘発してライフを得るカード。特記しない限り白のクリーチャーで、他のあなたのクリーチャーが戦場に出た時にのみ誘発して1点回復。

• 天使の合唱/Angelic Chorus - エンチャント。そのクリーチャーのタフネス分回復。5マナ。（ウルザズ・サーガ）
  • セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice - 天使の合唱を内蔵しているクリーチャー。(1)(緑)(白)起動のタップ能力で居住を行える。緑白4マナ。（ラヴニカへの回帰）
  • 翠緑の太陽の化身/Verdant Sun's Avatar - 自身が戦場に出る時にも誘発する天使の合唱を内蔵しているクリーチャー。緑の7マナ。（イクサラン）
• レオニンの古老/Leonin Elder - クリーチャーではなくアーティファクトが戦場に出た場合に能力が誘発する。回復は任意。1マナ。（ミラディン）
• オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion - プロテクション(黒と赤)を持ち、回復が任意。2マナ。（フィフス・ドーン）
• 本質の管理人/Essence Warden - 緑にタイムシフト。1マナ。（次元の混乱）
• 魂の従者/Soul's Attendant - 魂の管理人と同じ白の1マナで、回復が任意になった上位互換。（エルドラージ覚醒）
• 活力の力線/Leyline of Vitality - 力線エンチャント。回復が任意で、さらに全体+0/+1修整も施す。緑の4マナ。（基本セット2011）
• 縫合の僧侶/Suture Priest - 対戦相手のコントロール下でクリーチャーが戦場に出た場合はライフゲインではなくライフロスの能力が誘発する。どちらも任意。2マナ。（新たなるファイレクシア）
• 群れの癒し手/Healer of the Pride - 2点回復になった上位種。4マナ。（基本セット2013）
• 死の国の造幣工/Underworld Coinsmith - クリーチャー・エンチャント。自身か他のエンチャントが戦場に出るたびに回復。白黒2マナ。（ニクスへの旅）
  • 結節点の番人/Nexus Wardens - エンチャントが戦場に出るたびに2点回復。緑の3マナ。（テーロス還魂記）
• マルドゥの悲哀狩り/Mardu Woe-Reaper - これか他の戦士が戦場に出るたびに、いずれかの墓地からクリーチャーを1枚追放すれば回復。1マナ。（運命再編）
  • ドラグスコルの騎兵/Drogskol Cavalry - スピリット限定だが2点ゲイン。(3)(白)でスピリット・トークンを生成できる。7マナ。（イニストラードを覆う影）
  • むら気な召使い/Wayward Servant - ゾンビ限定だが1点ドレイン。白黒2マナ。（アモンケット）
  • 溶岩腹スリヴァー/Lavabelly Sliver - スリヴァー限定だが1点ドレイン。これ自身が戦場に出た時にも誘発。白赤3マナ。（モダンホライゾン）
  • 翼の司教/Bishop of Wings - 天使限定だが4点ゲイン。（基本セット2020）
  • 生命の絆の僧侶/Cleric of Life's Bond - クレリック限定。(ゼンディカーの夜明け)
• 敬虔な福音者/Pious Evangel - 自身が戦場に出る時にも誘発。両面カードの第1面。3マナ。（イニストラードを覆う影）
• アジャニの歓迎/Ajani's Welcome - 1マナのエンチャント版。（基本セット2019）
• 情熱的な扇動者/Impassioned Orator - 2マナ。（ラヴニカの献身）
• 叶えられた祈り/Answered Prayers - エンチャント。さらにターン終了時まで3/3飛行クリーチャー化する。3マナ。（モダンホライゾン）
• ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain - 黒のクリーチャー限定だが1点ドレイン。これ自身が戦場に出た時にも誘発。黒3マナトリプルシンボル。（エルドレインの王権）
• 太陽に祝福されしダクソス/Daxos, Blessed by the Sun - 他のクリーチャーの死亡時にも誘発する。白2マナダブルシンボル。（テーロス還魂記）
• コーの祝賀者/Kor Celebrant - 自身が戦場に出たときにも誘発する。3マナ。(ゼンディカーの夜明け)

唱えるたびに誘発して回復するものには、アーティファクトであるラッキーチャーム系統を始め、以下のものがある。

• 恵みの祖霊/Auspicious Ancestor - いずれかのプレイヤーが白の呪文を唱えるたび(1)を支払えば回復。これ自身が死亡しても3点回復。4マナ。（ミラージュ）
  • 薬剤師の信徒/Apothecary Initiate - PIG能力の無くなった恵みの祖霊。1マナ。（シャドウムーア）
• 寛大な麒麟/Bounteous Kirin - あなたがスピリットか秘儀を唱えるたび、そのマナ・コスト分回復。任意。緑の7マナ。（神河救済）
• コーの火歩き/Kor Firewalker - いずれかのプレイヤーが赤の呪文を唱えるたび任意で回復。プロテクション(赤)。2マナ。（ワールドウェイク）
• 生命鍛冶/Lifesmith - あなたがアーティファクトを唱えるたび(1)を支払えば3点回復。緑の2マナ。（ミラディンの傷跡）
• オジュタイの学徒/Student of Ojutai - あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび2点回復。4マナ。（タルキール龍紀伝）
• 万神殿の伝令/Herald of the Pantheon - あなたがエンチャント呪文を唱えるたび回復。あなたのエンチャント呪文のコストを(1)下げる。緑の2マナ。（マジック・オリジン）
• 王神の信者/God-Pharaoh's Faithful - あなたが青か黒か赤の呪文を唱えるたび回復。1マナ。（破滅の刻）
• 次元間の標/Interplanar Beacon - あなたがプレインズウォーカー呪文を唱えるたび回復。土地。（灯争大戦）

土地が出るたび誘発だと緑の放牧の林鹿/Grazing Gladehart、ジャディの横枝/Jaddi Offshoot、カザンドゥへの撤退/Retreat to Kazanduに、対戦相手のクリーチャーが出たときのみ誘発だと領事の権限/Authority of the Consuls、侵入者への呪い/Trespasser's Curseになる。

参考

• カード個別評価：エクソダス - コモン
• カード個別評価：基本セット2010 - コモン
• カード個別評価：第１０版 - アンコモン
• カード個別評価：第９版 - アンコモン
• カード個別評価：モダンマスターズ2017 - コモン